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男装女神は14歳っ!?~夢を追う者達(ドリームチェイサーズ)冒険譚~  作者: 鴉野 兄貴
幕間劇。翼喪いし天使と赤き瞳の盗賊

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6 熱き泉

 「『五竜亭』の冒険者しか知らないから、人には言わないでね」

そういうフレアをあと目に、俺は服を脱いで泉に飛び込んだ。


 「あらあら♪ 」

「きもっちいいっ??!!! 」

すっげ~いい湯加減だしっ?!!


 きらきらと光を反射する泉。緑の中の木漏れ日。あたりを覆う湯気。

森の中にある『熱き泉』は凄く幻想的な風景だ。

まるで『妖精の世界にある』ような気がする。

そういえば、銀製品以外の鉄類の持込もダメとか言われたな。

なんでか知らんけど。『熱き泉』に入れなくなるらしい。


 「♪♪♪ 」

自然と歌が喉元から流れる。

娼婦や男娼に間違われるので、人前では歌わないけど、実は俺は歌が好きだ。


 「……チーアって、凄く美人だよね」

「……目、腐ってないか? 」「腐ってない」

そういってフレアは笑う。


 「髪、すいてあげる」

何処からか取り出したか知らない櫛で、俺の髪をとくフレア。


 泉から立ち上がり、腰だけ泉に浸かって熱き水を腕にかけてみる。

凄く気持ちいい。


 「傷にもやけどにも効くんだよ」

凄いな。『妖精の里の泉』みたいだ。


……あれ?


 「なんか、音がしなかったか? フレア? 」「……」

フレアは黙って大きな石を藪に投げた。


 ごつ!!!!

鈍い音がした。


 「……気のせいだよ。チーア」

獣とかかな?「ここには獣はいないわ」

むう。


なんだったんだろう。一体。

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