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1.プロローグ

どんもー!初めまして白骨死体(はっこつしたい)です!言いやすく白骨(しらほね)と呼んでください!

初投稿であり、異世界もの書いてみたかったんですよねぇ!…まぁ、文才ないので面白いかどうか分かりませんが暖かい目で見て頂けたら幸いです…後悔はしていない!

連載ペースは不定期です!ノリですねノリ!

…最近就活してるんすよねぇ…一応学生っす。

語彙力皆無の異世界小説…どうぞご覧あれ!





問題点等がありましたら優しくコメントで指摘して頂けると有難いです、なにせ初心者なもんで…小説は見る派だったもんで…えぇ…すんません…


窓から射し込む太陽の光で目が覚める

目を擦りながらぐしゃぐしゃになった長い髪の毛を触り、くあっと欠伸をした。


「…んー、ねむいわなぁ…」

また布団の中に潜り込もうとすると思い切り襖を開けて部屋に男達が入り込んできた。


「「坊ちゃん!おはようございます!」」


顔に傷、刺青、サングラスなど見た目からしてイカつい、近寄り難い、怖すぎの3点セットを付けている男達が自分におはようの挨拶してくる。


「おはよぉ、朝御飯出来とる?」

「はい、坊ちゃん!今日はワカメと揚げと豆腐の味噌汁がありますよ!その他にも秋刀魚の塩焼き、おひたし等々ございます!」


そう大声でスキンヘッドのサングラスの男、野田のだはそう説明してくれた。俺の大好きな具の味噌汁が朝飯とは豪華だなぁ…眠気が覚めた。



「そかそか、じゃあ準備しよか。」




洗面所で髪を整える

後ろともみ上げは刈り上げており、前髪を後ろに持っていき、ヘアゴムで髪を縛る。

ピアスを着けて準備万端、朝食のちゃぶ台に向かう。

腕の炎と悪魔の顔のタトゥーを見て少しニヤける。

やっぱカッコええなと呟いた。



俺は高校生であり、ヤクザの組長の孫

笠倉 烏(かさくら くろう)という人間や。

東京住みなのだが何故か関西弁なのかは子供の頃、爺に大阪に連れてってもらい影響されたからこの口調になった。まぁ、エセ関西弁と思ってもらっても構わない、実際その通りやし。


俺は今まで全部我流で全て行ってきた。

赤ちゃんの頃から今まで人から教えて貰った事がない、全部自分で()()()()()()()()

えらく荒れてたし、組の力で禁止事項色々破っても文句は言われんかった。



小学生時代


「腕立て伏せって言ったんだけどなぁ…」

「こっちの方がカッコええし鍛えられるやん!」

他のクラスメイトは腕立て伏せをしているのに

俺だけ逆立ち腕立て伏せをしていたり…



中学時代


「お前の身体能力どうなってるんだ…」

「あぁ?片手だけで十分やろこの竹刀で顧問ボコボコにできるで?」


片手だけで師範をなぎ倒して学校中の話題になったり


「こっちの方が解けやすいんちゃう?」

「…なんだこりゃァ!!!?合ってるし!?」


数学のよく分からん公式を簡略化して先生を驚かせたり。



高校時代


「飽きたわ、次これやろ。」

「…お前どんだけ飽き性なんだよ…」

「このページの政府に関するデータとか全部記憶したから十分やろ。」

「スペック高すぎなんだよお前は!!!」



基本情報の吸収能力が高すぎても飽き性であるが

記憶の許容量が高すぎて孔明のようにスラスラ読んで後から全部一言一句外さず読めるようになったりと色々規格外のスペックを持っているんやってさ。


俺は知らんけどな、自覚ないし。


それをめちゃくちゃ褒めてくれたのは爺やった。

子供の頃からずっとしてくれた事を認めてくれた。

だからこんなにも成長出来たんやと思う。


「ワシの昔より遥かに凄いわい…」

これが褒める時の口癖である、そんな事はないと思ってるけどなぁ…今まで自由に生きてこれたのも爺の助力があってこそやもんなぁ…


組員達も優しくて、俺を慕ってくれてる。

昔は俺の事組長の孫だからチヤホヤされてるだけと思われてて印象は悪かったんやけどなぁ、小学生の頃から組の争いとかあったけど俺も銃持って応戦してたのがきっかけで凄い慕われた、何故やろ?


朝飯を食べ終わり、食器を洗って制服に着替える。

「そんじゃ、行ってくるわぁ。」


「「行ってらっしゃい坊ちゃん!」」


送り迎えてくれた組員に手を上げて応えた後

学校に向かった、そう向かった筈なんやけど…



校門をくぐり、自分のクラスである2年B組のドアを開け挨拶をしたらそこはよく分からん綺麗な庭で、奥にはショートボブヘアのグレーアッシュの髪色をした綺麗な女性がちょこんと立っていた。



「おはよぉみんなぁー……んぁ?」

『どもども!初めまして!イシュちゃんでーす!』

片手を思い切り上げて笑顔で自己紹介をしてくれたのは嬉しいんやけどちょっと理解が追いつかへんなぁ…


「…誰やねん君。」

『だっからぁー!イシュちゃんだよぉ!』

「声でっかいなぁ…ここ何処やねん。」

『輪廻世界って言うんだ!私はここの主みたいなもんだよー!』

「輪廻?…あぁ無限に生まれ変わる場所かいな。」


輪廻


命あるものが何度も転生し、人だけでなく動物なども含めた生類として生まれ変わること、生命が無限に転生を繰り返すさまを表す。

天国と地獄みたいな、その間みたいなもんかな?そこまで詳しくないけど俺。


「まてまてまて、なんで俺こんな所に来たん?ただドア開けただけやで?」


『それはねぇ…なんと!貴方は100万人に1人の異世界転移者に選ばれましたー!!!おめでとー!!!!パフパフ』


口でパフパブ言うてるの可愛いけどもや…

ツッコミどころ満載やでホンマに…


「んで、輪廻世界って事は俺は元の世界に戻れないって解釈でええんか?」

そう言うとイシュは笑顔で「そだね!」と答えた

その瞬間近付き、ズボンの腰に隠していた銃をイシュの頭に突き付けた。


「軽々しく言うアホおるか?ん?」

『…ふぇぇ…?』


何故銃を持っているかって?それは企業秘密や


「ドア開けたら帰れんって、ホンマに何してくれてん?」

『と、特典付けちゃうぞー?』

「要らん、現実に帰せ」

『む、無理だよぉ…もう決まってるんだもん…だから転移か輪廻帰りで魂から始めるかしかないんだよぉ…』

「そか、じゃ弾く。」


そう言って引金に指を掛ける




『お待ちなさい!』




その時思いっきり引こうとした瞬間後ろから静止の声が聞こえた。


『…その銃を下ろしてもらえる?何故貴方がここに来たか説明を詳しくさせてちょうだい。』

「…しゃあないな…そう美人さんに言われたら断れんわな…」


そう言うと銃口の狙いを外し懐に戻す。

少し顔を赤らめたこの女性、美人やな。

巨峰のような爆乳にスッとしたくびれ、サラサラと靡く金髪ロングヘアー、大き過ぎず小さ過ぎずの素晴らしいお尻、嫁に欲しいぐらいの美しさやわ。


イシュと名乗っていた女は頬を膨らませていた。



『…私の名はアストレア、本来の管理主です。…あと心の声私に丸聞こえなので少し控えめにしていただけると…とても嬉しいんですけども…』


もごもごとしているがその仕草も可愛いなと思いながら眺めていた。ふーん心の声が読めるんやなぁ…

ゴホンと大袈裟に咳をし、説明し始めた。


『貴方は100万人に1人の異世界転移の人として選ばれたのです。異種族が住む世界、アルテラと言います。もちろん人間もいますよ?他にエルフや獣人などそちらの世界には居ない種族が居るってだけです。』


「いやサラッと言うなや!エルフとかなんとか、ゲームでしか見た事ないで!?」


『質問は後で!…それでなんですけどこの世界の種族である人間、まぁヒューマンの人口が徐々に減っているんですよ。それで、地球から少しずつ補充してるって事です。その中の一人にあなたが選ばれた。』


選ばれたとかそんな事言われてもぱっとしなかった

寧ろ怒りが込み上げてくる、ふざけてんのか。

なんで俺が選ばれるねん…


「…んな人数合わせみたいな感覚で…」


『人選はしているのです、私達神々がこのアルテラで影響を与えてくれる人材を。』


「…理不尽やな、唐突でもあるし。」


なんかもうどうでも良くなってきたわ。

多分爺や家族は俺が死んで泣いとるやろうなぁ…

葬式も見れんし、唐突やし、泣けるわ。


『…本当にすみません、ですがこれも貴方の運命でもあるのです。…特典も付けますよ?次の世界で生きる為の。』


「…あっそ、興味無いわ。さっさと送れ。」


『…はい?』


アストレアはポカーンと口を開け目を点にさせた。


「さっさと送れ言うてるんや、はよせぇ。」

『いやでも、特典がないと不便で…』

「後で送ればええやろ、生活で困らん程度のモンくれればええわ、さっさとせんと殺すぞ。」


そう脅すと急いで準備に取り掛かる2人の女神。

『…ちょっと返答が予想外過ぎて大変ですね…』

『イシュちゃんもそう思う…この人変わってる』


そうボソボソ聞こえてきたので怒鳴り散らして準備を終わらすよう催促した。


「さっさとやらんかい!!!」


『『はい!!!!』』


2人が同時に返事をし、女神達がパネルを操作し始めると転送陣が俺の足元に浮かび上がり光り始めた。


『ホントに良いんですか?その…スキルとかステータスとか…色々弄れますけど?』


「結構や、十分身体は出来とるし、知識もその世界で得るわ。」


『…少し心配ですがいいでしょう…』

『ま、後でサービスみたいになんか送るからねー!』

「そら有難いわ、俺さっきそう要求したけどな」

『うぐ…痛いとこつくなぁ…』

「すぐ忘れる方が悪いやろ…」


そう言うとアストレアが笑顔をこちらに向けた。


『では、次の世界では自由に生きて下さいね。』


「そうさせてもらうわ、女神さんよ。」


その言葉を最後に目の前の世界が白く染まっていく。まるでカットのワンシーンのように切り替わる。



家の中だろうか?木材の壁で覆われている。

目の前にはエルフと思われる人達が俺を見て驚き騒ぎ出した。


「何故、人間なのだ!」

「召喚紙から人間が出てくるなどと!」

「今すぐ村長を呼んでくるんだ!」


何故初っ端からエルフの数人に囲まれた状態でスタートなのかね女神よ、答えを聞きたい。


「……災難やわァ……ふわぁ…」


そう言って、欠伸を漏らした。






―――輪廻世界の庭にて―――


転送先を見て困惑する2人の女神


『…なぜ召喚紙の上に転移して…』

そう言うと「あっ」と声を出したイシュ。

…何かやらかしたわね……


『あ、ごっめーん!イシュちゃん転移ポイント間違えちゃった!てへぺろ!』


イシュがふざけた謝り方をしているのを見て頭に手を置く。ホントにこの子は1つ抜けてるのよねぇ…


『……はぁっ…どうしましょ…イシュ、貴方はしばらく仕事倍にしとくわね…』

『がびーん!そんなぁ〜!!!』


イシュは宣告された瞬間凹んでいたが今はそれどころではなかった。


『……転移場所がなぜ召喚紙の上になったのでしょう?』


本来のポイントであれば草原、もしくは荒野なのだが…本来、召喚紙は精霊、悪魔などの種族のみ召喚出来る。そもそも人間を召喚出来ない筈…


()()()()()()()()()()()()()()





『…まさか…そんな事は…ないですよね?』






庭にあるディスプレイに映された、(くろう)と言う名の男の腕に描かれた悪魔のタトゥーが少し笑ったように見えた。











アストレア

輪廻世界の庭の女神であり管理主

イシュの上司のようなもの。


イシュ(イシュタル)

緊急で管理主を任されたけど未だに仕事内容があやふやでしか覚えていない女神。

仕事すると必ず何かが1個抜けている



1部省略している所もありますので後日転移前まとめを出したいと思っている所存です…


なぜ召喚紙の上なのかと言いますと転移して身体はまんまなんですけど…実はって感じですね…まぁ次回にご期待下され…へへへ


読んでいただいてありがとうございます!

感謝感激雨あられです!


良ければ評価していただければ幸いです!

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