廃れ図書室
掲載日:2010/06/24
梅雨期集中制作週間7作目。
文学少女、足を踏み入れし先
図書室は森の奥に
蔦が絡まり、素敵な廃れ具合
そこの少年は司書
無愛想、口開く
「此処の本は絶版、
続編はなどは何処にもない。」
それでも彼女は続きを求める
「それでも君が本の続きを
強く望むというならば
僕が探しといてあげるから、
秋霖が止む頃、
また、その時にいらっしゃい....」
此処は少年の死所
根付く蔦、解けない
「この場からは 絶対、
離れる事は許されない。」
それでも彼女は手を差し伸べる
「それでも君が此処の離脱を
強く拒むというならば、
私が訪れてあげるから、
紅葉が散る前、
また、その時に会いましょう.....」
文学少女去りし後、
木偶の司書、口開く。
「ここは迷いの森
二度と足を踏み入れられぬ。
きっと夢とし、すべて忘れるだろう...
「それでも君が僕の記憶を
忘れずいるというならば、
僕が導いてあげるから、
菜の花が咲く頃、
また、その時にいらっしゃい....」
司書の少年、目から溢れ出る物、
美しい琥珀の珠、
ぽろりぽろりと、素敵な潤み具合
「.....マタ、ソノ時ニ会イマショウ........」




