表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男装女神は14歳っ!?~夢を追う者達(ドリームチェイサーズ)冒険譚~  作者: 鴉野 兄貴
忍草と忘れ草

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

263/323

2 手伝うお前もお前だ

「無事か? 」


 無事とはいえないが。まぁ生きてはいるな。

累々と倒れている『敵』を見ると吐き気がする。


「悪かったな。引退したのにつき合わせて」「……」

別に引退したわけではない。ちょっと辛いことがあっただけだ。


「『忘れ草』ッ! 」「おねえちゃん?! 」

「……俺たち、邪魔かな」「当然だろ」ロー・アースといつの間にか横にいたレッドに言われた。

ロー・アース。相変わらずの無関心な態度。でも少し頼りになる。不思議だ。

気がつくと倒れた敵たちに手当てが施されている。ファルコだな。運がよければ助かるだろう。

俺はニヤリと笑うと運が悪い連中に手当てを施してやった。どうしようもない悪党連中は縛っておいたが。

「甘いですよね。チーアさんは」そういって『生命の危険』『要魔法処置』『医療術の施行急ぐべし』『要手当て』『手当ての必要あとまわし』等のタグを敵だった連中に貼って行く慈愛神殿の同僚・マリアは呟いた。

手伝ってくれるお前だって甘ちゃんの一人だろ。しんかんだけに。

「それ、つまんない」この火竜の娘は心を読める。うっせぇ。フレア。


 大木を引っこ抜く怪力をもつ半裸の精霊使いにして火竜の娘は俺の冗談に受けたわけでもないだろうが、ニコニコ笑いながら怪我人を五人ほど片手で抱えて運搬するが、下敷きになってるヤツは死ぬぞ。

「死にません。竜族を侮ってはいけませんよ」自らも夢幻竜である同僚は微笑むと『動かすと危険』タグをつけた人々を二人ほど片手で持ち上げて歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ