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建物の中は凄い豪華だった。
私は迷いなく、王と呼ばれるものが居るであろう場所に向かった。
「貴方はここに来たことがあるのですか?」
アキトが疑問に思うのも無理は無い。
あちらこちらに通路や扉があるのに私は迷いなく進むのだから。
「来た記憶はないがこっちだとは分かるよ。身体が覚えているのかと思うくらいだ。」
私もここに来た覚えは無いが、この建物の構造を知っている。
王と呼ばれる存在は聞いたことはあるが会ったことはない。
そのはずだが分かる気がしている。
感のようなものだ。
不思議な感覚だが、間違いは無いと確信している。
そんな感覚に陥りながら私とアキトは王の居る場所に着いた。




