婚約破棄の為、次期王妃の役割を放棄しました
物凄く短いです。暇潰し目的にでも、見てください。短編五作目です。
私は知っている。
ここが、乙女ゲームの世界で私が悪役令嬢だと言うことに。
バッドで処刑。ハッピーで身分剥奪の国外追放。
本当はすぐにでも焦りたのだけど、私は気付いた。
それなら、破滅の元凶、私の婚約者である攻略対象と婚約破棄をしてしまえば良い話!
と思って実行しても、効果無しときた。
今の私に婚約破棄は必須なのだ。
じゃあもう!次期王妃の役割を放棄してやる!!
そう決意した私、セシリア・マッディ公爵令嬢は早速行動に写す。
「セシリア、おはよう」後ろから声をかけられたのは、攻略対象であり、私の婚約者、リアム・イライジャ。
国の第三王子であり、何でもこなす、天才肌。
そんな風に笑っていられらのも今のうち!
覚悟しなさい攻略対象!!!
「最近、次期王妃の役割を放棄していると聞いてね。一体どうした物かと聞いてみたんだけど」
「だからなんなんですの?」そっけなく答えればきっと気分を害して婚約破棄に挑む筈!
「いやあ、おふざけも大概にしてね。そんなことをしても婚約破棄はしないから」綺麗に一瞥。
え……この人私の計画を知っているのか!?
こんなんじゃ、婚約破棄などうまく行かない!!
最後まで見て頂いてありがとうございました。