82 魔法都市
履歴書……書いてました。
現在、迷宮都市の屋敷内に俺達はいました。
エルフの里から連れて来たフルちゃんが、マジちゃんの魔法で作った、コピーした偽物だと分かりました。
うーん。まぁ、いいか。
俺の近くに、それっぽいエルフ少女がいれば満足かな?
本物とか偽物とか、気にする必要性そんな無いしね?
エルフの里に残された本物のフルちゃんが、どんな目に合うかちょっと可哀そうだけどさ?
宝庫開錠の役割が出来る子が居なかったら、結局はフルちゃんが残される羽目になるわけだし。
残っても逃げ出す可能性は……あるかな……?
心配だったらエルフの里に行けばいいし、コピーされたフルちゃんは本物と繋がりがあって、意思疎通ができる訳だしさ?
やばかったら問題解決しに、エルフの里に行けばいいだけだから、いいかな?
本体もコピーの様子とか分かると思うし。
別に本物に危ない旅を、させる訳にはいかないからね!
「フルちゃん? 本体のフルちゃんが危なくなったら教えてね?」
「はい! 分かりました!」
俺はコピーのフルちゃんに、本体のフルちゃんが危なくなったら教えるように伝えます。
本体のフルちゃんから見たら、トラウマ植え付けた長老のルフちゃんが問題かな?
長老ルフちゃんに、釘でも差しておけば大丈夫かな?
「ルフちゃん? 本体の長老にあんまりフルちゃんを、いじめないよう伝えといて? 何かあったらコピーのフルちゃんから聞いて、長老、速攻潰しに行くから。後、フルちゃんが毎日、特殊魔法で宝庫明けに来なかったら教えて?」
「分かった。ワシ、やりすぎないよう本体に伝えておく」
白黒褐色メイド姿の長老ルフちゃんのコピーは、両腕を前に出すようにして、前屈みでモストマスキュラーを決めています。
うん、可愛い。
普通にしてれば可愛いんだけどね。
正体さえ知ってなければね。
ほんじゃちょっと魔法都市にでも行ってみようか?
「ちょっと、魔法都市にでも行ってくるよ?」
「行ってらっしゃいませ、ご主人様」
「行ッテラッシャイマセ、ゴ主人様」
「行ってらっしゃいませ~御主人様!」
俺はジョアちゃんと、ガゼリさんと、ルフちゃんにお出かけの挨拶をしました。
10歳位の茶髪少女で黒服ゴスロリメイド姿のジョアちゃんと、18歳位の女性で黒服メイド姿のガゼリさんが挨拶をします。
白黒褐色メイド姿のルフちゃんは、両腕を後ろに組みながら、片足を軽く上げて、サイドトライセップスを決めながら挨拶をしました。
ルフちゃん、そこは普通に挨拶すればいいと思うよ?
可愛いけどね?
よし。
「すーちゃん、俺達を魔法都市に転移して貰っていいかな?」
「分かりましたー!」
俺はすーちゃんに頼んで、魔法都市に転移してもらう事にしました。
俺達はすーちゃんの転移魔法で、魔法都市に着きました。
ここが魔法都市か~?
俺が周りを見てみると、魔法使いの帽子をかぶった人が割と多く見られます。
街の中で箒に乗りながら、空を飛んで移動してる人がいます。
上空にも魔法使いがちらほら飛んでます。
少し行った先に、大きい円形の様な建築物が見えます。
遠くに見える丘の位置に、大きい建物が見えます。
魔法都市にも、ギルドや宿屋があるみたいです。
宿屋には向かわないけどね?
まぁ行くとしたら、ギルドでクエスト見に行く位かなぁ?
身の入りがいいクエストとかあったら、どうするか悩みそうだなぁ?
大体、問題事しかなさそうだけどね。
それじゃ都市の中でも見て回ろうか?
面倒事には巻き込まれないように、目立たないよう行動しないとね!
俺達は、魔法都市を見て回ることにしてみました。
色んな魔法アイテムが売ってる商店街にきました。
「ボォオオオオオオオオオオン!!」
商店の中から爆発音が聞こえます。
うん、問題事かな?
「コル! またアンタかい! これで何回目だい!?」
「ごめんなさい! 婆様!」
なんか、店の中から声が聞こえますが無視して進みます。
「危ない! 避けて!!」
コルという少女の掛け声と共に、大きい火の玉がこちらに向かってきます。
火の玉が、俺達の後ろ10m位まで近づきます。
火魔法をマジディフェちゃんの魔法防御で、大きい火の玉は消滅します。
「……え? え?」
コルと呼ばれた少女をよそ目に、俺達は街の中を散策していきます。
何事も無かったように、俺達は歩いて行きます。
ふー、一瞬びっくりしたけどなんてことなかったよ。
何のフラグか、分かったもんじゃないね。
ここは華麗にスルーして乗り切るか。
「だ、大丈夫ですか!? 怪我とかありませんよね!?」
「え? なにかありました?」
「今……私の火魔法が……そちらに飛んで行ったと……思ったのですが……?」
「そうなんですか?」
「はい……私の放った火魔法が消滅してしまったので……」
「よく分かりませんが俺達、先に進みますね? それでは」
「……」
後ろから少女が追いかけてきますが、とぼける事にします。
さて、次の商店でも見てみるか。
「バシャアアアアアアアアン!!」
商店の中から爆発音がします。
今度は、商店の中から、水の塊がこちらに飛んできます。
なんだ? この都市は商店から魔法が吹っ飛んでくるのか?
物騒だな。
こちらに飛んでくる水魔法を、マジディフェちゃんの、魔法防御で消滅しさせます。
「ジル! またお主か!? 商店壊すの、何度目じゃ!?」
「ごめんなさい! じっちゃん! 外に水魔法が飛んでったから、見てくる! ……あれ? 外にボクの水魔法が、飛んだと思ったのに、何事も無い……」
ジルと呼ばれた少女は、外の被害が無いと確認したら、商店の中へ入って行きます。
危険な匂いしかしないな、この商店街は。
一般人に当たったら、危なすぎます。
よく死人が出てなかったと思うよ。
歩いて行こうか。
俺達は気にせずに歩いて行くと、変な音が聞こえます。
「ビュウウウウウウウウン!!」
今度は、商店の中から風のかまいたちが飛んできます。
こちらに飛んでくる風魔法のかまいたちを、マジディフェちゃんの防御魔法で消滅させます。
「ニル! 何度店を壊せば気が済むんだ!」
「お父ちゃん堪忍して~! 外に魔法溢れたから見てくる~! あれ~? なんともないよ~?」
ニルと呼ばれる少女の声と、その父親の声が店の中から、声が聞こえます。
この街危なすぎです。
なんでこんなに商店から魔法が吹っ飛んでくるんですか?
早く離れよう!
早く! 取り返しがつかなくなっても知らんぞ!
とりあえず、近い方の大きい建物に移動しよう!
俺達は、早歩きで円形の建物に向かって行きます。
ここらへんの商店街は危険すぎる!
「ドオオオオオオオオン!!」
そんな事を思っていたら地鳴りが聞こえます。
商店の前の地面が割れて、こちらに向けて地面が盛り上がり土の塊が飛んできます。
こちらに飛んでくる魔法の土塊を、マジディフェちゃんの魔法防御で消滅させます。
「ベルまたアンタかい!? 何度店を壊せば気が済むの!?」
「ごめんあさいお母さん! ちょっと外見てくる! あ~、また店の前、地面がボコボコになってるよ~」
ベルと呼ばれた少女は、商店から外に出てきて、商店前の地面がボコボコになってるのを確認して、地面に魔法をかけて整地しようとしています。
見て歩いてる事すら、ままならないぞ!?
この通り歩いてたら、まだなんか起きそうです。
これ以上キャラ増やしたくないぞ!
歩いてちゃだめだ!
飛ぼう!
「すーちゃん! 急いでそこの大きい建物に飛んで! ここ嫌! 早く!」
「了解です!」
俺はすーちゃんに頼んで近くにある、建築物に飛ぶように頼みます。
俺達は転移しました。
(見ちゃった……)
とある少女は、一連の光景を建物の影から見てしまいました。
俺達は、近くの建物に転移します。
建物の中でも、全体が見渡せる観客席の上段位置に、転移した様です。
なんか広い演習場みたいな場所です。
にしては、観客席が沢山あるな?
闘技場かな?
そう思っていると、剣士と魔法使いが建物の中心にある広場で、戦っています。
剣士と魔法使いの様子を見てみます。
魔法使いは、火魔法を剣士に向けて沢山投げつけますが、剣士は低い体勢で魔法使いに走り、飛んでくる火の玉を回避したり、剣で火の玉を切り裂きながら、魔法使いに向かって前進していきます。
剣士は魔法使いに剣で上段切り攻撃をしますが、魔法使いのシールドのような魔法で、剣を防御します。
魔法使いが同時に、無詠唱で剣士の横腹に魔力弾を放ちます。
剣士は横に吹き飛び、壁に激突して砂埃が発生します。
砂埃が晴れた先の剣士は、何故かピンピンしてます。
その交戦を見て観客は、立ち上がり歓声をあげます。
早すぎて全く分かりません。
「吹き飛んだはずの剣士が、無傷なのはなんで?」
「魔法使いの魔力弾は魔法剣士に当たる瞬間、魔法障壁を張って防御しました~」
俺は女神達に聞いて見ると、マジディフェちゃんが答えてくれました。
うむ、全く見えなかった。
レベル上がれば、分かる様になるのかな?
あの二人は強いって事は分かりました。
「あの二人どれくらい強いの?」
「あちらで戦っている魔法剣士と魔法使いハ、両方ともレベルは400でス」
俺は女神達に聞いて見ると、マジちゃんが答えてくれました。
へー、ずいぶんレベルあるんだね?
ちょっと前のフルちゃん位のレベルだから、Sランク冒険者位の強さかな?
よく見てみると魔法剣士と魔法使いは両方とも女の人です。
16歳位に見えます。
そんな事を思ってると空が薄暗くなります。
雲でも出たのかな?
そう思って空を見てみると。
巨大な円盤が上空に浮かんでいました。
投稿回数減ります。




