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巡る世界  作者: 時世
12/58

八話 ルームメート

2人めのヒロイン登場です。


今回は少し、少なめです。

入学式から10日、その日、私とマキちゃんが、いつものようにいちゃいちゃしていると、トントンっと部屋をノックする音がしました。


「は~い」


これまでに、この部屋を訪れる人はいなかったので、『誰だろう?』と思って私がドアを開けると、そこには管理人さんと美少女が立っていました。

青い瞳に白い肌、胸は少し大きめで、(といっても私よりはですけど)髪は銀色の腰まであるストレイトヘアーです。

身長は140くらいでしょうか?かなり小さいです。


「こんばんわ、リタさん。この子はあなたのルームメイトで、ティアノート=フィル=ローラントさんです」


「は、初めまして、ティアノートです。え・・・えと、ティアって呼んで下さい。よろしくお願いします」


管理人さんが紹介すると、ティアと名乗った子はオドオドしながら挨拶しました。


「初めまして、リタ=ロスト=ケミアです。こちらこそよろしくお願いしますね」


私がそう答えると、「は、はい!!よろしくです」とティアは答えました。




私たちがあいさつし終わると「では、私はこれで失礼しますね」と言って、管理人さんは帰っていきました。


(ついに、ルームメイト来ちゃいましたね、しばらく部屋でマキちゃんといちゃいちゃ出来ないのでしょうか?)


私が念話でマキちゃんに話しかけると。


(大丈夫ですよ、私の認識阻害でリタも対象に入れれば問題ないです。ついでに消音魔法も使えば、声も聞こえませんので完ぺきです)


(つまり、これからも今までどおりいちゃいちゃ出来るってことかな?)


(そういうことです♪)


(よかったです♪)



「あ、あの~~」


あ、私がマキちゃんと話してる間、ティアを放置してしまいました。


「あ、ごめんね、なにかな?」


「えっとですね、この部屋は2人部屋ではないのですか?」


「え?」


「あ、間違ってたらごめんなさい。そちらにもう一人いるんですが、紹介もなかったのでどうしようかと思いまして・・・」




・・・・・・・・・!?



(もしかして、マキちゃん見えてません!?)


(ま、まさか、私『元』とはいえ死神ですよ、生きてる人には見えるはずありません)


(でも、何か思いっきりマキちゃんの方、見てませんか?)


(そ・・・そうですね、とりあえず聞いてみますか、普通は私の声も聞こえないはずですし)


私とマキちゃんは、戸惑いながら念話をします。



「も・・・もしかして、私のこと見えてます?」



・・・・・・・・・・?



「どういうことですか?」



(思いっきりマキちゃんの声、聞こえてますね・・・・・)


(・・・・・みたいですね、何ででしょう?)



「えと・・・・・初めまして、私は『黒衣 真貴』です。よろしくお願いします?」


「あ、ティアノートです。よろしくお願いします」



マキちゃんが挨拶すると、ティアも挨拶しました。


「クロイ=マキさんですか、変わった名前ですね・・・・・あ、すいません。ごめんなさいです」


「あ、名前は真貴の方です。マキって呼んでくれていいです」


「マキさんですか、何度もすいませんです」



この子、謝ってばっかりですね。



「それで、マキさんもルームメイトなんですか?」


「そ、それは・・・・・」



(リタ、どうしましょう?)


(ん~~~、マキちゃん、ここは任せて)


(わかりました)



私は、念話でマキちゃんにそういって、ティアに話しかけます。


「ティア、ちょっといいですか?」


「は、はいです。なんでしょう?」


「マキちゃんはちょっと事情があって、内緒でここに暮らしてるんです。普段は『認識阻害』っていう魔法で見えないようにしてるんですけど、ティアにはそれが上手く働いてないみたいなんです。管理人さんもマキちゃんには気付かなかったでしょう?」


「そ、そういえば、そうですね。紹介もありませんでしたし」


「だから、マキちゃんのことは他の人には黙っていてくれますか?」


「は、はいです」


「ありがとう」


「い、いえ、こちらこそ立ち入ったこと聞いてしまって、すいませんです」



とりあえず、納得してくれたみたいですね。


(リタ、ありがとう。愛してる)


(マキちゃんのためですから。もちろん私も愛してますよ)



「え、えと、それじゃぁ、私今日は疲れてるので寝さしてもらっていいですか?」


「はい、いいですよ。というか、ここはあなたの部屋でもあるんですから、私に断らなくてもいいですよ」


「そ、そうですね・・・・・すいませんです。おやすみなさい」


ティアはそう言うと、私とは反対のベットに行って寝てしまいました。



(ずいぶん疲れていたみたいですね、もう寝てますよ)


ティアの寝息を聞いて、マキちゃんが念話で私に話しかける。



(それより、マキちゃん、認識阻害が利かないと『いちゃいちゃ』できないですよどうします?)


(リタ、安心してください。認識阻害が利かなくても姿を消す魔法を使えば問題ないです)


(なるほど・・・・・ティアは寝てしまったみたいですし、さっそく楽しみますか♪)


(はい♪)










私達は、念話でそう話すと、どちらともなくキス(ディープ)をすると、ベットに倒れこむのでした。



私とマキちゃんの蜜月はまだまだ続きそうです♪

ここまで読んでくれてありがとうございます。


二人目のヒロイン、ティア登場です。

どうでしたか?上手く書けていればいいのですが・・・・・。


さて、次回はティアサイドの予定です。

変更になる可能性もありますが、お楽しみに。


え?その曖昧な予告はなんだって?

すいませんすいません。

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