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76 エルフの里 秘宝

 秘宝ラッシュかな?

 俺達は宝庫の開錠確認が終り、フルちゃんの家に戻ろうとしました。


 筋肉ムキムキの長老は、オリバポーズを決めています。

 長老、あなたは宝庫の中ですよ?

 なんで? 秘宝なのに宝庫から出れるんです?


「ワシ久しぶりに、宝庫から出れたというのに……水臭いのぅ? 後、筋肉はいいぞ!?」


 長老はフロントリラックスを決めています。

 水臭いよりも男臭いし汗臭いです。

 ポージングが暑苦しいです。

 ところで面倒臭いってどんな匂いなんでしょね?


「フルちゃん! どうにかしてよ! フルちゃんの所の長老でしょ!?」


 俺はフルちゃんに頼みます。

 宝庫の中の秘宝が、外を出歩ける存在だと思いもしなかった。

 そんな固定概念、捨てなければいけないな……なんてったって異世界だからね!

 何でもありだよ。

 あんなこといいな、できたらいいなが、出来る世界だからね。

 チートあればの話だけどね。

 もう震えて眠る日々は散々だよ!


「長老! 勇者様が困っております! どうか、宝庫にお戻り下さい! そのような姿では、村の人達も何事かと心配されます!」

「どうしても、出ちゃ駄目?」

「はい!」

「1日でも……?」

「はい!」

「そうか……」

「すみません、これも全てエルフの里の為です!」

「フルや? もしお主がワシの立場じゃったらどうしている?」

「私なら、大人しく宝庫に戻ります!」

「そうか……では仕方ないな?」

「……はい?」

「……」


 フルちゃんは、長老と話をします。

 次の瞬間、フルちゃんの身体と長老の身体が光り始めました。

 眩い光を放ち、光が収まって行きます。

 何が起きたのかと周りを見てみました。


「ギャアーーーーーーーー!?」


「長老! 大丈夫ですか!?」


 長老の叫び声に、フルちゃんが心配します。

 ムキムキマッチョの長老は、その場に倒れて気絶します。

 何か引っかかるけど、長老が大人しくなったので宝庫にいれようか?


「フルちゃん。秘宝である長老を、宝庫に入れておいて?」


「分かりました! 勇者様!」


 フルちゃんは宝庫を開け、長老を宝庫に入れました。

 そしてフルちゃんは特殊魔法で閉めます。

 なんか案外あっさり長老、宝庫に収まったなぁ。

 んじゃ、フルちゃんの家に一度戻ろうか?


 俺達は、歩いてフルちゃんの家に戻ります。

 既にエルフの里では宴会の準備ができており、フルちゃんが戻ってきたことによって、大いに盛り上がります。

 両親に囲まれるフルちゃんは、とても幸せそうにしています。

 エルフの人達に質問攻めにあって、困ってるフルちゃんも可愛い。

 やっぱりエルフの料理って野菜がメインなんだね。

 美味いけどさ、やっぱり肉が食いたいよ。

 後でワニ肉でも焼いて食べようか!


「勇者御一行様! 本日は私達の里でゆっくりして行って下さい! これもすべて勇者様が、フルを支えてくれたおかげです!」


 フルちゃんの義父である、フラットが俺達に泊まる様に進めてきます。

 まぁ俺達、別にいつでも魔法で帰れるからね?

 そんなに、お世話になるわけにもならないから、戻るとするか。


「フルちゃん。俺達戻るけど、どうする? たまには両親、水入らずも悪くないんじゃない?」

「そうですね。久しぶりの故郷ですから、ゆっくりしたいですね」

「そっか、んじゃ俺ら一度迷宮都市に戻るから、明日またここに戻ってくるよ? それでいいかな?」

「はい! ありがとうございます! 勇者様!」

(私、エルフの里に残っててもいいですか? 久しぶりに、マナのある大地を飛んでみたいので)


 フルちゃんと話して、俺達女神達だけで迷宮都市に戻るようにします。

 なんか、引っかかるような気がするけど大丈夫かな?

 慣れない事すると、大体なんか問題が発生するんだよなぁ。

 女神達が居れば、なんだって解決できると思うよ?

 でも、そう思ってると足元救われるんだよね?

 それ位、分かってるって。


「すーちゃん、迷宮都市の屋敷に戻れる?」


「了解です!」


 すーちゃんに頼んで、俺と女神達は転移で迷宮都市に飛びました。



 すーちゃんの転移で、俺達は迷宮都市の屋敷に移動しました。

 折角だから、一度くらいは屋敷でお風呂入りたいな!

 そんな事を思いました。


「お帰りなさいませ、ご主人様」

「オ帰リナサイマセ、ゴ主人様」


 屋敷に入ろうとすると、ジョアちゃんとガゼリさんが、出迎えてくれます。

 改めて見ると黒ゴスロリメイドがとても可愛いです。黒メイドも似合ってます。

 ダンジョンから呼んだ価値はある気がします!

 ハンマープライス!

 さて、のんびりしようぜ?

 さっき食べた野菜だけじゃ、全然腹が膨れる感じがしないので、女神達に頼んでワニ鳥肉を焼いてもらおうかな?

 

「簡単! マジマジ3分クッキングゥー! こちらに下拵えが済ませてあル、ワニ鳥肉がありまス! そしテ、完成品がこちらでス!」


 なんかマジちゃんが、張り切ってます。

 マジちゃん? 3分経ってないよね?

 焼く工程フっ飛ばして、完成品出してたら料理の意味ないよ?

 30秒で支度しな! って、言われて支度できるレベルだね。

 屋敷の台所で女神7人が、ワッシャワッシャ、調理をし始めます。

 何やら女神達内で料理勝負を、始めた感じがします。


「マジちゃんが一番乗りでス! アキラ様食べて下さイ!」


「旨そうな焼き鳥だね! 頂きます! うわっ! 露店で出した、ワニ肉の焼き鳥よりも美味い! 色んなソースが加えられて食欲をそそります! よくできたね!」


 そう言って俺は、マジちゃんの頭を撫でます。とても幸せそうにしているマジちゃんを、他の女神達が目の当たりにして、女神達の目つきが変わり調理に力が込み始めます。 


「できました。アキラ様食べて下さい」


 ヴァルちゃんが、持ってきた料理はステーキです。

 純粋なワニ肉の味が、良く伝わって美味しかった! 御馳走様です! ヴァルちゃんが、そわそわしてますが頭を撫でて欲しかったのか、分からないけどさ? 俺の手、油でベットベトだぜ? 悪いじゃん? 俺が戸惑ってると、次の料理が運ばれてきます。


「アキラ様ー食べてー」


 すーちゃんが持って来た料理は、バナナステーキです……ちょっと違うかな? って思って食べてみると意外とバナナの風味がワニ肉と合って美味いです。焼きたてだからかな? 余計に肉が柔らかく感じました。ご馳走様でした! すーちゃんも、ソワソワしてるから、撫でて欲しいのかと思ったけど、やっぱり手がべとべとで気が引けました。


「「アキラ様~できました~」」


 ディフェちゃんとマジディフェちゃんが作ってくれたのは、ワニ肉のから揚げでした。油とか小麦粉とか屋敷に残ってたのを使って、作ったのかな? 頂きます! 何故か二人が両隣に座って、から揚げをハシで持ち、「あ~ん」させてきます。照れくさいけど、食べる事にします。噛むたびにジューシーな肉汁が、口の中一杯になります。「おいしいですか~」って、言ってくるので美味しいと答えます。「こっちも食べて下さい~」って、言われるので食べます。美味しいと答えます。「「もっと食べて下さい~」」と勧められますが、他の女神達の視線が痛いので、やめときます。何か二人とも、ご褒美がほしいのかモジモジしています。俺はご馳走様を伝えました。


「あらあら~アキラ様~食べて下さい~」


 ひーちゃんが作ってくれたのは、ワニ肉の竜田揚げでした。片栗粉なくて、よく作れたなぁって思ってると、ジャガイモに似たようなものが、エルフの里であったそうなので、マジちゃんにお願いして採ってもらったそうです。いつ採ったんだろう? まぁいいかと思って食べてみますが、衣のサクサク感がしてとても美味しいです。ひーちゃんはニコニコしてます。俺はひーちゃんに、ご馳走様を伝えました。


 あれ? ラッキーちゃん、まだ料理してるのかな? そんな事を思い台所に行ってみると、必死にワニ肉をグチャグチャにしてました。何を作ってるのかって聞いたら、ハンバーグだと言ってました。見た目8歳のラッキーちゃんには、まだ料理は早いかなと思い、手を洗った後、料理を手伝う事にしました。材料を混ぜて再度肉をコネて、成形させます。鉄板で焼いて「ジュウー」と、焦げ気目が付かないように焼き上げます。できたので食べようと思いましたが、ラッキーちゃんがこっちをじっと見てるので「よくできました」って言って頭を撫でました。とても嬉しそうにしてるので、こっちも嬉しくなります。ワニ肉のハンバーグはとても美味しかったです。ご馳走様!


((((((ラッキーちゃん、強キャラだわ))))))


 他の女神達はそう思っていました。

 てかさ? こんなに食べたら身動き取れないです。

 美味しかったけどね!

 できれば女神達も一緒に……ワニ肉食べて欲しかったなぁ。

 こんなにおいしいのにもったいないよ?

 うーん、女神達に聞いてみようかなぁ。


「思ったけどさ? 一緒に、ご飯食べれるようにできない?」


 俺は女神達に聞いて見ます。


「はい、私達は必要が無いだけで、食べられない訳ではありません。アキラ様がご希望でしたら、一緒に食べましょうか?」


「こんなに一生懸命作ってもらっても、俺だけ食べるとか悪い気がするからさ? 今度から、一緒に食べるように、お願いしてもいい?」


 俺は女神達にお願いします。


「「「「「「「分かりました! アキラ様!」」」」」」」


 女神達は快く引き受けてくれます。


 さて、お風呂入って寝ようかなぁ。

 

 ひと段落着いたので俺は、お風呂に入ることにしました。



 ちょっと寄り道します。

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