表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/214

61.8 迷宮都市

 すっごい、腹減ったよ。

 俺と女神7人とフルちゃんとマツカを連れて、迷宮都市に入ります。


 とても活気があります。


 迷宮都市のあちこちで、ダンジョン産出の装備やアイテムが売ってます。


 へー、ダンジョンって武器やアイテムも生み出してるのね?

 ダンジョンってどういう仕組みで、装備やアイテム生み出してるんだろう。

 お約束的にダンジョンコアとかマスターが、運営してるのかな?


 ダンジョンとか行ってみたいけど、俺まだLv1なんだよなぁ?

 女神達が瞬殺してるけど、俺に経験値入らないしなぁ。

 この異世界って、パーティー経験値の仕組みとか無いよね。

 レベル差が離れすぎてて、入らないってもあるのかなぁ?

 ダメージを与えて倒した本人しか、経験値が入らない仕組みにでもなってるのかな?

 女神達の強さを目の当たりしてると死ぬ事とか、想像できないんだけどね。

 レベル上げる必要も無いし、そのうち分かるからいいか。


 迷宮都市にもギルドがあるなぁ。

 ギルドでダンジョンの情報でも収集しようかね?


 ん? カジノがあるな!

 ギャンブルで身を亡ぼすのはよく分かってるけどね!

 ちょっとだけ! ちょっとだけだから! 見るだけだから! 打たへん! 打たへん!

 どんなのがあるか、気になります。

 ギルド寄った後に、覗こうかな?

 俺はそんな事を思っていました。


 カジノの入口から、身ぐるみを脱がされたおっさんが投げ出されます。


「金が無いのに、ギャンブルができると、思ってんじゃねぇ! 他のお客様に迷惑だ! 出てけぇ!」

「頼む! もう一勝負だけ! 何とか! お願いっ!」


 カジノの入口で店員と、パンツ一丁で投げ出されたドワーフのおっさんが話してます。

 うん。厄介事の匂いしかしないね。

 無視だ。


「そこのお前さん方!」


 俺は無視を決めていたのに、パンツ一丁の髭のドワーフのおっさんが話しかけてきます。


「すまない! 金を貸してくれないか!? 大事な商売道具も掛けて、無一文なんじゃ!? た、頼む!」


「自業自得ですよね? 初めてあった人にお金貸すほど俺は、お人好しじゃないんで。それじゃ!」


 俺は、髭のおっさんから離れようとします。


「お父さん! また、ギャンブルやっちゃったの!? 私が頑張って、働いて渡したお金……またギャンブルに使っちゃったの!?」


「すまん……今日は、勝てると思ったんだ……商売道具も、掛けてしまった……明日から……心を入れ直して、真面目に鍛冶の……仕事をしたいが……商売道具が、無い……」


「お父さん! 前回も同じこと言ってたよね! 私もう……お父さんの言うこと……信じられないわ!」


「すまん……すまん……全部、この店が……悪いんだ……!」


 ドワーフのおっさんと、娘さんが話し合っていました。


 娘さん泣かすとか最低です。

 ギャンブル依存症に未来は無いです。

 掛けてあげる言葉も見当たりません。

 ギャンブルだけに。

 ってか?

 そんなに、極悪なお店なの?

 無視を決めていたけど、後味が悪いなぁ。

 俺はドワーフのおっさんに向きます。


「おっさん? 金は貸さないけど、商売道具を回収すればいいん? 待ってて」


 俺はドワーフのおっさんに伝えた後、カジノの中に入って行きます。

 カジノの中はキラキラしていて、たくさんの遊技台が置かれています。

 ディラーが、カードゲームやルーレットを行っています。

 異世界での原理は分かりませんが、スロットのリールが回ってる遊技台もあります。


「いらっしゃいませ!」


 俺達は店員に挨拶されます。


「ここに来るの初めだけど、どんなものを置いてます?」


「はい、こちらは、カードゲームや、ルーレットや、スロット等を置いております。お金をコインに、変えてもらって、コインを掛けて遊技される仕組みです。コインの枚数によって、景品を交換できる仕組みになっております」


「お金をコインに替えると、どれ位のコインが貰えるの?」


「はい。銀貨1枚で、コインが1枚貰えます」


「コインの現金交換率って、どうなってるの?」


「はい。コインを現金にする場合は、コイン2枚で銀貨1枚ですね。その分景品は、他所では手に入らない品になっております」


「お金が無い場合は、カジノの隣に質屋がございますので……」


 店員に聞いた後に思いました。

 ビックリするほど、ボッタ店です。

 やればやるほど、損するやつです。

 10枚交換の店とか、聞いたこと無いです。

 その分、景品がいいって聞いたから見てみることにします。

 

 迷宮都市一等地、屋敷 50,000枚

 魔法の剣 20,000枚

 魔法の盾 10,000枚

 オリハルコン 10,000枚

 使い捨て転移魔法 5,000枚

     ・

     ・

     ・

 鍛冶屋セット 300枚


 一際目立つのが、迷宮都市の一等地にある屋敷とかあるなぁ。

 魔法剣とか、金属のオリハルコンとか、マジックアイテムが一杯あるね?

 これダンジョンの深階層にあるレアアイテムっぽいね?


 鍛冶屋セットって、おっさんのかな?

 直で買うってなると、金貨30枚もするの?

 お金払うだけ払って、手に入れるのもしゃくだなぁ。

 まぁ……来ちゃったのはしゃーない。


 店員に頼んで金貨10枚を渡して、100枚の【コイン】に替えて貰います。

 とりあえず、女神達にメダル10枚ずつ渡して遊んでもらいます。

 まぁ、やる前から結果は分かってるって言うのは悪い気がしますがね。


「ラッキーちゃんは、俺と一緒にやろうか……」


「はーい!」


 俺は運の女神ラッキーちゃんを膝の上にのせて『スロット』を始めます。

 1枚掛けでいいかな?

 コインを1枚入れてレバーを引っ張ると、スロットのリールが回転します。

 リール一直線に7の図柄が揃い、1000枚の払い出し表示がされます。

 ファンファーレが機体から聞こえ、コインが放出されます。


 スロットの上限は10枚かな?

 じゃぁ、次は10枚掛けしようか。


 コインを10枚入れてレバーを引っ張ると、スロットのリールが回転します。

 リール一直線に7の図柄が揃い、10000枚の払い出し表示されます。

 先程より大きいファンファーレがスロット台から鳴り、コインが大量に放出されます。


 スロット台からは、コイン払い出し中に大きいファンファーレが鳴り響いています。

 俺達の打つ台の周辺に人が集まり始めます。

 黒服の店員は人だかりを不審に思い、俺達のスロット台を警戒し始めます。


 もう一回10枚掛けしようかな?

 コインを10枚入れてレバーを引っ張ると、スロットのリールが回転します。

 リール一直線に7の数字が揃い、10000枚の払い出し表示がされます。

 先程と同じ大きいファンファーレがスロット台から鳴り、コインが大量に放出されます。


「いっぱいでるねー?」


 ラッキーちゃんは、大量に放出されてるコインを見て不思議がってます。


「そうだね。いっぱい出るねー」


 俺はラッキーちゃんに答えます。

 この台は、当たりたがってるのかな?

 回転数は45の倍数が当たりやすいのかな。

 分かりません。


「お客様失礼します。そちらの台は……現在、故障の可能性があります。遊技を中止してもらっても……よろしいでしょうか?」


 俺とラッキーちゃんは、黒服を着た店員に言われました。


「分かりました。では、問題の無い台へ誘導お願いします」


「こちらになります……」


 俺とラッキーちゃんは、黒服に誘導されます。



 やけにデカいスロット台の前に来ました。

 他の女神達は全員コインが無くなってたので、一緒に付いてきました。

 フルちゃんの姿は見えません。

 話を聞くと、10枚のコインを地道に増やしてるみたいです。

 カジノ内に居ると言う事なので、フルちゃんは放っておきます。


 このでかいスロットは、上限が1枚なんだ?

 あれ?

 コインが入らない。


「こちらの台はコイン100枚分の価値である、白金コイン1枚分で回すことができます……両替しますか?」


「んじゃ、頼みます」


 俺は黒服に頼んで20,000枚のコインを、【白金コイン】200枚にして受け取ります。


 早速、白金コインを1枚入れてレバーを叩くとリールが回り出します。

 リール一直線に7の数字が揃い、1,000枚の払い出し表示がされます。

 ファンファーレが巨大なスロット台から鳴ります。

 同時に機体からエラー音が発生して、警報が鳴り響きます。


「カジノ荒らしだ!! イカサマだ!! 回すたびに、7が揃うなんてありえねぇ!!」


 黒服達が叫んで、俺達を囲み始めます。


「問題の無い台をお勧めしたのは、そちら側ですよね?」


 俺は、黒服達に答えます。

 心当たりはあるんだけどさ?

 そんな事を思っていたら、カジノの奥の方から鋭い眼つきの『爺さん』が出てきます。

 『爺さん』をよく見てみると、黒服の上からでも分かる程の鍛え抜かれた肉体をしています。


「これはこれは、私の部下達が、失礼しました。貴方様の豪運に、皆、驚いていたのですね? 私はこのカジノを経営する『クロ・グーイ』と申します。『クロ』と、お呼びください。貴方の豪運、御見それしました。……事は、相談なのですけど。私と差しで、勝負を致しませんか? 受けて下されば先程のスロットでの勝ち分、白金コイン1,000枚は(金貨10,000枚)はそちらに渡します。どうされますか?」


 このカジノを経営する『クロ』と名乗る爺さんが、俺に問い掛けます。


「このスロット普通に当たったんだから、いちゃもんつける必要ない気がするけどなぁ。まぁ、こうなるって分かってたからいいんだけどさ?」


 俺はクロ爺の問いに答えます。


 ラッキーちゃんは俺の隣で、キャッキャしています。


 カジノを経営する『クロ』と名乗る爺さんに、俺と女神達は別室に案内されます。



 別室行きだぁ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ