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Moon Bear  作者: 深瀬 月乃
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ベアとプール②

浮き輪を一生懸命動かしていたけど、中々進まない。


「もう、疲れたぁ…。」


そう言っていたら、誰かが私を背中に乗せてくれた。


「えっ…!?」


『ベア、大丈夫?俺が乗せて行くよ。』


心配そうに声をかけてきたのは、深瀬さんだった。


「あっ、深瀬さん。ありがとう!!」


本当に助かりました…。


「深瀬さん、泳ぐの速いね!!」


『そうかなぁ。だけど、学生の頃は水泳部だったよ。』


深瀬さん、水泳部だったんだ。


「そうなんだ。」


『あっ、着いたよ。』


『ベア、大丈夫?』


「ありがとう。夏音ちゃん!!」


『翔、ありがとう。』


『ううん。』


夏音ちゃん、深瀬さんの事…名前で呼んでるんだ。


「そういえば…チャッピーが、夏音ちゃんの水着が1番可愛いって言ってたよ。」


『ありがとう。』


しばらく夏音ちゃん達と話していたら、『チャー!!』と声が聞こえた。

チャッピー、こっちに来てるのかな…とベアは辺りを見回した。

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