表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
176/323

1 竜退治と書いて死亡フラグと読む

 竜。言うまでもなくこの世界最強の生物だ。

よく竜退治の勇者がどうこういうが、アレ。嘘だから。


 多くは竜族の眷族のドラゴンパピー

よくてワイバーンを倒して竜殺しを名乗っている。

それだって蛮勇にも程があるのだが。


 ちなみにどれくらい強いかというと。国が滅ぶ。

ナニ言ってるんだ? と思う人もいるだろうが余裕で滅ぶ。


 ピュ! と飛んだだけで国が吹っ飛ぶ。

雄たけびをあげりゃみんな心臓麻痺を起こして死ぬ。

火を噴けば岩が吹っ飛ぶ。というか山が砕ける。

シェイハ! とポージングしただけで英雄が死ぬ。

猫みたいに爪とぎをしただけで城が吹っ飛ぶ。


 あ! 鳥だっ! と叫んでいる間に国から国に移動する。

その耳と目は異世界にすら通じていると言われ、古今東西ありとあらゆる知識と情報を持つ。

魔法を使わせればどんな魔導士も適わず、竜語魔法ドラゴンズロアなる独自の魔法体系をも持つ。

多くは四大精霊。稀に光や闇。とにかくなんらかの精霊の力を吸収していて、特定の精霊の力は無効である。


 竜は固体を持って国と同等の機能を持つ。

自由と破壊。破滅と絶望の象徴。最も神に近いとされる一族。それが竜族だ。


 ちなみに、竜族の支配権に所属する村や町には領主の支配権は及ばない。

竜族は岩でも何でも食べて食事にしてしまうので本来は生贄などを要求しないが、悪竜と呼ばれるそれは要求する。らしい。


 で。それの退治と。

「死ぬわ。アホ」


 俺はアキにそう告げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ