表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男装女神は14歳っ!?~夢を追う者達(ドリームチェイサーズ)冒険譚~  作者: 鴉野 兄貴
白くて柔らかなふくらみを

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

280/323

1 雨に打たれば

 「……遅くなったな」

ロー・アースは雨の中を歩いていた。

この世界の雨は冷たく、寒い。そして雲は常時太陽を覆い隠し、雨が降ろうものなら昼でも真っ暗になる。

冷たく、寒い空の下、彼は家路を急いでいた。


「エフィーになんて言おうか」少し悩むが、先に部屋に戻ったほうが良い。その視線の先に異物。


「! 」


 雨に打たれて倒れている人間を見つけた彼は急ぎ駆け寄る。

体温低下は命に関わる。「御無事ですか」


……。

 ……。


「ありがとうございます。私の名前はミリアと申します」

体温を調整する精霊力の調整をロー・アースの妹であるエフィー=ネイから施され、

暖かい茶を手に一息つく少女は性欲の無いロー・アースやエルフであるエフィーから見てもそれなりの容貌だった。大目のそばかすは目に付くが。


「あなた様はそれなりの貴族とお見受けしますが」

我々の世界で言えば六畳一間の広さの狭すぎる部屋だが、珍妙な寝具に不思議な魔法の品々。

足元にある草で出来た床板。大きな作業机はそれなりの財が無ければ手にすることは叶わない。


「メイドでもなんでもします。あなた様に仕えさせてくださいませ」「絶対ダメ」

エフィーは即答でミリアと呼ばれた少女の申し出を断った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ