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カナリア姫は歌を歌います。


心が穏やかになるように。


しかしカナリア姫の声は王子達の耳には届きません。


王子達は言い争いをやめません。


それどころか王子達の言い争いは怒鳴りあいになりました。



そこでカナリア姫はもっと大きな声で歌を歌いました。


心が静かになるように。


しかしカナリア姫の声は王子達の心には届きません。


王子達は怒鳴り合いをやめません。


それどころが王子達の怒鳴り合いは罵り合いになり、今にも殴り合いになりそうになりました。



その時、大きな咆哮が響き渡り、突風が広間の扉を吹き飛ばしました。



サイト“へのへののもへじ/紳士と熟女のための挿絵のある童話”より、文章のみ(少々修正を加え)お引越ししました♪


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