49 奴隷都市 奴隷商人の憂鬱
勝負だー!(棒
奴隷都市にて奴隷商人親分のドンが、攻撃を仕掛けて来た!
ヴァルちゃん! 君に決めた!
「ここでお前達は消えて貰う! 死ねぇ!」
ドンちゃんは精鋭奴隷兵士3体を繰り出した!
行け! ヴァルちゃん! 電光石火切りだ!
「スバシャーーーーーーーーン!!」
ヴァルちゃんの攻撃が決まります。
精鋭奴隷兵3人は倒れた!
ちょっとやりすぎた。
なんか精鋭奴隷兵、死にかけてるね?
ひーちゃんちょっと動けない位まで、回復しといて?
消すとか言われちゃ、手加減できないよね。
どうしようもないね。
消しにくるドンちゃんが悪いけどさ。
精鋭奴隷兵達は、命令されてるだけだから、罪はないけどさ。
殺しにくるのは悪いけどね。
奴隷商の親分は手持ちの奴隷がいません。
ドンちゃんは、目の前が真っ暗になった!
俺のは奴隷じゃなくて女神だけどね。
気を失ったドンちゃんを、ひーちゃんに頼んで起こしてもらいます。
ヴァルちゃんが、奴隷商人ドンちゃんに剣を首に当ててます。
「ここで死ぬか? 『勇者ササキ様』に謝罪するか、選びなさい」
ヴァルちゃんが、さっきのお金持ちっぽい奴隷商人と、同じ事を言ってました。
「誠意が……見えぬな?」
ヴァルちゃんはもう一本剣を出して、奴隷商人ドンちゃんの首元に、剣をクロスさせて言います。
「申し訳ございません……どうか……これで許してください……」
奴隷商人ドンちゃんが、金貨5000枚出してきます。
金貨5000枚ゲットだぜ!
「後、ドンちゃん! この街で商売できる許可書下さい!」
俺は奴隷商人ドンちゃんに頼みます。
ドンちゃん! ビジネス下さい!
ドンちゃんって、この街仕切ってるんでしょ?
許可無しで売ったら、どうせ後でイチャモンつけてきたんでしょ?
それ位想像できます。
ドンちゃんは泣きながら快く、商売権利書を渡してきます。
「貴方達は……本当に、勇者様方なんですね……」
エルフのフルちゃんが呟きます。
あれ? これ俺ってさ『勇者ササキ』として、立ち回らないと行けないパターンなの?
俺達は奴隷商達をその場に残し、歩き始めます。
あーそういえば。
妖精さん、まだ気を失ったままだった。
瓶の中で動いていない妖精を見ます。
「ひーちゃん、回復魔法頼みます!」
俺はひーちゃんに頼みました。
「すみません。妖精や精霊は、回復魔法の対象外です~」
ひーちゃんが答えてきます。
ひーちゃん。回復魔法なら、何でもできるんじゃないの!?
「回復魔法は、生命の力を活性化させる魔法です。マナは大地に溢れる精霊の力で、成り立っています。魔力とマナは、別ベクトルの存在です~」
なるほど、俺は頷きました。
「妖精は、地力のマナを、回復元としております。ここ大地は、地力のマナが少なくなっています。それで、妖精は弱っているものだと思われます~」
ひーちゃんが説明してくれます。
とりあえず魔法は『なんでもは』できないんだね!?
初めて知ったよ!
「こんなこともあろうかト!」
魔法の女神のマジちゃん!? 何かあるのかな?
「魔力マナ変換魔法を、覚えていまス! 変換はできますガ、回復魔法までハ、使えませン! 回復魔法ハ、回復の女神であル、ひーちゃんの領分なのデ!」
マジちゃんが説明してくれました。
やっぱり『魔法』は、何でも出来そうな気がしました。
「それじゃ実践できそう?」
「分かりましタ!」
「やってみます~」
マジちゃんとひーちゃんが張り切ってます。
マジちゃんとひーちゃんが手を繋ぎました。
ムッハー!
何が始まるんですかね?
オラ、ワクワクしてきただ!
ひーちゃんが回復魔法のを行い、マジちゃんがその回復の魔力をマナに変えています。
マジちゃんが、回復魔法をマナに変換して、ひーちゃんが瓶に力を籠めます。
瓶がキラキラ光り始めます。
ガラス瓶って、原料って砂だからさ? 土属性になるのかな?
どうなんだろ?
(ここは……どこ?)
何故か頭の中に、直接言葉が流れきます。
瓶に詰められていた妖精は、意識を取り戻しました。
(私のマナが回復している……これはどういうことなの……?)
妖精の言葉が、俺の頭に響きます。
女神達も、声が聞こえてるようです。
(奴隷都市の大地は、マナが少ないようです。その瓶に、マナが放出する様、特殊な魔法を施しました)
女神達は念じて、妖精に話しかけています。
(あのままマナが無い状態が続いたら、私は消滅していました。ありがとうございます)
俺に妖精が感謝してきました。
どういたしまして。
(何故……私はここにいるのでしょう?)
妖精が語り掛けてきます。
覚えていないのかな?
(ここ、奴隷都市で、オークションがあったんだけど、そこで君を購入しました)
俺は頭に言葉を思い浮かべみます。
(それでは、貴方が、私の命の恩人である、マスターなのですね? マスターがよろしければ、私に名前を、付けてくれませんか? 妖精である私に名前はまだ、ありませんので……)
妖精は答えます。
思った事で言葉通じるんだ? 不思議だな。
そっか、名前ないんだ。
女神みたいな存在なのかな?
名前付ければいいのかな?
つけていいのかな?
いいのかなー?
俺は何となく妖精に、名前を付けることにします。
(そうだな……『マツカ』って、名前でいいかな?)
俺は妖精に名前を付けます。
(私の名前は『マツカ』、妖精マツカ……)
妖精マツカが呟くと、妖精の身体が発光し始めました。
あれ? 安易に名前なんて付けちゃって、よかったかなー?
かなー?
電子の妖精マツカですか?
分かりません。




