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53 奴隷都市 屋台を出そう

 テンションが上がってきました。

 この異世界に来て、やっと6日目かな?


 朝になると目が覚めた女神達が、俺に被さる様に眠っています。

 マジちゃんとマジディフェちゃんが、クロスカウンターをするポーズで横になってました。

 ……いったい、何があったのかな?

 考えたら負けだと思ったので、見なかったことにします。

 俺が起きると、女神達も一斉に起き始めます。


「おはよう!」


 俺は女神達に挨拶をします。


「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」


(おはようございますー)


 女神達も妖精マツカも、元気そうです!


「……」


 エルフのフルちゃんが、目下にクマを乗せてお腹を抱えています。

 ってぬぉぅ!? すごいクマだね! フルちゃん大丈夫?

 

「…………お腹すいた…………」


 フルちゃんが、死にそうな声でか弱く言います。

 すまない!

 今気づきました。

 無理して嫁達に合わせて、断食とかしなくてもいいから!

 ルームサービスで、朝食肉抜き持ってきて貰うから!


「……ぅぅぅ」


 フルちゃんがうなります。

 女将に、俺とフルちゃんの朝食を持ってきてもらいます。

 フルちゃん、しっかりごはん食べるんだよ?

 俺とフルちゃんは、朝食を食べました。

 

「いつもの……『あれ』を……お願いします」


 俺は一瞬戸惑った後……女神達7人の頬にキスをしました。

 女神達は、満足そうな笑みをしていました。

 まだ、戸惑いがあるなぁ……。慣れない。

 それを見ていたフルちゃんが、覚悟を決めた顔をしています。

 

「私も! キスをお願いします!」


 フルちゃんが、俺に言います。

 女神達の表情が、険しくなります。

 フルちゃんは、縮こまります。


「いえ……何でもないです……」


 フルちゃんは、俯いてしまいました。

 そんなに険しい表情しないの!


「ひーちゃん、寝不足のフルちゃんに回復魔法掛けといて」


「わかりました~」


 ひーちゃんは、フルちゃんに回復魔法を掛けます。

 フルちゃんにあった、目下のクマは消えます。


「昨晩は……お楽しみで……行ってらっしゃいやせ……」


 宿屋の女将は挨拶を交わし、俺達は宿を出ます。

 それじゃ今日は、露店出そうと思うから行こうか?

 俺とフルと女神達は、街に向かいます。


 昨日あった、露店通りに向かいます。

 すぐに、露店が出せそうなスペースを見つけます。


「マジちゃん。露店セット出して?」


「了解でス!」


 俺はマジちゃんに、露店を出して貰うように頼みます。

 マジちゃん?

 なんかマジちゃんが、スカートの中をゴソゴソし始めます。

 顔を赤らめながら「おっきイ…」と言いながら、露店を出します。

 マジちゃん? 普通に出していいんだよ?


「いエ。こうした方が嬉しいかと思っテ?」


 マジちゃんが俺に伝えます。


「マジちゃん、それは勘違いだよ? 嬉しいか嬉しくないかって言ったらさ? 嬉しいけどさ。周りの人が、何事だって見てるよ? 視線が痛いよ。人がいる時は、目立たない様に出してね?」


「分かりましタ……」


 マジちゃんは反省したようにしょんぼりしてます。

 ディフェちゃんとマジディフェちゃんが、マジちゃんが怒られてる姿をみて、ざまぁみろって顔をしてます。

 ねぇ。女神がそんな顔しちゃダメでしょ?

 俺は、見なかったことにします。


 それじゃ一昨日捕った、猪肉を調理してみようか!

 昨日露店見回ってさ? どの店も何の材料を使ってるか、表示してなかったしね!

 

 肉の下ごしらえを、女神達に頼みました。

 肉を均等な大きさに切って、肉の仕込みをします。

 仕込み中に、調味料を作ろうとします。


「こんなこともあろうかト! 天使のマヨネーズやラ、カコメソース等ヲ、作ってありまス!」


 マジちゃんが、さっきの名誉挽回を狙って、俺に話しかけます。


「なんで前世界の、ソースが作れるの!?」


「それは企業秘密でス」


 マジちゃんは答えます。

 マジちゃん、企業だったの! 知らなかったよ?


「マジちゃん流石だね!」


 俺は、マジちゃんを褒めます。

 ディフェちゃんとマジディフェちゃんが「何なのあいつっ!?」って、口に出して悔しがってます。

 深く考えないようにしましょう。


「わ、私は何を手伝えばよろしいでしょうか?」


 フルちゃんが、俺のお手伝いがしたそうにいいます。

 本当に310歳なのかな? 言動がたどたどしい。


「フルちゃんは、妖精マツカが入ってる瓶を守っててくれるかい? 後、ラッキーちゃんを見ててくれるかい?」


「わ、分かりました」


 俺はフルちゃんに、妖精マツカと、ラッキーちゃんの面倒を頼みました。


 ラッキーちゃんとフルちゃん、どっちがお姉さんかな?

 ちょっと大きいフルちゃんが、お姉ちゃんでいいかな?

 フルちゃん、310歳らしいけど、見た目10歳位なんだよね。

 ラッキーちゃん、見た目8歳位だけどさ? 実際、女神の年齢ってどれ位だろう?

 女性に年齢聞くのは、失礼だよね!

 一万年と二千年、早いんだよ! とかいって逆切れされそうです。

 ラッキーちゃん、そんなキャラじゃないよね?

 ないよね?

 っていうかラッキーちゃんが、大きくなったら、どんな感じになるのかなぁ?

 マジちゃんにお願いしたら「30分間、大人になる薬でス!」とかいってきそうで怖いな。

 ラッキーちゃんが、めっちゃ美人で他の女神達が嫉妬しそうな気がして怖いです。

 血が、流れそうで怖いです。

 女神なのに、血とか怖いよ。

 せめて血とか流れない、肉体言語でいいよ!

 筋肉は世界を救う。

 マジカル☆ラッキー! はじまるよっ!

 ムキムキっ!

 そんなアニメが、出てきそうでなんか嫌です。

 いや? あったら見たいけどさ?


 年齢とか、体型とか、魔法少女とか、気にし始めたらきりがないから、止めようか!

 そんな事を考えてたら、仕込みも終わり肉が焼けたので売っていきます。


「らっしゃーいー。おいしいよー」


 俺は半分、やる気が無いような声で客寄せをします。

 そんな客寄せでも、強烈に胃袋を刺激する匂いにつらてクマー!

 お客さんがワラワラ露店に群がります。


「初めて嗅ぐ美味そうな匂いだな! 幾らだ!?」


「200gで1つ銅貨5枚です」


 俺はお客さんに価格を提示しました。

 銅貨5枚で、現代の価値にして、大体2000円くらいかな?

 ちょっと高めかな? って感じはしたけどね!


 客は悩む素振りを見せて、美味そうな匂いに我慢ができないようです。

 次々お客さんは焼肉を購入していきます。


「なんだこの肉は! 食ったことのない味だ!! なんていう美味さだ!」

「うますぎるぅ!!」

「この白いやつも! 肉と合って! 焼肉を! 口に運ぶ手が! 止まらない!!」

「ウマイゾォオオオオ!!」


 お客さん達は絶賛しています。

 一部のお客さんは、服が破れフンドシ一丁になっています。

 どういう原理だろう?

 食い終わったら、また列に並び直す人も出た位に繁盛しています。


 露店の前が人混みで溢れてる時に、小さな子供達も群がってきます。

 お金持ってなさそうだなぁ?

 余程お腹が減っているのか、匂いだけでも嗅ぎにきたようです。

 商売の邪魔とは言わないけど、腹減ってるんじゃ仕方ないね?


「ヴァルちゃん。ちょっとこの焼肉を、あの子供達に渡してきてくれる?」


 俺はヴァルちゃんに頼みました。

 ヴァルちゃんは、焼肉をもって子供達に向かいます。


「あの方のお恵みだ。『勇者ササキ様』でおられる。勇者に感謝してから、召し上がりなさい」


 ヴァルちゃんが子供達に言います。

 ヴァルちゃん、まだそのネタ引きずるのね?


「流石、勇者様です……」


 なんかフルちゃん、完全に信じ込んじゃったよ?

 子供たちは、俺に頭を下げてお礼をいいます。

 すごい満面の笑みで、子供達は焼肉を食べてます。

 喜んで食べている姿は、俺も嬉しくなってきます。


 そんなこんなしているうちに、ほぼ肉がなくなります。

 使ったのは800Kg位かな?

 ここら周辺って、食材ってあるのかな?


 その前に、ドルフォース王国で獲った、30m級のドラゴン肉があるんだよなぁ。

 食材でドラゴンの精肉とか、50t位あるな。

 折角ドラゴン肉あるから、少しずつ売ってくのもありかなぁ?

 てか売る前に、自分らが食べたい部分あるしなぁ。

 ドラゴン肉焼いて、試しにここで味見でもしてみようか?

 そうと決まれば。


「マジちゃんドラゴン肉少し出せる?」


「了解でス!」


 マジちゃんが、ドラゴン肉塊1Kgを出してくれました。

 所々に、白い霜降りのスジがのってます。

 焼いただけでも、すごく美味しそうな気がします。

 それじゃ、仕込みから始めようか!


 俺は焼肉と同じ要領で、切って焼こうとします。

 しかし、あまりの柔らかさの為……手で触っただけで……肉が溶け始めます。

 なんだよ!? 特殊調理食材かよ!?

 これ俺、調理できんわ!

 ヴァルちゃん頼むわ!


「分かりました」


 ヴァルちゃんが答えます。

 ヴァルちゃんの剣捌きっていうか、包丁捌きにビックリします。

 包丁捌きが全く見えません。

 気づいたら、肉が一口サイズになります。


 これ刺身でも、食べれるんじゃない?

 それじゃ、食べてみます。

 いただきます!


 そう言って俺は、ドラゴン肉を食べようとします。



 ちょっと飯食ってきます。

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