第5話 フードコード
帆「とりあえずすべての荷物をもってこれたね。さすがに疲れたけど。」
桜「まあ、しょうがないね。さてもう13時を過ぎてしまったけど、とりあえずご飯を食べに行こうよ。フードコードに。それに帆が奢ってくれるしね。」
帆「はいはい。桜って結構お金が絡まってくると行動が早くなったり真剣に物事を考えるようになるよね。」
桜はいつもより歩く速度をあげフードコードへむかい、帆は後ろから桜をクスッと笑いながら桜の速度についていってた。
桜「ついたよ帆!早くフードコードに行こう!」
帆「桜やっぱりすごい興奮してる。とりあえず食券選ぼう。」
桜「はーーい!」
やはり、桜は速い速度で食券まで向かった。
桜「私はオムライス~♪」
帆「私はハンバーガーとポテトセットで」
食券機に表示された額は銀貨5枚であった。
帆「うー。財布から銀貨5枚消えるのかきつすぎ。けど、買わないと。」
帆は銀貨1枚1枚を丁寧に、まるで一生会えない友達かのように財布からだいしていた。一方桜は目をキラキラさせながら席に座り食券に書かれた番号を呼ばれるのを待っていた。
帆「こんな大規模出費があるとはう~。」
桜「帆!帆!番号呼ばれたよとりにいこ!」
2人は食券と食べ物を交換し席に戻り食べ始めた。
帆&桜「いただきます。」
桜はよい手つきで卵とケチャップライスを口にいれた。
桜「うっま~。卵とケチャップライスのいい感じの口への広がり方。すごいおいしい。やっぱりオムライス好きーー!」
帆「なぜ食レポが始まったのかはわからないけど美味しそうにたべてもらえてよかったよ。桜は本当にオムライスが好きなんだね。」
そういいながら帆はポテトを口の中に入れる。
帆「あつ!やっぱり揚げたてか。私猫舌だから冷まして食べないと。けどやっぱりフードコードのメニューはカフェテリアとか食堂よりおいしい。」
桜「とりあえず今日の午後の予定組み立てよっか。」
帆「うん。そうしよ。」
桜「まず、急いで荷物を片付ける。できるだけ早くね。そしたら私行きたい所があるの。」
帆「行きたい所?」
桜「お姉ちゃんの部屋だよ。学園内で会えるとはいえ、やっぱり会いたいしあと中等部テストについて情報を集めたいかな。」
帆「中等部テスト?」
桜「小学部卒業式の話聞いてなかったの?」
帆「ぼーっとして聞いてなかった。だって校長先生の話ってどうせくだらないこと多いじゃん。目標を持ちましょうとテンプレでしょ。だからいいかなって。」
桜「わからなくもないけどね。中等部テストについてはお姉ちゃんから話を聞くときに詳しく知ってね。」