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Moon Bear  作者: 深瀬 月乃
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2人のお話②

しばらく悩んでいた2人でしたが、チャッピーが何か思いついたようです。


『あっ、そういえば聞きたい事があったチャー。』


「えっ、何?」


『ベアのお腹に刺繍してある、2本のお花って何チャー?』


「ああ、これ…?」


ベアは自分のお腹を見ながら、お花の意味を思い出していました。


「…。」


『もしかして、忘れた…?』


「うん。ちょっと、待って…。」


『分かったチャー。』


そして、5分後-


「思い出したよ。」


『おっ、やっと聞けるチャー。』


「このお花の意味は、友情を表しているんだって。確か前に、キャラクターの紹介に書いてあった気がする…。」


『へぇー。確かにベアは友達多そうだもんな。』


「うん。だけど、一番は苺ちゃんなの。苺ちゃんは、特別な存在。」


『苺が、それ聞いたらきっと喜ぶぞ。』


「うん。あとはないの?」


『今の所、ないチャー。日も暮れてきたし、帰るチャー。』


「そうだね。苺ちゃんとみかんちゃんも帰ってくるし。」


『早く帰って、みかんと遊びたいチャー。』


「よし、帰ろう。」


『チャー。』


2人は、お互いの知らない事を知る事が出来て満足したみたいです。


ベアとチャッピーのお出かけは、おしまいです。

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