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ローブの男を鎧の男と同じ部屋に連れていった。
鎧の男を見るなり、安心したのかローブの男は眠った。
ローブの男はただ疲弊していただけだったから、寝れば大丈夫だと思い部屋をあとにした。
次の日の昼、ローブの男が目を覚しなぜここに来たのか話してくれた。
近くの町で熱病が流行し、数多くの人が亡くなっていること。
治療法がまだ見つけられておらず、その病にかかったら最後だと言われていることを教えてくれた。
鎧の男が数日前に外出してから帰っていないことを聞き、どこかで倒れているのではないかと探しており、ここを思い出し来てみたとのことだった。
「よくこの場所を覚えていたね。」
「俺は一度行った場所は忘れない。特異体質なんだよ。それより、治療法がないこの熱病を対処した貴方が不思議でならない。なぜそれを知っている?それの対処方法を教えてくれないだろうか?」
男はずっと疑問だったようだ。
この病は昔にも流行し、そのときに治療法が画一されたものであったはずの病だ。
いつのまにか忘れ去られていたのだな。
「この病は昔にも流行したものだ。そのような文献は残っていないのか?私はそれを覚えていて材料があったから対処したまで。」
そういうと、驚いた顔をしていつ頃かを尋ねてきた。
「500年以上は経っていることは確かだが、明確に何年前とは覚えていないんだ。」




