表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/214

63 迷宮都市 宿屋

 迷宮都市の宿屋です。

 空を見ると夕暮れ空が広がっています。


 カジノの前でドワーフのおっさんと娘を見送り、俺達一行は宿屋に向かいました。


 時間も遅いしギルドに寄らないで、宿屋へ歩みを進めます。


 なんか今日も色んな事があったなぁと、俺は思い返します。

 そんな事を思い返しながら歩いていると、ピンク色のネオンが広がる街通りにつきました。

 その頃には、空は暗くなり星空も見えます。


 いつも思うけど、宿屋の近くってピンク色のネオンを放つお店が、集中している場所にあるよなぁ?

 東京の新宿とか五反田とか眠らない街を想像させるけど、異世界にも眠らない街とかあるのかな?

 よい子は早く寝ましょう!

 ってか俺、よい子じゃないけどね!


 俺達は歩いていくと、他の都市でも見られた頑丈そうな建物の前に着きました。

 

 俺は目的の宿屋に到着すると、女性陣を連れて店の中に入って行きます。

 フロントの前には他の宿屋に見られた、宿屋の女将が座っています。

 観察してみるとやっぱり体格がよく、鋭い眼つきをしてこちらを見ています。


「いらっしゃいやせ……宿泊ですか? お泊りですか?」

 

 フロントに座っている、やけに体格のいい女性は俺達に聞いてきます。


「他の店舗では、この店をよく利用してしてました。奴隷都市の女将から、紹介状を貰っています」


 俺は宿屋の女将に、奴隷都市の女将から貰った紹介状を渡します。


「分かりやした……少々お待ちください…………」

 

 宿屋の女将は、奴隷都市から貰った紹介状を読んでる時、眼を鋭くさせて、俺と手紙を交互に見ています。

 

「お待たせしやした! 事情は分かりやした! 料金はいただきやせん! どうぞ、こちらになりやす……」


 女将が紹介状を読み終わり、俺達を部屋へ案内してくれました。

 案内の最中、ぞろぞろと女性陣を連れている俺を、女将は気を配っている感じがしました。

 女将は俺達に、宿泊か休憩するのかさえ確認してこかなったなぁ?

 まぁいっか!


「こちらでございやす……このダンジョンで採れる、特殊な、『入浴剤』も用意しておりやす! どうぞごゆっくり、お楽しみ下さい……」


 女将が俺達に説明しました。

 他の店同様に、10人位が寝られるベットが配置されています。

 部屋の隅に、アヒルっぽい鳥のオマルとか置かれているけどアンティークかな?

 へー、他の店にはなかったけど、この部屋ってお風呂も用意されてるんだね!

 ヒャッハー! 久しぶりの風呂が入れるぞ!

 今までの宿屋だと、シャワーが設置されているだけだったからなぁ?

 よ-し、そうと決まれば全は急げだ。


「フルちゃん、先にお風呂入っていいよ」


「私は後でいいので、奥様方を先にいれるようにしてください。私は、一番最後でいいので」


 エルフのフルちゃんは、遠慮して、先に女神達を入れるように伝えます。

 そういや女神達は、水浴びとかしてないような気がするなぁ?

 朝起きるといつも女神達は、清潔な状態なんだよなぁー。

 魔法で、汚れとか落としてるのかな?

 それだったら魔法で、俺の汚れも落としてくれていいのにね!

 え? 俺の心は真っ黒で穢れてるから、魔法ですら落ちません?

 そうですか。


「いやぁ、この子らは修行中だから入れないんだ。だから気にせずに、先にお風呂入ってくれていいよ。そうだね?」


「「「「「「「はーい」」」」」」」


「そうですか……それではお言葉に甘えて……先に入らせてもらいます……」


(どれほど、過酷な修行をしているのでしょうか……ご飯も食べずに……私には真似できません……)


 俺と女神達の返事により、エルフのフルちゃんは一番風呂に入る事にしました。


「お先に失礼します」


 フルちゃんが先にお風呂に入る為、俺に一声掛けて入りました。

 さて、俺はベットの上でゴロゴロして待ちますかね?

 俺は、ベットの上でゴロゴロ転がっていると、女神達が『何やらアキラ様が、新しい遊びをしてします!』と言った感じで、一緒にベットの上でゴロゴロし始めます。

 ゴロゴロし始めた女神達を見て……自分自身がやっていた馬鹿さ加減を理解した為、ゴロゴロ転がるのを止めました。

 女神達が「あら、もう終わりなんですか?」と、首を傾げます。


「すまん、俺が悪かった……」


「「「「「「「?」」」」」」」


 俺は女神達に謝りました。


「キャァ――――――――――!!」


 その時、エルフのフルちゃんの叫び声が、お風呂場から聞こえます。


「どうした!?」


 俺はフルちゃんの心配をして、風呂場に入って行きました。


「いやぁっ……! 物凄くっ! ヌルヌルしてますっ! んんっはっ……! んんっ!」


 そこには透明な水色をしたスライムが、エルフのフルちゃんの身体に、粘々とまとわりついていました。

 なんか本当にエロ同人誌みたいな状態になってる、エルフのフルちゃんを俺は両手で両目を隠します!

 今の光景を目に焼き付けてこのまま目を潰してしまおうか悩みましたが、痛いのは嫌なのでやめました!


「すみませんっ……ちょっと、声が、出てしまってっ……そこはっ……! あぁんッ……!」


「すまん、何とかして!」


 俺は、フルちゃんの声に聞き耳を立ててる時に、女神達に頼みます。


 もっと見たいと思いましたが、俺の活動限界です!

 両目をつぶって両目を手で隠している俺は、目に焼き付いたフルちゃんの姿を、高速回転で記憶に焼きまわしします!

 思考がオーバーヒートして、俺はその場に倒れてしまいます。

 効果は抜群だ!



 気づくと俺はベットの上で寝ていて、女神達とフルちゃんが心配そうに見ています。

 俺ちょっと気絶してたのかな?

 情けない、俺にはちょっと刺激が強かったようだ。


「すみません……このスライムは、私に害を与えない存在と分かっていたのですが、あまりの気持ちよさに、声が出てしまいました。心配させてすみませんでした……」


 フルちゃんが反省していました。

 ちょっと、女将に聞いてみようか?

 このお風呂、一体どうなってるんですか!?

 お客の苦情を聞きつけて、女将が部屋に入ってきます。


「すみやせん……このスライム風呂は、ダンジョンの掃除屋であるスライムを改良し、入浴剤として使用できやす。入浴剤の粉末を湯に入れることにより、一時的にスライムなりやす。このスライムは、皮膚の汚れや皮脂などを食べやすが、体には害が及ばない様になっておりやす。ヌメリ草も配合されておりやすので、潤い効果が乗り美肌になると、大変人気の高い商品になっておりやす。姉御のお()()という事を拝見いたしやしたので、スライムの入浴剤の中でも、特別な奴を選んだのですが……お気に召しませんでしたか……?」


 宿屋の女将が説明します。


「心遣い、ありがたいですが……せめて事前に、詳しい説明でもあればよかったですね」


 俺は女将に伝えました。

 大体さ、もし俺が一番風呂だったら「アァッーー!」みたいな、展開になってた可能性があるしさ?

 Lv1だし下手すると入浴スライムで、死んでた可能性あったわけだよね。

 怖いなー。

 スライム怖いなー?

 310歳だけど、見た目10歳の幼女がスライム風呂に襲われる光景怖いなー?

 スライムと戯れるエルフの少女とか怖いなー?

 まんじゅうこわい!


「そろそろ寝ようと思います。女将、お気遣いありがとう」


「それでわ……失礼いたしやす……」


 俺は女将に伝えるとと、女将は部屋から出て行きます。

 さて、明日はギルドに行ってダンジョンの情報を仕入れるから早く寝ようかな。

 俺は、そのままベットの上で眠りに落ちます。


 女神達はアキラ様が横になったのを確認して、今日もアキラ様の隣で添い寝する権利を、女神共有線にて話し合いをしてました。


(人族の技術力はすごい……ですね……)


 エルフのフルちゃんは、スライム風呂の余韻を思い出し頬を赤らめながら眠りにつきます。



 俺「!?」


 俺、この小説書き終わったら、就職活動するんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ