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65 迷宮都市 ダンジョン入口

 今起きた。

 俺達は女神達とエルフのフルちゃんと妖精マツカを連れて、迷宮都市のギルドの入口付近にいました。


 身体のあちこちに怪我をしてボロボロになっている冒険者が、ギルドに援軍を要請してました。


 高いレベルのモンスターですか?

 そうですか。

 関係ないよね?

 こんだけ、ギルドの中に人いるしさ?

 全く、俺の出番もなさそうだよね?


 俺が、そんな余裕ぶって思ってたりするとさ?

 凶悪なモンスターとか出て、この街の皆が死んじゃうパターンだよね?

 それでも、女神達のレベル1万だからって、余裕ぶって鼻くそほじってるとさ?

 レベル14兆のモンスターとか出るかもしれんよ?

 レベルは大体の強さを示してるだけだから、防御貫通とか魔法貫通するチートモブが、バグ防御無視攻撃してくる可能性は0じゃないからね?

 気にするに越したことはないけどね。

 それはそれでどんな敵なのか、見てみたいけどさ?

 用心して、困ることは無いからね?

 見に行くだけ、見に行こうか。

 俺達は迷宮都市ダンジョン入口に向かいます。


 ダンジョン入口がある内壁の中には、大量の凶悪そうなモンスターが数十体徘徊しています。


「あれって、どれ位のレベル?」


 俺は女神達に聞いてみます。


「はい、レベル150~300のモンスターが、25体程いますね~」


 ひーちゃんが説明してくれます。


 なるほど。

 取り合ず今回は、女神達に、倒させない様にしよう!

 女神達の強さが目立ちすぎると、俺にも危険が及ぶからね?

 ごく普通の、異世界生活を送れなくなるからね!

 

 行け! エルフのフルちゃん!

 レベル399で、元S級冒険者の力を見せる時が来たっ!

 見た目10歳だけど強いのかな?

 今まで一度も戦った所とかさ? 見た事無いから、どれ位強いのかわかんないんだけどね?


「私ですか? ですが、勇者様や賢者様である奥様方の力を、この街の群衆に知らしめる、いい機会なのでは?」


「うん、だけどね? この子らは、目立った行動を取ると、修行に差支えるから、余り派手な行動ができないんだよ?」


「修行を優先するなんて、流石です! 勇者様!」


「それじゃ、フルちゃん頼んだよ?」


 俺はダンジョン入口のモンスター退治を、改め、面倒事をフルちゃんに頼みました。

 そんな中、そのモンスターの中に飛び込んでいく人物がいます。


「ハアァッ!! 何故!? 最下層付近にいたモンスターが、ダンジョン入口に、這出ているのだっ!?」


 その言葉を言い放ったのは、カジノ運営してるクロ爺さんでした。

 めっちゃ切り口が早いです!

 シュパン! シュパン! モンスターを切り刻んでいきます。

 クロ爺さん冒険者って言うか、迷宮都市ダンジョン突破者とか、なんかだよね?

 そんな事思ってたら、内壁のモンスターをクロ爺さんが、全部敵倒します。

 あーあー、少しくらい残してくれても、いいじゃないですか?

 折角フルちゃん、やる気満々になってるのになぁ。


「あら? あのお爺さん。50年ほど前、国同士の戦争時に、傭兵でいた気がします。お爺さん若造だったので、気が付きませんでしたけど、その時の面影がありますね?」


 エルフのフルちゃん (310歳、見た目10歳)は呟きます。

 10歳の幼女に若造とか言われる爺さんに、同情する気持ちはないけどさ?

 てかさ、310年も生きてると辛くね?

 人族とかと一緒に生きたら、自分だけ年を取らなくて周りの人だけがどんどん年取っていく感じってさ?

 よく精神壊れないよね?

 エルフの精神って強いのかね?

 どうなんでしょ?


「終わったようだな! 怪我したものは早く戻って手当てを受けてくれ!」


 クロ爺さんが周りに伝えます。

 ここはクロ爺さんに任せて、街でも散策しようかな?

 ダンジョンの入口が一望できる、内壁の上に俺達は移動しようとします。


 ダンジョンの入口から『鋼色のスケルトン』の群れがぞろぞろと出てきます。

 

「なんだこの数は!? ダンジョンコア前の扉を、1体で守っていたモンスターが!? 何故、こんなに大量にいるのだ!?」


 クロ爺さんは叫びます。


「あの骸骨モンスター、クロ爺さんより強いのかな?」


「いいえ? クロさんがLv450に対して、あの骸骨兵士のレベルは一体一体がLv350です~。1体のレベルとしてはクロさんは問題ありませんが、軍勢になると戦力は数倍に上がります~」


 俺は女神達に聞くと、ひーちゃんが答えてくれます。

 20体位出てきてるな。

 これクロ爺さん無理じゃね?


「一体なら何度も倒した!」


 クロ爺は必殺技を出して一番手前にいた骸骨兵に攻撃を加えます。

 一撃で骸骨兵を1体、骨屑にします。


「クロ・グーイさんが行ったぞ! 俺達も続けぇ!!!」


 それを見た実力の有りそうな冒険者達は、クロ爺の加勢に加わります。

 しかしそれ以降、骸骨兵はクロ爺の必殺技を3匹でまとまって防御をし、クロ爺さんの必殺技を防ぎます。

 決定打が欠けるのか、次々と冒険者達は骸骨兵達に倒されてしまいます。

 これちょっと戦力的に、冒険者全滅フラグじゃね?


「勇者アキラ様! 行ってきます!」


「んじゃ、手に持ってる妖精マツカを預かっておくよ」


 フルちゃんの返事を聞き、俺がマツカ瓶を持つようにします。

 大丈夫かなぁ?

 大人冒険者達がぼこぼこにやられてる最中、エルフの幼女が前線に立ちます。

 フルちゃんが魔法の詠唱を始めました。


「エルフの長の系列が命ずる、我に力を与えよ。風の力よ塊になり弾けよ! エアバースト!」


 フルちゃんが魔法を詠唱して、骸骨兵に向けて魔法を放ちました。

 骸骨兵全体にダメージを与えますが、魔法の相性が悪いのか?

 決定打にかけます。

 フルちゃんの魔法で骸骨兵の動きが悪くなり、クロ爺が必殺技をくりだしますが、それでも3体に囲まれ防御されてしまいます。


「もうちょっと威力があれば倒せそうなのですが……」


 エルフのフルちゃんは呟きます。

 もうちょっとね?


「ねぇ? フルちゃんの魔法攻撃力上げれない?」


 俺は女神達に頼みました。


「了解でス!」


 マジちゃんが答えます!

 次の魔法を詠唱中のフルちゃんに、魔力増加の効果を掛けました。


(な、なんですかこれはっ!?)


 フルちゃんが魔法を詠唱中に、困惑の表情を浮かべます。

 詠唱中の風魔法は、先程の10倍の威力になり、詠唱が唱え終わったところで、骸骨兵に向けて風の魔法が放たれます。

 風の玉は、鋼色の骸骨兵に向けて、猛スピードで飛んでいきます。

 骸骨兵はボーリングのピンの様に、吹き飛びました。


 勢いが止まらない風の玉は、ダンジョン入口に接触し爆発します。

 ダンジョンの入口付近から出て来たモンスターも、見るも無残に蹴散らしてました。

 フルちゃんやるじゃん!


(先程もそうだが、このエルフが使う魔法は、昔、国同士の戦争時代に見た事がある。栄誉ある魔法使いが、使ってた魔法と同じもの!? しかし……この馬鹿げた威力は、一体なんなんだ!? あの時見た魔法の比じゃない!?)


 その光景を見ていたクロ爺さんは、フルちゃんの出した風魔法を見て、唖然としてました。


(どうやったら……? この様な、破壊力のある魔法になるのでしょう……?)


 風魔法を放ったフルちゃんも、口をあんぐり開けて唖然としてました。

 入口から出てこようとするモンスターは、炸裂光景を目の当たりにして、ダンジョン内に引っ込んでいきます。

 生き残った冒険者達は、エルフのフルちゃんに集まり始めます。


「すごい魔法です! あんな破壊力のある魔法、初めて見ました!」

「どこかの名のある、賢者様なのですか!? 大賢者様なのですか!?」

「貴女様がいれば! この迷宮都市も安泰だ!」


 冒険者達は、フルちゃんに群がります。


「こちらに居られる方は、元S級冒険者で、高レベルを誇る! 修行中のフル大賢者様であられる!」


 俺は冒険者の群衆に向け、フルちゃんを褒めたたえます。

 その言葉を聞き冒険者は、フルちゃんにコールを始めます。

 よし!

 これで俺と女神達は注目を浴びずに済みます。

 計画通り!

 あれ? フルちゃんさっきの戦いでレベル上がってね?


「フルちゃん、レベル上がってる?」


 女神達に聞いてみます。


「ただいまの戦闘でフルちゃんは、レベル400に上がっていますね」


 ひーちゃんが答えます。

 特殊魔法覚えれたかな?


 冒険者達にエロ同人誌の様に、もみくちゃにされそうなフルちゃんを片目に見つつ、俺は思いました。


 曜日感覚が無いです。

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