第6話 お姉ちゃんとパートナー1
帆「とりあえず今からお姉ちゃんの部屋に行くの?確かにお姉ちゃんは中3でこの中等女子寮内にいるけどどこかわからないよ?」
桜「こうゆう時のために管理室があるんだよ。」
帆はラスト1口のハンバーガーを桜はラスト1口のオムライスを口の中に入れた。
帆&桜「うっま~。」
帆「やっぱりフードコードはおいしい。今月頑張れるよ。」
桜「同じく~。食器片付けていこうか。」
2人はランチを食べる時の速度より落ち、遅く片付けをしのんびり中等女子寮に向かっていった。中等女子寮の玄関にはたくさんの人がおり管理室前も混んでいた。
帆「うわ。人がすごく並んでいる。午後になって引っ越しが盛んになったんだ。」
桜「そうっぽいね。みんな片付けに時間かかったり、起きるの遅かったのかね。しばらく並ぶけどしょうがないっか。」
帆「これはしょうがない。探すの大変だしね」
桜「それにめんどくさい。」
帆「やっぱり、めんどくさがりだね。しかも好きなものには突進。お金には目がない。最近はお姉ちゃんアピール。困った双子の妹ですね~」
帆は少し煽りながら言った。
桜「なによ。帆だってお金に目がないし、子供みたいに騒ぐし、いじわるだし。困った双子の姉だよ。」
帆「私まだ12歳。立派な子供。誕生日の7月4日が5回来ないと大人になりませ~ん。」
桜「そういう細かい気にしないでよ。」
桜はそういいながらほっぺをぷくっと膨らませてそっぽを向いていた。
帆「あーあー。ごめんって。ほら管理室の順番回ってきたよ。」
桜「あっ。ほんとだ。ならしょうがない。あとでしりとりで決着つけようね。」
帆「何で、しりとり?まあいいけど。」
管理者「名前・新学年を教えてください。って、午前中のラストにきた双子さんね。どうしたのですか?」
桜「天海 芽瑠さんの部屋番号を教えてほしいのですが。」
管理者「家族の方でよろしいですか?」
帆「はい!」
管理者「天海 芽瑠さんは602号室となります。入る前には扉の前にあるインターホンを押すようにお願いします。」
桜「わかりました。ありがとうございます。」
帆「とりあえずエレベーターに乗ろう!」
桜「帆ってなぜかエレベーター好きだね。」
2人はエレベーターに乗り6階までたどりついた。足並みをそろえながら602号室まで歩いた。
桜「さてこれがインターホンだね。とりあえず押すね。」
帆「私が押したい!」
桜「別に構わないよ。」
桜(こうゆうところが子供っぽいんだよね。)
帆は勢いよくボタンを押したすると聞いたことのある声で「はい。どなたですか?」と声がした。
帆「芽瑠姉!こっちの寮に来て挨拶とかしに来たの。開けて。」