6 とりあえず街を目指そうよ
街が迷子です。
俺は、なんか暑苦しいと思って目を覚まします。
7人の女神達が、俺に被さる様な感じで眠っています。
やけに……いい夢見れた気がしたわけだ。
「「「「「「「アキラ様、おはようございます~!」」」」」」」
「おはよう」
女神達が俺に挨拶をした後、俺も女神達に挨拶を交わします。
朝飯を食べよう。俺は昨日の余りの果物を食べました。
女神達は「じっと~」見てきます。
女神だから、飯は別に、食べても食べなくてもどちらでもいいのかな?
俺の朝食は終わります。
「アキラ様、女神達に魔力の補充を……お願いします」
回復の女神のひーちゃんが、俺に伝えます。
昨日の今日で、俺が死ぬのは嫌だからね!
「ここは俺に任せろ!」
と、叫び俺は生きごみます。
が。
その後結局……頬にキスを7人分に、3時間も掛けます。
どんだけ俺……ヘタレなんだろうか?
俺は女神達の魔力補充が終わり、もの思いに老けた後冷静になります。
女神達を見て思った事を伝えます。
「よく考えてみたら……襲われた原因……絶対コレだよ……」
俺は呟きます。
「……服とかめっちゃ白いし! よく見ると……露出多いし! 目立ちすぎ! 頭の輪っかとか、すげーホタルックって思う位、目立ちすぎ! 白い羽とか……神々しすぎて、超目立ちます。隠す方法とかなんかないの!?」
俺は女神達に聞いてみます。
「魔法の女神、マジちゃんでス。そんな事もあろうかト! こんなものヲ、用意してありまス!」
ここは、俺にまかせろおおォ!
って感じのノリでずいずい前に出てくる、魔法の女神『マジ』ちゃんがいます。
「ててててン、見えなくな~ル~! これを振りかけるト、1日その対象が見えなるなるヨ?」
マジちゃんが、自信満々に告げます。
「へー、すごーいー! でもそれ、お高いんでしょう?」
俺はマジちゃんに聞きます。
「大丈夫でス! なんてったっテ、完全予約制だかラ、値段が一気に上がることも無いんだヨ! 高級素材(アキラ様の魔力)を使われてるかラ、雨風位じゃ効果は簡単には落ちないヨ! それに今ならもう一本つけテ! マジマジ(マジちゃんのマジックポイント)ポイント10%! 10%でお買い得ネ! 今ならミニ見えなくナ~るもつけテ、このお値段でス!」
マジちゃんは商品の説明をします。
「ワーォ! 最高ダね! これは、ゼひ購入しなイといけナいね!」
俺の思考は段々おかしくなっていきます。
「あの~? 羽や輪っかは~、アキラ様の命令で収納可能ですよ~?」
「ほぼ魔力使いませんし~、出し入れできます~」
おっぱいが大きい二人の女神、ディフェちゃんとマジディフェちゃんが俺に伝えます。
「――――――――!?」
それを聞いて、俺は正気に戻ります。
マジちゃんはその様子を見て、そそくさと商品を片付けを始めます。
((((このアマ! アキラ様の心に、付け込もうとしてやがる))))
(((油断できません。 でス! ー! ねぇ~!)))
(?)
白い目や殺意のあるような目で、女神達に見られるマジ女神ちゃん。
女神達の視線は、何か怖い物を感じました。
嫉妬心は、親心?