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「貴方の姿を見せてはくれまいか?」
残った鎧の男が話しかけてきた。
「即刻立ち去れ。」
私がそう言うと
「また来る。」
そう言い残し、帰って行った。
男が帰った後、籠の果物をみると昔少年からもらった果物籠そのものだった。
数日後鎧の男がまた籠を持って森にやってきた。
今日はローブの男はおらず1人のようだ。
数日おきに鎧の男は籠をこの森に持ってきた。
昔と同じ状況になってしまった。
前より頻度が少ないため、消費できる量だか、なぜ同じことが起きているのか不思議だった。
あのときの少年であることは間違いなさそうだが、なぜ同じことを始めたのだろう。
理由が知りたくなり、次から鎧の男に話しかけてみた。
「なぜ果物を持ってくるのか。」
「ここまで来るのは大変ではないのか。」
「町はどうなっているのか。」
様々なことを男に聞いた。
この習慣が半年ほどたったある日、いつも通り男が森に籠を持って来たが、様子が変だった。
しばらく、いつも通り男と話をしていたら男が倒れた。




