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狂気の大賢者の冒険記~異世界でマイペースな大冒険~  作者: 秋星 優樹
狂気の大賢者の異世界転移
14/17

#14 試験っていい思い出ないわー

作者です。

いつも作者ですって言ってるけど、俺自身も優樹だから

優樹ですって言うとすっげぇややこしくなるよね()

そんなどうでもいい前書きの後に本編どうぞ~

「ではまず算術から始めたいと思います。

これが出来ないと色々困る場面もございますので」


「そりゃあそうだな、じゃあさっそくお願いするよ」


「分かりました、では…」


そう言ってレインは問題を出していく。

と言っても、先ずは初歩で簡単な足し算と引き算からである。

当然、日本人である優樹がこの程度で苦戦するはずもない。


「お見事ですね、まさか5桁の計算を暗算で出来るとは…」


「これぐらいはなんてことないさ、さてお次は?」


「では次は他の計算を出してみましょう…」


今度は掛け算や割り算、小数や分数、正負の数と中学レベルまで上がってきた。

しかし優樹だってバカではないし、むしろそれなりにいい方ではある。

なのでこの程度で躓くほどではなかった。


「……分数と小数が混じってる計算すらできるとは、正直想定外ですね…」


「まぁ、見た目と中身は全然違うってことだ」


一応、何故ここまで簡単に計算ができるかを補足しておこう。

優樹は元々の地頭は良いが、本来ここまでではない。

だが、魔術により思考速度の加速と記憶領域の拡張が可能なのだ。

一度計算した事をほぼ忘れない為、暗算においては恐ろしい能力を発揮する。


「参りましたね…今まで全ての計算を正解した方はいないんですよ…

とにかく、算術に関しては素晴らしい能ご力をお持ちということは分かりました。

では、続きまして語学関連の試験に移りたいと思います」


そう言って語学の試験に移るレイン。

だがしかし忘れてはいないだろうか…

優樹は"言語に含まれる意思を読み取り理解する事が出来る"事を…

レインは先ずは人間の一般的な言語であり、

世界共通の言語である"ウィリアッシュ"というイングリッシュ的な言語から始める。

当然、既に理解している以上、問題なく答えていく。

そしてレインは別の言語を使い始める。

エルフ語の"エルフィン"に、ドワーフ語の"ドワーベン"

獣人族の共通語である"ヴィラース"等。

しかしレインがほかの言語で発言しようが

その意味を即座に理解してしまう優樹はすべて正解してしまう。


「……結構高難度な物もあったんですが、よく答えられますね…」


「まぁその辺は詮索しないでもらうと助かるよ」


「あはは…そうですか、じゃあ次に移りますかね…」


そう言って頬を引きつらせながらページをめくるレイン。


「最後に、冒険者に必須な知識です。

モンスターの弱点や証明部位、採集のやり方や

後は冒険者におけるマナーの様な物が問題になります」


「了解、冒険者のマナーは自信ないが、始めてくれ」


「了解です。

…既に、余程実技試験が酷くない場合ブロンズは確定ですけどね…」


「そりゃいいね、ブロンズ確定はありがたい」


そう言ってのける優樹にため息しか出ないレイン。

そうして、座学における最終試験が始まる。



「ゴブリンの弱点は?」


「属性的には火と光。

後は貧相な体で骨が脆くて軽いから打撃に弱い。

逆に槍とかの貫通系は痛みに強いから効きにくい」



「オークと戦う際の注意点は?」


「普通のオークに紛れてグレートオークが混じってる事が有るから注意。

見分け方は腰布が綺麗で模様がついているか。

対処法は目が光った時の攻撃は大きく避ける」



「ポルメ草を見分けるコツは?」


「ドクダミと違って、葉の裏がピンク色に近い。

あと、花の色もピンクだから咲いてればそれでもわかる。

後はドクダミと臭いが違う」



「前で戦闘中の他の冒険者がいる、どうする?」


「状況を見て問題なさそうなら待つか避ける。

良くなさそうなら一声掛けて許可が出れば加勢」



そんな感じで次々と質問に答えていく優樹。

暫くして全ての問題を終えた。


「…一部模範解答とは違う部分もありましたが、

大きく間違ってるところは無く、寧ろ上級者向けの最適解もありましたね…

正直、文句の付け所が全然ありません…」


「それはつまり?」


「…満点、ということで問題ないと思います。」


「そりゃよかった。」


そうにこやかに告げる優樹。

100人に聞いたら99人がイケメンと答えるレインが

思わずため息を付きたくなるほどのいい笑顔である。

優樹は魔法で弄ってるためmこの世界から見ても美形に見える容姿をしている。

変性魔法による整形パワー、恐るべし。


「では、実技試験と行きましょうか。

さほどひどくない限りブロンズには行けますし、

素人レベルでもアイアンは確定ですけどね…

…まぁ、大人であるゲイスの拳を簡単に受け止められる時点で

まず間違いなく弱くないってのはわかりますけどね…」


「そりゃまぁ、実力があるってマルクスからの手紙にもあったろ?」


「それもそうなんですがね…

そもそも、これで職業で魔術師ってところが私は怖いですよ…」


先程までの部屋を離れ、実技試験の会場へ案内しながらそう言うレイン。

チラッと出て来たゲイスというのは受付のあの変態青年の事である。

この世界では職業というのは幾つかの階級で分けられていて、

優樹の開示した【魔術師】というのは、中級に分類される。

これは、それなりに慣れてきた中堅の魔術師が持つ職業である。

当然、18の優樹が持っているはずの無い職業だが、

正直、これで驚いていたら心臓がいくつあっても足りないのだ。

そんな感じで呆れられたりしているうちに、実技試験の会場についたようだ。


「ではこちらへ……何ですかこれは…」


「……はぁ…」


そう言って目を見開くレインと、うんざりした様子の優樹。

それもそうだろう、そこにあった光景は…


「先程は家の"息子"であるゲイスが失礼したな、

俺の名はゲイザー・フォン・アグリガルム、ゲイス・アグリガルムの父親で

子爵であるアグリガルム家の現当主だ。」


ゲイザーと名乗った子爵らしい厳つい男性と、

その後ろに隠れながら優樹を睨み付けるゲイスこと受付の青年がいたのだから。

乗ってればこの位は苦も無く書けるんやけどなぁ...

設定凝りすぎて本編進まない癖、どうにかしなきゃ()

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