表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/69

(7)

「うわああああッ‼」

 俺は監視カメラに向けて散弾銃をブッ放ち……。

「す……すいません、先輩……あの、話が長くなりそうなんですけど、いいですか。あ……ごめんなさい、僕、くどい話し方しか出来なくて」

 えっ?

 ここに居たのは……永遠の夜(エーリッヒ・ナハト)じゃなかったのか?

 何で、ここに……見習い君が居る?

「あの監視カメラを壊しても……先輩の顔が写ってる映像は残ってますよ」

「いや、カメラ壊したぞ」

「いや、その映像そのものは……サーバかNASか何かに残ってる筈です」

「サーバって何だ? あとナスって野菜の?」

「ええっと……ああ、PCの特殊な奴です」

「あ……なるほど、判った。どこに有る?」

「多分、警備員が知ってます」

「でも……あいつらは……」

 俺は見習い君が倒した警備員を指差した。

「すいません、うっかり全員殺しちゃいました」

「き……君にしては……ちょっと痛恨のミスだな」

「大丈夫ですよ。まだ、ゾロゾロとやって来る筈ですから……穏当に説得すれば教えてくれる筈です」

「ああ、そうだな……行くか……」

「いえ……来たようです」

「武器を捨て……うぎゃあッ‼」

 やって来た……あれ? 警備員じゃない、警官だ。

 それも……殴り込み専門部隊の……。

「あの……すいません」

 1人目、見習い君に両目をえぐられ戦闘不能……。って、防護ゴーグル付けてるのにか……?

「ちょっと聞きたいんですが……」

 2人目、見習い君が足払いをしただけで……えっ? 両足の膝が変な方向に曲がってる?

「ここのサーバ・ルームの場所知ってる方居ますか?」

 3人目、かなり重そうなボディアーマーを付けてるのに軽々と投げ飛ばされ……。

 そして最後の1人……。

「ししししし知りませんッ‼」

「あ……そうですか。残念です。本当に残念です」

「ぎゃああああッ‼」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ