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61 次行ってみよう

 作戦:ガンガン逃げようぜ!

 俺は、女神7人と、フルちゃんと、マツカを連れて、宿屋前に転移しました。

 宿屋は奴隷都市で一際目立つ、ピンク色のネオンが輝く通りにあります。

 昼間なのに女性の獣人奴隷達が、店前で客寄せしてます。


 ちょっと、やりすぎた!

 勇者様! 勇者様! って、自分がフラグばら撒いて招いた結果がこれだよ。

 ご覧のありさまだよっ!

 勇者の名前を引きずって、まともに商売できません。

 商売できなけりゃ、奴隷都市じゃ生活できないです。


 次は勇者とか偽名使わずに、目立たない様に普通に商売して暮らそう。

 うん、そうしよう。


 さて、そろそろこの街も潮時かな?

 潮干狩りとか行った時にさ「まだ大丈夫! まだ大丈夫!」って粘った結果が、タイミング失って潮に流されて死にそうになった記憶あるからなぁ。

 干潮時間になったら、さっさと切り上げるのがプロの鉄則だよね!


 この奴隷都市に未練は無い! って言ったら嘘になるけどさ? 

 可愛い女の子奴隷一杯作って、奴隷ハーレム作って見たかったよ。

 機会は一杯あるから、焦る事はないかな?


 次は、どの街に行ってみようかなぁ。

 ドルフォース王国にある宿屋の女将に、各地方の宿屋の案内紙もらったんだよなぁ。

 この【迷宮都市】ってのが気になります!

 えーと、場所はここから北西に行った位置にあるのね?

 距離は馬車で2週間位か。


 どれどれ?

 迷宮都市の中心にダンジョンがあって? ダンジョンの入口周辺で露店売ってるうちに、街が発展していったって感じかな?

 迷宮から宿屋が近いのが、売りって書いてあるな。

 異世界って言ったら、やっぱり迷宮とかダンジョンだよね!

 ダンジョンのお宝とか、どうなってるんだろ?

 看破されて、管理されてるのかなぁ?

 ダンジョンコアとかあったりするのかな?


 気になったら早速行動です!


「すーちゃん【迷宮都市】に転移って、できる?」


「できますー! 飛びましょうか?」


「あー? ちょっと待って、宿屋の女将に挨拶してくる」


 すーちゃんに転移の確認をしました。

 折角、無料で宿に泊めてくれたんだから、挨拶位しないと悪いよね?


「女将いますか?」


「おかえりなさいやせ……姉御の、お尻愛の御方……」


「俺達この街から、出ようと思います。この宿には世話になったから、挨拶にきました」


「ご丁寧に、ありがとうございやす! ……そうでやすか……もし、別の店舗に行くのでしたら、紹介状を渡しておきやす。……これは特別な方にしか、渡しておりやせん。……またのご利用、お待ちしておりやす……姉御の、お尻愛の御方……」


 俺は女将から招待状を受け取り、挨拶をして宿屋から出ます。


「よし、行こうか! すーちゃん頼むわ」


「了解ですー! 飛びますよー?」


 俺はすーちゃんに、転移を頼みました。

 俺達、女神7人とフルちゃんとマツカを連れて、転移で迷宮都市に飛びました。



 転移した先は【迷宮都市】と思われる都市を一望できる山の上に来ています。

 ◎の様に、迷宮ダンジョン入口周辺は内壁が囲み、街が外壁に囲まれています。


 なんで? 迷宮都市から少し離れた位置に、転移したんだろう?

 んじゃ、迷宮都市までのんびり歩いて行こうか。

 急ぐ旅じゃないからね。


「あっ!」


 飛んだ後に気付きました。

 奴隷都市に、露店セット置いてきちゃった。

 取りに行った所で、もみくちゃにされる感が半端ない気がします。

 まぁいいや。


 しばらく歩いていると外壁の門に着き、門兵が声を掛けて来ます。


「身分証の提示を、お願いします」


 門兵に身分証の確認を提示されるので、俺達はCランク冒険者カードを提示して、身分証明をします。

 

「そちらのエルフの方は、身分証をお持ちでありませんか?」


 エルフのフルちゃんに、門兵は身分証の提示を求めてきます。

 フルちゃんは、身分証を空間から出して門兵に提示します。


「Sランク冒険者の方でしたか! 失礼しました!」 


 門兵が慌てて、敬礼のポーズをします。

 Sランク冒険者とか、簡単になれるもんなの?

 フルちゃん、一体どんな生活してたの?

 ダメじゃん! Sランク冒険者が、奴隷にされるとかさ!

 今知ったよ。


「昔、冒険者登録をした事がありました。大規模な国同士の戦争があり、加勢して勝った国の、MVPとして勲章を頂いたのと同時に、Sランク冒険者の地位を頂きました。旅をするのに便利だったので、ありがたいですけどね? その後、里に帰って特殊魔法の修行に入りました。Sランク冒険者なんてお飾りです」


 フルちゃんが説明してくれます。

 だてに310歳も生きていないのね!

 見た目10歳位なのにすごいね!

 Sランク冒険者を飾りとか、言い放つフルちゃんマジぱねぇっす!


(尊敬する眼差しをされてますが、勇者様? そちらの7人の賢者様の方が、余程、化物じみた魔法等を使っているのに、気づいていないのでしょうか……?)


 フルちゃんは勇者様を見ながら思いました。


 さーて、迷宮都市に入って見ますか!


 フルちゃんS級冒険者だったんだね。

 すごいね!

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