閑話 授業?
ここでは、設定などを書いていきます。
特に読まなくても本編に影響はないと思いますので飛ばしてもらってもかまいません。
もちらん、読んでいただければうれしいです。
ホームルーム
この学園について
この学園は東西南北の四つの校舎とその真ん中にある中央校舎の5つにわかられていて、東に剣術科、西に戦術科、南に治癒科、北に魔法科があり、中央には学生課や購買部などそれぞれの校舎の人が集まるための施設があります。
入学は13歳から入ることができ、三年の学習制度となっています。
また20歳までに卒業資格を取らなければ退学となります。
ただし、卒業資格を取った生徒の中でも優秀な生徒は学生院に進むことができます。
学生院は25歳までいることができ、より高度な教育を受けることができます。
クラスと人数について
一年生は1クラス40人の一般クラス10組、特別クラス3組の計13クラスあります。
二年生は1クラス40人の一般クラス7組、特別クラス2組の計9クラスです。
三年生は1クラス30人の一般クラス4組、特別クラス1組の計5クラスです。
それ以外に、格学年ごとで特殊クラスというのがあります。
これはいわゆる落第生ですが、こちらの方がクラス人数ともに多いです。(特殊クラスの数は毎年違います)
学園全体の生徒数は約一万人いて、各校舎約2000人と学生院約2000人です。
進級について
単位制になっていて一年はとりあえず150単位取れば進級できます。
2年からはそれぞれの学科で必須科目がありそれに合格しないと進級できません。
単位の取り方は授業は成績により前期、後期、それぞれ1~5単位もらえます。
その他に学生課で依頼を受けることでも単位がもらえます。
単位が足りない場合は問答無用で落第しますので気をつけてください。
学生課について
学生課ではさまざまな依頼を受けることができます。
依頼では、単位の他に報酬としてお金ももらうことができ、これで学費を稼いでいる生徒もいます。
依頼にはA~Fのランクというものがあり、これは依頼の難しさを表していています。
Aランクが一番難しく、Fランクが一番簡単です。
もちろんランクが高いほどもらえる単位や報酬も多いですが、はじめからAランクの依頼を受けることはできません。
なぜなら、生徒自身にもそれぞれランクが与えられていてE、Fランク以外は基本的に自分のランクより上の依頼は受けられません。(E、Fはランクに関係なく受けることができます)
ただし、パーティーを組んだ場合のみ1ランク上の依頼を受けることができます。
入学したての場合は特別クラスを除いてみんなFランクです。
注意として、依頼に失敗した場合はペナルティーとして、単位がマイナスされるなどがありますので気をつけてください。
パーティーについて
パーティーには固定パーティーと臨時パーティーの2種類があります。
固定パーティーというのはそれぞれクラス別で組む3人~5人の集まりで、主に授業の課題をする時に組みます。
臨時パーティーというのは、学生課の依頼を受ける時に組む2人~10人の集まりで、難しい依頼を受ける時や、依頼に人数指定があった場合に組むパーティーのことです。(人数指定の依頼は固定パーティーで受けても問題はありません)
一つ重要なこととして、臨時パーティーは違う学科の人とも組むことができますので、それぞれの学科の特徴を生かすことができます。
学生証について
王立リーン学園の学生証は特殊魔法仕様になっていて、さまざまな機能がついています。
『連絡機能』これは授業内容の変更や緊急時の連絡などに使われます。一日に一度は必ず確認するようにしてください。
『地図機能』これは、学園内ならば、どこにいても居場所がわかる機能です。この学園は広いため、自分の位置確認や、迷子の捜索などに使われます。
『依頼確認機能』これは、学生課で請けた依頼について調べることができます。学生課が混雑している時など、その場では詳しく説明されないことが良くありますので、依頼を請けたら必ず確認するようにしてください。
購買部について
購買部といっても全10階建ての大きな建物です。
1階は食品 2階は服 3階は薬 4階は武器、防具 5階は魔法道具 6階は触媒 7階は本 8階は遊具&家具
をそれぞれ売っていて、9、10階は許可が必要な特別エリアとなっています。
一時間目 社会
世界観について
この世界は多くの島や大陸があるのですが、人々はそのことを知りません。
なので、この世界自体に名前はありません。
国について
主人公の住んでいるリーン王国は世界で一番大きな大陸の東にあり、海に面した大きな国で東の大国と呼ばれています。
他には、北の大国と呼ばれるラグロク帝国、西の大国と呼ばれるユーシア皇国があります。
もちらんこの3つの大国以外にも数多くの小国があります。
しかし、これら人間の住む国は大陸の北側半分しかなく、残りの南側半分は魔族の住む国として未開の地となっています。
身分階級について
身分階級には、上から順番に『王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、市民、奴隷、研究対象』の9階級あります。
王族には、結婚する以外なる方法はありません。
『公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵』とはいわゆる貴族であり、『公爵、侯爵』を上流貴族、『子爵、男爵』を下級貴族と呼ぶこともあります。
市民とは一般人のことで、この階級の人が一番多いです。
この6階級は上がったり下がったりすることがあり、戦争などで多くの手柄を上げることで上がります。
しかしながら、『公爵、侯爵』になるのはかなり難しくほとんど例がありません。
奴隷とは売り買いされる人のことで命の保障だけは一応されていますが、あまり扱いは良くありません。奴隷から市民に格上げされることはまずありません。(奴隷には奴隷の刻印が押されています)
最後の研究対象ですが、これは、重犯罪者などが当たり、人体実験などに使われます。
軍階級について
軍階級には、上から順番に『元帥、上級大将、大将、中将、少将、准将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、准尉、一等兵、二等兵』の15階級あります。
戦争の時に臨時で戦う奴隷が二等兵と呼ばれ、実績のない市民は一等兵からになります。
二等兵は上がることはありませんが、一等兵からは、軍に所属していた期間と戦争などで手柄を上げることによって階級が上がります。
下級貴族は主に少尉からで上流貴族は主に少佐からです。(貴族の家によって変わります)
学園を卒業した生徒は少佐からになり、学院を卒業すれば准将からになります。
この世界のお金について
この世界では銅貨、銀貨、金貨、王国金貨の4種類があります。
銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨100枚で王国金貨1枚となっています。(銅貨1枚10円くらいです)
生活には主に銅貨と銀貨が使われ、金貨は主に商人同士の取引に使われます。
王国金貨は一部の上流貴族でしか使われません。
名前について
この世界の名前は 名=守護星=家名 で呼ばれます。
主人公を例にすると、リタが名前、ロストが守護星、クロスロードが家名になります。
守護星について
守護星というのは、生まれながらに持っている自分を守ってくれる星のことで、これは『星詠みの水晶』という特殊な水晶に手を当てることで表示されます。
ただし、守護星は才能に影響を与えるものではありません。
『星詠みの水晶』は教会に置かれていて、子供が生まれると教会に行って守護星を教えてもらうことになります。
二時間目 生物
魔物と魔族の違いについて
まず、魔物と魔族の違いを説明します。
魔物とは基本的に知能が低く、魔力を持った獣の姿をした生物を魔物と呼びます。
それに対して、魔族は人と同じくらいの知能を持っており姿も人間に近く、魔族の国などもあります。
ただし、魔力は人よりも多く、大きさも80cmくらいの者から5mを超える者までおり、寿命も50年くらいの者もいれば300年を超える者までさまざまです。
龍族について
龍族とはいわゆるドラゴンのことで、小国なら1匹で滅ぼせるほど強大な力を持っています。
大きさは10mから大きいものでは100mを超えるもの存在します。
しかしながらその生態は詳しくわかっていません。
なぜなら調査ができないからです。
下手に近づくと食べられるか踏み潰されるのが落ちだからです。
エルフについて
エルフとは、長く尖がった耳を持っているのと美しい姿をしているのが特徴です。
寿命は1000年と長く、魔力は歳とともに高くなっていきます。
森の中に、国というよりは村のような小さな集落を作って生活しています。
人との一番の違いは、エルフには女性しか存在せず精霊の力を借りて子供を作ります。
しかし、生殖能力がないわけではなく人との間に子供を作ることもできます。
ただし、その子供はハーフエルフとなります。
ハーフエルフについて
ハーフエルフとは、人とエルフの特徴を併せ持っています。
寿命や姿はどちらの血が多く受け継がれているかによって変わってきます。
ただし、エルフとは違い男性も存在します。
色々なところに住んでいて、人と一緒に住んでいる者もいれば、エルフと一緒に住んでいる者もいます。
中には、魔族と一緒に住んでいる者もいるとかいないとか。
精霊について
精霊とは、この世界を作っている存在です。
この世のあらゆる物に宿っていて、基本的に意思を持っていません。
しかし、中には上位精霊と呼ばれる自分の意思を持っている精霊もいます。
精霊は人間の嘘や悪意に敏感なので人よりエルフと仲が良いです。
三時間目 魔法
魔法について
魔法は、魔力によって威力が上がります。
魔力は訓練しだいでどんどん強くなっていきますが、強くなる速さは血によって決まります。
魔法には精霊魔法、詠唱魔法、歌魔法、短縮魔法、無詠唱魔法、古代魔法、種族魔法、召還魔法、強化魔法、無属性魔法などがあります。
属性について
魔法には『火、水、風、地』の基本4属性と『熱、冷、雷、金』の純粋4属性、『光、闇』の相反属性があります。
属性にはそれぞれ相性があり
相性がいいのも『火と風、水と地、火と熱、水と冷、風と雷、地と金』
相性が悪いもの『火と水、風と地、火と冷、水と熱、風と金、地と雷、光と闇』となります。
詠唱魔法、短縮魔法、無詠唱魔法について
詠唱魔法とは、属性⇒威力⇒効果の順番に唱えることで使うことができます。
たとえば、『炎よ強く駆け抜けろ』という詠唱の場合、『炎よ』が属性で『強く』が威力で『駆け抜けろ』が効果になります。
ただし、詠唱は魔法の補助的な意味合いが強く大切なのは使いたい魔法を正しくイメージすることです。
逆に言えば、イメージがうまくできれば『炎よ』と唱えるだけで同じ魔法を使うことができます。
これが短縮魔法と呼ばれています。
しかし、イメージがうまくできないのに短縮魔法を使うと、威力が激減したり、発動しなかったりします。
最後に無詠唱魔法ですが、これは何度も同じ魔法を使うことでイメージをより強固なものとし、詠唱なしで魔法を使う技術です。
この魔法も短縮魔法と同じでイメージがうまくできないと失敗したりします。(短縮魔法より無詠唱魔法の方が遥かに難しいです)
精霊魔法について
精霊魔法とは名前のとおり精霊の力を借りることによって使うことができる魔法です。
基本的に詠唱などはいらないのですが、精霊との相性が重要になります。
精霊と相性がいい人は少なく、ほとんど使われていません。
この魔法は主にエルフが得意としています。
古代魔法について
古代魔法とは遺跡などから発掘される魔法のことで、強力な威力のものが多いですが、危険な物も多くあります。(使ってみたら魔力を使い果たして死亡したなど)
この魔法は不明な点が多く、一部の大魔法使いしか使用していません。
歌魔法について
歌魔法とは歌詞を歌い上げることによって連続的に魔法を発動させます。
詠唱魔法を連続で唱えるより早く、より多くの魔法を発動させられますが、歌詞を作り上げるのが難しく、王族や大貴族、教会などが歌詞を保有しているため滅多に使われることはありません。
種族魔法について
これは、人には使うことができず、魔物や魔族、龍族などが使う特殊な魔法です。
召還魔法について
召還魔法とは、魔法陣を使い自分の血などを触媒にして使い魔などを召還します。
召還した使い魔などは一定時間は触媒の力によって従えることができますが、それを過ぎると、逃走したり、攻撃してきたりします。ですので召還したらすぐに契約するか、返還してください。
返還する時も触媒を必要としますので忘れずに用意しておきましょう。
契約について
契約とは使い魔を召還した時や上位精霊と結んだりします。
契約に成功すれば使い魔を使役したり、上級精霊の力を常に借りられるようになります。
契約内容はその時々で違います。
ただし、契約は失敗すると殺されたりしますので、一人ではなるべくしないようにしましょう。
強化魔法と無属性魔法について
強化魔法とは、名前のとおり身体能力を強化する魔法です。
自分に使うのは比較的簡単ですが、他人に使うのは難しいです。
無属性魔法とは、魔力を属性に変化させずに使う魔法です。
しかし、魔力自体が攻撃には向いていませんので、習得にはかなりの努力が必要となります。
放課後
死神について
死神は、基本的に生きている人には見えません。
これは見えていないのではなく、認識できないのです。
ですので、死が近い人や、魔法を極めた人などですと、まれに見えることがあります。
次に、死神の食事についてですが、死神はあまり食事をしません。
これは、死神が不老であり、食べた物をすべて力に変えられるからです。
しかし、まれに食事を楽しむ死神もいて、この場合は排泄で力が上がり過ぎないよう制御しています。(力が上がりすぎると自我が保てなくなります)
それと、死神は不老ではありますが、不死ではないので、死ぬこともあります。
これで授業を終わります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
この閑話は本編が進むつつれて増やしていこうと思っています。
また、知りたいことなどがあったら感想で書いていただければ追加しようと思っています。
誤字、脱字、感想も書いてくれたらうれしいです。
最後に、ここに書いてあることはこの話の中でのみ通用するものであって、現実とは関係ありません。
次回は入学までの一週間です。
え?さっさと進めろって?すいませんすいません