表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男装女神は14歳っ!?~夢を追う者達(ドリームチェイサーズ)冒険譚~  作者: 鴉野 兄貴
くちづけより簡単

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

208/323

9 決戦より簡単

「行くぞ」「なのの」「作戦は打ち合わせどおり、静かに、速やかに行うこと」

俺たち冒険者、戦神神殿、慈愛神殿、正義神殿。そしてアンジェリカとリリと何故かピート。

隠密行動と戦力に長けた総計15名は首を縦に振り合った。


 「突撃班は速やかに敵首領を倒す。生死は問わず」

首を縦に振る俺たち三人。


 「制圧班。貴方たちは危険な役目です。正面から突撃していただきます」

各神殿選りすぐりの神官戦士たちは首を縦にふる。

選りすぐりといってもこの連中、見た目は美男美女でとても戦闘が出来るように見えないが、

隠密と戦力の双方に優れた人物揃いである。

「こちらの指揮は私が行いますが異存ありますか」ジェシカが艶然と微笑む。

あるわけない。ジェシカに喧嘩を売った正義神殿の聖騎士団長が素手のジェシカに殴り倒されて床に転がる姿を見れば。

久々に姿を見せたと思ったら。よりにもよってジェシカに喧嘩うるとは。


 「そして」

「水も漏らさないわ」謎めいた笑み。というか強烈に怖い笑みを浮かべるアンジェリカとリリ。

増援が来たらそちらも担当する役である。ピートも混じっているが大丈夫なのか。

隠密行動が苦手な連中が周囲を固めているので、もし敵に増援が来ることがあれば彼らの出番だが、アンジェリカとリリだけで大丈夫なのか。


 「まぁ。なんとかなるさ」

知り合いの盗賊。レッドが俺の背中をバンバンと叩いた。

同じ冒険者である精霊使いのフレアとエルフの『ぎんのかぜ』ことシルバーウインドは別件で忙しいし、

聖騎士どもは騒ぎを拡大させるので遠くから様子見役である。街中で連中が暴れたらたまらん。

よって冒険者仲間の聖騎士・バドの活躍も今回は見れないと思う。まぁ無難だ。


 30分を待って、聖騎士、戦神神殿の神聖傭兵、衛兵の突入とします。

ジェシカは呟いた。つまり、30分でケリがつかなければ大事になる。

ちなみに、本件の手柄は衛兵たちのものになることは決定済みである。


 「あの屋敷で間違いないのか」俺の問いに。

「探りを入れた後ですので」ジェシカはニコリと笑った。

頷くファルコとピート。リリ。


 「見取り図は全員、頭に叩き込んだな? 」

ロー・アースの言に頷く。俺たち。


「行きましょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ