俺の秘密がばれた時
俺は高校二年の勇治。
今がモテキ真っ只中だ。
老若男女問わずとにかくもてた。
俺が振り向くと、あちこちから黄色い歓声が上がり、俺が触ると孕んじゃうとまで噂された。
しかし、1人だけ幼馴染みの優香だけは、
俺を無視するんだ。
小さい時には良く遊んだのに。
そんなある日、学校の帰りにバス停に行くと、女子達が俺を待っていた。
まぁ、いつもの事で一緒にバスに乗りたいみたいだ。
そして、俺がバス停に行くと黄色い歓声がなりやまない。
いつもの光景、いつもの歓声だったはずが、
いきなり突風が吹いたのだ。
そして、突風が止んだ時皆の視線がおれの頭に…。
そして、皆は顔色を変えて丁度来たバスに無言で乗り込み、
俺を置いて行ってしまった。
俺は頭に手をやり唖然としたんだ。
そう、俺には秘密が合ったのだ。
俺の家系は男は皆若い頃から剥げるのだ。
祖父も父も学生の頃から剥げていた。
なので、学生になると誕生日は決まってカツラをプレゼントされた。
俺のモテキは突風と共に過ぎ去ってしまった。
そこに、飛ばされたカツラを手に持った優香が歩いて来た。
ただ1人家族以外で俺の秘密を知っているのだ。
どうせ、笑うかざまーとか言われると思い、
無言で背中を向けて歩き方出した。
すると、優香は俺の背中に向けて言ったんだ。
「ありのままの勇治が好きだよ」