第2話 お引っ越し2
二人は荷物まとめを無事し終わった。
帆「疲れた~。あんまり自分の荷物の量を数えたりしてこなかったけど予想以上にあったよ。まさか自分の量だけで段ボール5個もあったなんて。さすがにこれ全部運ぶのは嫌だな~」
桜「今までしっかり物の管理をしてかなかった証拠だね。私は3箱ですんだかな。学園全ての寮に温泉とかカフェテリアとかあるから物もそこまで多くならなかったね。だから休みの日とかは全く寮から動かないよね。めんどくさいし」
帆「桜は単純にめんどくさがりなだけでしょ」
そう仲良く会話しながら桜は帆の段ボールを見る。すると一冊の本みたいなのが見えた。
桜「帆この本何?帆が本を読むなんて、天変地異が起きるクラスなのに……」
帆「桜そこまで言う!?これはね、この学園に入る時に親からもらったアルバムだよ。いちよ、小学部のときもらった写真を入れてるかな。あとはここに入る前の写真とか入ってるよ。」
桜「なるほどそれね。最近見てなかったからどんなのだっけ?見せて」
桜と帆はベッドに仲良く横に並びアルバムの1ページを開いた。
帆「あっ!これお姉ちゃんがこの学校入る時に撮った写真だ。懐かしい。」
桜「そうだね。えっとこれがお母さんでこれがお父さん、でこれがお姉ちゃん。あと私たちだね。」
帆「ママ達に入学して以来あってないな。お姉ちゃんはおなじ敷地内にいるから結構顔会わすのにね。さすがにこんな長い期間会ってないと悲しくなってくる。」
桜「お姉ちゃんは能力の暴走性が低いとか上手く使えてるからとかで長期休業の夏休みには家に帰れてお母さんとかと会えてるのは本当にいいね」
帆「私たちだって能力の暴走性は減ってきて安全なのになんで外出許可が出ないん
だろう」
桜「あくまで予測なんだけ私たちの能力って自然系の能力じゃんだから能力が暴走した際学園外の生態系を崩しかねないとかかな。昔そういうのをやりそうで私たち危なかったしね」
帆「昔というか4~6歳の時だね。能力があの時目覚めだしたばっかだったからね。なんか少し力を出しただけで家の周りに動物集まってめっちゃママ達に怒られたな。桜も床通りぬけてつるがのぼってきてママ達に怒られてたよね。あと周りに花びらとか散らせて私は花のプリンセスなんでもゆうことをきくのよとか言ってたよね。面白かった……な……」
そうゆうと顔を赤めながらも殺意向きだしの桜がいた。あまりにもの気迫で帆は静かに黙り込むしかできなかった。
桜「次その話したら一日こちょこちょの刑に処してやるからね」
桜はこの言葉を放つとき顔はとても笑顔でいたが殺意はとても感じ帆は背筋の寒気を感じた。