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巻きぞえアリスの異世界冒険記。  作者: 冬野夏野
始まりの章
24/53

非日常は呪いのように




昼休みの後、意識が変わったことで真面目に授業に取り組むもののそう簡単に変わるわけもなく、魔法を暴発させるが心なしかマリオン先生が根気よく私に付き合ってくれた。

付きっきりで教えてくれる先生のためにもちゃんと結果を出さなくては申し訳ない。

実際に失敗してただただ激しく燃え上がるだけだった炎を、的にしっかりと飛んでいく火の玉のイメージへと変換する。

そう言ったイメージトレーニングをしながら、放課後の街を歩いていた。

目的地はヨルン神父がいる教会で呪いの相談と借りていた服を返しに行く。


「何をするにもまずこいつをどうにかしないとね…」


ワイシャツの内側で揺れる呪いのネックレスに視線を落とし、様子を見る。

昼休みに妙な気配を撒き散らしていた気配はもうしないが、相変わらず不気味だ。

何かを頑張るにしてもこれを取ってからじゃないと、安心して取り組めない。

陽が落ちてきた時間帯、目的の教会は町外れにあるために自然と人気の少ない道を歩くことになる。


「……?」


ふと誰かに付けられているような嫌な気配を感じるが、辺りを見回しても誰もいない。

現代でもバイト帰りの夜道は不審者につけられている気配を感じて身の危険を感じることがあった。

そういう時は大体杞憂で済んだが…。



「…早く行こ」


万が一の時の想像と突然バサバサと飛び立った鴉の羽音によって、背筋に寒気を感じ大いにビビった私は早々に教会へ向かうことにした。









ー巻きぞえアリスの異世界冒険記24ー










「神父さまー?」


寂れた教会の大きなドアを開き、室内を覗いてみるがヨルン神父の姿はない。

もう陽も沈みそうな夕暮れ時だから教会やってないのかな…教会の営業スタイルなんてわかんないけど。

しかし出入り口で悩む私の耳に教会横にある広場から子どもの楽しげな笑い声や話し声が耳に届く。

誘われるまま広場へと赴くと小学生低学年〜中学生くらいまでの子ども達が元気に駆け回っている。その子ども達の輪の中には見知った顔もあった。


「ニール…カミルもいるじゃない」


学園で見るような気だるげなニールは何処へやら、子ども達相手に優しい笑顔を振りまき全力で遊ぶ姿は気のいいお兄ちゃんそのものだった。

一方カミルは大人し目の子ども達と汚れる事も気にせず、砂場で立派なお城と城下町を作って遊んでいた。


「子ども達、すごく楽しそうでしょう?ニールとカミル様が遊んでくれる日はああやって遅くまでずっと遊んでいるんですよ」


「ぅおっ!?神父さま!」


突然声をかけられて飛び上がるほど驚く私の隣には、いつの間に大きな紙袋を抱えたヨルン神父が穏やかな笑みを浮かべて立っていた。

紙袋から覗く食材を見て、ヨルン神父が今買い物から帰宅したことを察する。


「お帰りなさい!いやぁ、いつもとは違う2人を見たら何か意外で驚きました。特にニールが」


「カミル様はいつもお優しいですが、アレは捻くれてますからね。もしまたご迷惑をおかけしているようであれば言ってください。よく言って聞かせますから」


「あははは…是非お願いしますよ…」


グッと清々しい笑顔のままゲンコツを作るヨルン神父を見て、もうかけられているとは言えなかった。

せっかくあんな楽しげに遊んでいるのだから邪魔するのも無粋だし、加わるとしても呪いをどうにかしてからと私はヨルン神父に用件を伝えるべく、呪いのネックレスを取り出して見せる。


「今日は神父さまに用がありまして、これなんですけど…」


「!!和さん、そんな物を何処で……いえ、話は中へ入ってからにしましょうか」


優しい笑顔が一変して真面目な顔つきになったヨルン神父が素早く教会の中へ招き入れくれる。

一番前のベンチに私を座らせると、ヨルン神父は私が返却した修道服含めた荷物を置きに裏へ引っ込んで、数分後すぐに戻って来た。


「それではまずお話を聞かせてもらえますか?」


ヨルン神父にこのネックレスを見つけた経緯から勝手に装着されて、時たま不穏な空気を醸す事などなど、私のわかる範囲で全て話した。


「取れないし、知り合いからも呪われたって言われて…教会でなら解呪出来るって聞いたものでして」


「そうですね…確かにこちらでも呪いの解呪を承ってはいるのですが…」


見たことのない険しい顔をしたヨルン神父が持っていた綺麗な小瓶の栓を抜き、ネックレスに振りかける。

そんないきなり液体かけられたら濡れると思っていたら、突如ネックレスが拒絶するかのように怪しく光り出した。


「えっちょっ何!?あっっついっ!!」


「……」


本体から首紐まで火傷するくらいに発熱してジュッと液体を蒸発させたネックレスは怪しい空気を纏い、威嚇するように独りでにカタカタ震えている。何これぇ…。




「…浄化の光よ、魔を払いたまえ!ディプル!」


首は痛いし、目の前で黙って眼鏡を光らせていたヨルン神父が右手で印を結び白く光る魔法陣を展開して優しい淡い光が私に降り注ぐが、ネックレスはバリバリっと激しい電流を放ち光をかき消して拒絶した。

一瞬ではあるものの、耐えようのない激しい痛みにまたも身悶えする。そんな私を見てヨルン神父が悔しげに息を吐いて、首を振った。



「…これ以上は和さんの身が危ないでしょう。この呪いは簡単に解呪出来るものではありませんね」


「身をもって知りました…」


「この首飾りからは計り知れないほどの怨念を感じます。残念ながら私にはどうにも出来ません…お役に立てず、申し訳ありません」


「いやいや平気ですよ!今のところはずっとくっついてる以外に害ないし…刺激しなければ!」


深々と頭を下げるヨルン神父に全く安全性を証明できなかったが、とにかく大丈夫と訴えかけた。

多少の傷であれば直ぐに塞がる便利な身体だ。さすがに欠損してしまったらどうなるかわからないが、先ほどの痛み程度であれば耐えられる。

無理に取ろうとしなければ、今の所は被害もないから外せないストレスを我慢出来れば他に被害はない。


「もっと強力な聖薬を作る技術がこの手にあれば…」


「あーえー…あっ!!そう言えば神父さま!この教会のステンドグラスってすっごい綺麗ですよね!アレ何の神様なんですかぁ!?」



どんどんネガティブになって行くヨルン神父の気を逸らすために私はかなり強引に大きな声で問いかけた。

以前フォルカさんがじっと見つめていた天使や神々しい女神や神様が描かれたステンドグラスを指差してヨルン神父を見やれば、彼は少し呆然としながらもズレた眼鏡をかけ直して静かに話し始めた。


「あそこに描かれている神は創造神リヴェロアスタ様、女神はシュトラール様ですね」


「リヴェロアスタ様って知ってる!この世界の創造神様ですよね。本で読んだー!でも女神様はよく知らない…創造神の娘?」


「そういった見解もありますが、一般的にはリヴェロアスタ様が善と悪2つの存在へと別れた内、善を司る女神がシュトラール様なのですよ」


「…へぇ?良い方の神様って事ですね!てか悪い神様もいるんですね」


宗教には詳しくない私だが、キリスト教の聖書にもそんな感じの話があった気がする。


「…はい、悪を司る破壊神はサナトスといいます。その破壊神を崇める邪教団は世界の救済と称して数々の破壊活動を行なっていたそうです」


「そんな恐ろしい集団がいるんすか…」


悪い神様なのに信仰するんだなぁ…私にはさっぱり信者の気持ちはわからないが、元いた世界でもカルト集団の凶悪な事件が実際にあったことを思うと割と身近に感じて震えた。


「あくまでも聖書で語られる話ですから…そんなに怯えなくても大丈夫ですよ。それに彼らの神はとっくに滅びていますから」


「あ…え?故人なの?」


「女神と破壊神は何度も争い合って、破壊神はその身を打ち砕かれ、邪悪な魂は永遠の闇へと葬られました」


「女神様が勝ったんですね!やったー!」


「残念ながらシュトラール様も激しい戦いの末に滅びました」


「えーーーっ?!じゃどっちの神様もいないじゃん!今ぁ!」


「そうですね。この話が真実であれば、今のフォルテシアには神は存在しないのではないかと思います。かつては数多くあったとされた国はリーゼンフェルト以外に存在せず、白い霧に包まれた何もない大地…私はこの世界が緩やかに滅びへと向かっている気がしてならないのです」


何気ない神様の話がまさかこんな深刻な展開を迎えるとは思わず、眼鏡を曇らせたまま十字架に祈りを捧げるヨルン神父に何て声をかけたらいいか惑う。

確かに彼の言う通り、この世界は広い割に国らしい国はリーゼンフェルトしかないし、人の暮らしが伺えるのもその周辺だけだ。

白い霧に包まれた大地は近くで見たわけではないが、ワルツさんの城に連行される時に見た景色は白い霧の向こうに底のない穴が空いているのが見えたりで寂れた雰囲気を感じた。

紫の瘴気に包まれた大地は例外として本当に世界が滅びへと向かっているのならば、いずれはリーゼンフェルトも白い霧に包まれて消えてしまうのを想像しただけでゾッとする。



「なんて、暗い話ばかりしてすみません。シュトラール様は確かに滅びましたが、その魂は神樹に帰ったといいます。そして時が来ればメサイアとして戻ってくることを約束されているのです」


「……生まれ変わるってことですか?」


「はい、確実な保証もありませんがきっとシュトラール様は帰ってきます…まぁ、この話はリーゼンフェルトの神官なら皆信じていることなんですよ」


「そうなんすか…」


ぶっちゃけ私にはピンと来ない話であるからよくわからないのだが、ヨルン神父は救世主の再来を強く信じているようだ。

そして私はこの教会のことしか知らなかったが、リーゼンフェルトには他に大聖堂があるらしい。

大分脱線したが、当初の呪いを解く目的が達成されていないからそっちの大聖堂にも行ってみようと思った。

そうしてしばらくヨルン神父と雑談した後に、放課後はワルツさんの修行があることを思い出した。今日の昼あんなに決意したのにこのザマである。


「神父さま、今日はありがとうございます!この後用事あるのでこの辺で失礼します」


「そうですか…よかったらニール達に声をかけて行かれませんか?喜ぶと思いますよ」


「ん〜これがなければ声かけてたんですけど…やっぱりちょっと心配だから今日はやめときます」


私が胸元で揺れる呪いのネックレスを摘んでそう伝えると、ヨルン神父は納得したように苦笑した。

私は教会のドアを開き、一度振り返って大きく手を振った。



「カミル達には神父さまからよろしく言っといてください!」


頷きながら手を振り返してくれるヨルン神父を確認した後、私は教会の外へ飛び出した。


こうなれば一先ずネックレスは置いといて、ワルツさんの城に行くために人目につかない場所を目指す。

ジルベルトさんの鞄で一っ飛びなのだが、この前カミルにあまり人前では使わないように言われたのだ。

理由としてはこのタイプの転移魔法は目立つし、魔力さえあれば誰でも簡単に使える仕様であるので、悪用しようとする輩に襲われ兼ねないと注意された。

面倒だが心配からくる忠告である事はわかるので、こうして素直に従って人気のない路地裏までやって来たのだ。


ここは富豪層の家々とは逆に薄汚れた貧しい人々がチラホラ見受けられる貧民街の一角であるが、ここに来るまで色々考えさせられた。

ボロ切れでテントにも劣る屋根付きの空間の中で膝を抱える痩せ細った人々を見ると、胸を締め付けられるような何とも言えない気分になったし、救いたいとも思うが怖くもあってすごくモヤモヤした。



「……」


私を見る好奇の目から逃れるように駆け足でやって来た路地裏で、私は周囲を見渡した後に、静かに目を閉じてワルツさんの城の屋上を思い浮かべる。

フワリと身体が浮き上がる浮遊感に身を任せようとした時だ。










「見つけた」



そんな低い声が耳に届いたと同時に突然強い力でシャツとカーディガンをまとめて引っ張られ、そのまま背後の壁に背中を打ち付けた。



「痛いっっ!!!?何!?何!!?」


すぐに目を開いて状況を把握するために自分の状態を確かめた。

私の頭の上を大きく鋭い針がシャツとカーディガンの襟元をまとめて壁に引っ掛けている。

そのせいで私は宙に浮いている状態で地に足がつかないまま、緩やかに左右に揺れていた。

そして目の前に立つ漆黒のローブに目深に被ったフード姿の見るからに怪しい男。

何でいきなりこんな事に巻き込まれているか理解できずに混乱する私に怪しい男はスッと手を近づけて、シャツの中に隠していたネックレスを引っ張り出した。



「間違いない…あぁ、私の求めていた最恐の宝具よ…」


「えっ!?何…何なの!!?」


ビクビクして震える私を意に介さないそいつは嬉しそうに口元を歪ませてくつくつと不気味な笑い声をあげる。

意味のわからない状況に置かれてパニックになる私だったが、笑い声が止むと不意にとんでもない殺気を感じ、その恐怖で悪寒が止まらない。


「!!」


そんな私の危機感にでも反応するようにバリッとネックレスが眩い光を放ち、無遠慮にネックレスへ添えられていた男の手を跳ね退けた。

私もちょっと痺れたけど今回ばかりはこの呪いのネックレスに助けられた。




「私を拒むか…フッ、未だに自我を保っているとは驚いたな…」


謎の怪しい輩が何を言ってるのか相変わらず理解出来ないが、その時上空から降りてきた鴉がその姿を変えながら私と男の間に割って入る。

カラスから人型へと変貌したその人物は見慣れた漆黒の翼を広げ、路地裏に吹き荒ぶ烈風を巻き起こして、男を跳ね飛ばした。



「フォルカさぁんっ!!」


「お前は本当によく面倒事に巻き込まれんね。今度は何なの」


風で多少ローブに切り傷がついたものの、その攻撃を予期していたかのように大きく背後へ飛び退いた男は軽やかな宙返りを披露しながら鮮やかに回避する。

その様子を見ていたフォルカさんも珍しく真面目な顔で相手を睨みつけている。

超強いフォルカさんがこんな状態にあると言うことはこの男相当ヤバい奴かもしれない。



「その翼…そうか…変わらないなお前は…」


「?何?アンタ僕のこと知ってるわけ?」


「!……なるほど。記憶がないにも関わらず、堕ちた今でも私の邪魔をするか…フフフ…実に貴様らしいよ…」


「はぁっ?何なのアンタっ!僕の何を知ってるのさ?わかるように話せよ!」


男の発言を何一つ理解できない私達を差し置いて1人で納得したように笑い出す男に苛立ったフォルカさんが声を荒げて、また激しい烈風を巻き起こしながら男に詰め寄っていく。

しかし男はニヤリと笑みを浮かべて高く上空に飛び上がり、煉瓦屋根に立つとその身は溶けるように夕闇に霧散していく。




「フフフ…いくら貴様が足掻いたところで世界の崩壊は誰にも止められない…我が神が復活する時こそ世界の終焉だ」


フォルカさんの問いかけに答えるどころか、散々物騒なことを言いたいだけ言い捨てて、怪しい男は跡形もなく消え去った。



「チッ!何なんだよアイツ!!ムカつくっ!!」


男の態度が相当頭に来たらしいフォルカさんは怒りを発散する勢いで横にあった樽を蹴飛ばしながら、振り返る。

宝石のように美しくも鋭く細められた瞳に睨まれると思わず萎縮してしまう。

フォルカさんがパチンと指を鳴らすと私を壁に引っ掛けていた大きな針が砕け散り、私は無様にベシャッと尻餅をついた。


「あいたたた…助けてくれてありがとうございます、フォルカさん」


「別に…今回はお前が監視されてるから見守っとけってジルに頼まれただけだし」


「ぇえ…監視…って今の人?」


「…さぁね」


歯切れの悪いフォルカさんを見ているとどうも今さっきの人のことを言ってるようには思えない。


「それよりお前さぁ…一昨日まではそんなのつけてなかったよね?何なのそれ」


ビシッと胸元で揺れるネックレスを指した不機嫌そうなフォルカさんに私はどう答えたらいいか惑う。

とりあえず昨日弟子入りした話から事情を伝え、うっかり呪われたために教会にやって来たが解呪出来ず、今さっき最恐の宝具だ何だの言われて今に至ることを説明する。


「はぁ〜〜〜???うっかり呪われるとかマジで馬鹿じゃないのぉ〜!?どう考えてもそいつのせいで襲われてんじゃん!」


「いや呪われたのは不可抗力だったというか…てか昨日の今日でこんな目に合うとは思わないじゃないですか!あんな人知らないし!むしろフォルカさんを知ってたっぽいですけど、誰なんすか!?あれ!!」


事件に巻き込まれることはあれど、今日のはシャレにならない命の危機を感じた。

たかだか呪われたくらいで急に日常が一変するとは思わないじゃないか。

そしてこうも不幸が重なると変な呪いをかけたフォルカさんにも責任があると思う!きっと呪われたのもそのせいだ!

そう糾弾する私にデコピンを食らわせ、フォルカさんばさりと漆黒の翼を広げて飛び立つ。


「うるさい!そんなの知るか!とりあえず僕は帰るけど、お前はワルツの所に行くんでしょ?」


「はい…向かおうと思ってましたから」


「死にたくなけりゃ今日はワルツのとこに泊まんな。そいつがある限りまた襲われるよ、お前」


ネックレスのせいでまさか呪いで苦しめられるのではなく、面識のない連中から狙われる事になるとは思わず、私は大人しくフォルカさんの言葉に頷いた。

そして相変わらず不機嫌そうなフォルカさんに見守られながら、無事にワルツさんの城へとワープする。

勢いよく夕焼け空を飛び立ちながら怪しい男の発言を思い出す。

元いた世界の感覚からすれば厨二病全開の痛々しい発言であるが、彼はフォルカさんのことを知っていたことに加えて、この呪いのネックレスを宝具と言っていた。

悪ふざけをしているようにも見えなかったし、このネックレスが宝具であるのは恐らく本当なのではないか。

しかしイメージ的に宝具ってもっと神々しい神聖なものだと思っていたが、こんな呪われたものだとは思わなかった。

宝具を集めて家に帰る願いをと思っていたけど、本当に七つ集めても願いが叶うか怪しいし、その前に命の危機を感じる。

むしろ悪いことが起きそうで私はワルツさんの城の屋上へと下降する中、おかしな人に目をつけられたこともあり今後の日々に不安を抱いた。




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