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小さな子供のようなネクロマンサー

「え!?ユナさんって亡くなった人の魂を呼べるの!?」


 ユナは目を見開いて驚いていた。


「は、はい。時々ここで亡くなった人の魂さんとお話をするんです。あの、えーっと……貴方の事をなんてお呼びすればいいですかね?」


 ユナは自己紹介をしたのに、自分はしていない事に気が付いた。


「あぁ、ごめん。自分の自己紹介がまだだったね。僕の名前はカイトって言うんだ」


「その、カイトさんは亡くなった人とお話出来るわたしが怖く無いのですか?」


 ユナは恐る恐る聞いて来た。


「なんで?ユナさんは何か悪い事でもしてるの?」


 ユナは首を横にブンブンと振った。


「いえ、そう言う訳では無いんです!そう言う訳では無いんですが、魔女さんが人間にはわたしがネクロマンサーの事を教えたらダメだって……。怖がるし、近付くのもダメだから魂さんとお話するくらいにしてねって……」


 魔女?ここは絵本の世界か何処かなのだろうか。ユナが嘘を言っているようにも聞こえないから余計に頭がこんがらがる。


「じゃあ、ユナさんはネクロマンサーの事を人に教えちゃダメなのになんで僕に自分はネクロマンサーって事を教えたの?」


 僕が質問した時ユナは目を見開いた。


「はっ!!ほんとだ!なんでわたしは教えたのでしょう!ばかばか!わたしのばかぁ!わたしの事、怖いですよね?」


 ユナの慌てふためく姿は怖いよりも可愛いの方が的確だった。


「そんな事無いよ。怖いより可愛いの方が似合うかな」


「小さい子供みたい」と思ったけど口に出すのは辞めた。


「あ、今わたしの事子供みたいって思いましたね!魂さんもわたしを見る時そんな顔してました!わたしはもう14歳なのですよ!子供じゃ無いのです!」


 ユナは両手を腰に当ててドヤ顔をしていた。その姿が一層小さい子供に見える。歳は自分よりも一個下という事が分かった。


「ねぇ、ユナさん」


「はい?なんですか?」


「ユナさんにここに呼んで欲しい魂があるんだけど、呼んでくれないかな?」


 僕はユナにお母さんの魂をここに呼び出せないかと提案する事を思いついた。

「なのです」って語尾、最高ですよね。今回も読んでくださり、ありがとうございます。

今作のヒロインには私の好きが混ぜ込んであるので共感してくれた貴方(いるか知らない)是非語り合いましょう。

語尾が敬語とか行動が一々子供っぽいの好きすぎて辛いです。(書いてて最高です)

次回もよろしくお願いします!

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