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あなたと私  作者: Nai
9/26

7

いくばくかの年月が過ぎた。

あれからここに近づく人はいない。

そう思っていたら2人、この森に迷い込んだようだ。

そう思っていたらある場所に迷いなく進んできた。

昔、少年と話した場所だ。


「本当にここであってるのか?」

「間違いない。何度も行った場所だ。覚えている。」


そんな2人の会話が聞こえた。

1人は紺色のローブを纏い、もう1人は鎧を身につけていた。

鎧の男は籠いっぱいの果物を入れたものをその場所に置いた。

そして、

「数年前に話した者だ。まだ、貴方はここにいるのだろうか?」

と私の家の方を向き、話しかけてきた。

他人からは見えないはずなのに、しっかりこちらを向いている。

私は不思議に思ったが無視した。

少し時間が過ぎた頃、ローブの者が何かを唱えた。

なにを唱えたか分からなかったが結界があることを、知られた気がした。

「ここに何か壁がある。これはお前の話、少しは信じられるな。そっちの方から声が聞こえたんだろ?」

「上からのような隣からのような不思議な聞こえ方だった。ここであることは間違いない。」

「とりあえず、ここに何かがあることは分かったから俺は帰るぞー。」

「分かった。来てくれてありがとう。」

案の定、何とは分からないが何かがあることは知られたようだ。

ローブは帰り、鎧はここに残った。

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