48 奴隷都市 オークション
強く生きましょう。
俺達は、奴隷都市の街を散策しています。
街で一番賑わっている場所に、到着しました。
看板には、でかでかと『オークション会場』と書かれていました。
俺は気になったので、オークション会場へ、7人の女神達と一緒に入ってみようと思いました。
「こちらは会員制になっております。新規の方は入場料で『金貨10枚』を戴きます」
オークション会場の受付嬢に止められます。
え? これ会員制なの?
別にいいじゃん?
一般入場は落札するしないにしても、入場料に金貨10枚必要なの?
はい、金貨10枚!
人数分?
後ろの女性も入れるかって?
はい、金貨80枚!
オークション受付員は快く、会場にいれてくれました。
中に入るとオークションが続けられていました。
「一番の目玉である、エルフの奴隷です!」
司会者は会場の人達に、次の商品を説明しています。
エルフは見た目10歳位で、金髪で耳が尖っています。
可愛いね!
「……700……800…900……950……970……1000! ……」
会場のあちこちから手をあげて、値段を釣り上げていきます。
へー、手を挙げればいいのかな?
「金貨1000枚! 金貨1000枚以上いませんか! いませんね?」
競売司会者が、会場内に聞き返します。
こうやるのかな?
よく分からないが?
俺はピースした手を挙げます。
「き、金貨2000枚でました!!」
司会者が驚き叫びます。
あれ俺入札しちゃった?
イェーイ!
ピースピース!
エルフ少女ゲットだぜ!
小学生は最高だぜ!
来いよっ! アグネズ!
「最後の商品で、生きた伝説とされる、妖精です!」
司会者が言うと、瓶の中に妖精が入っています。
ピクリとも動かない妖精をみて、司会者がガラス瓶を叩いてます。
(助けて下さい……)
どこからか声が聞こえたような気がします。
妖精は体長10cm位で、20センチcm位の透明なガラス瓶に入れられています。
妖精の競売が始まります。
「……200……250……300……320……350!」
妖精は元気が無いようで、低価格の入札がされます。
こうかな?
俺は五本指を広げ手を挙げます。
「き、金貨1750!? 金貨、1750枚が出ました!!」
司会者が驚き叫けびました。
あーこれ5倍の合図か?
まぁいいっか。
落札者はオークション裏側にて、取引が行われました。
「合計、金貨3750枚です」
オークションの清算係に、金貨の枚数を告げられます。
後ろにはゴロツキや、めっちゃ強そうな護衛が付き添っています。
俺はマジちゃんに金貨を出してもらいます。
ちょっとお金使いすぎちゃった。
反省。
商品であるエルフ娘と、瓶に詰められた妖精を受けた後、俺と女神7人達とエルフは歩き始めました。
俺達は歩きながら、瓶に詰められている妖精を見てみます。
気絶しているのか、ピクリともしません。
エルフ少女が喋り掛けてきます。
「私の名前は……『フル』と言います。あの……、私はこう見えても、310歳です。貴方が私の……ご主人様で、よろしいでしょうか……?」
エルフ少女から自己紹介がありました。
きたよ、ロリババア! 俺は歓喜しました。
「俺達は……」
俺達の紹介をする前に声が掛かります。
「おい! エルフを落札した競売荒らし! エルフの奴隷権利を渡しやがれ!」
金持ちっぽい奴隷商人が、俺達に突っかかってきます。
ナニコレ逆恨みですか?
知らんじゃん。
そんな事、知らんじゃん!
「あのエルフは、俺達が落札する予定だったんだよ! お前達、行けっ! 殺してでも奪い取る! 死ねぇ!」
奴隷商は、10人位の奴隷兵に命令して、俺達に襲い掛かってきます。
死ねだって!?
物騒ねぇ。
俺は女神達に頼んで、奴隷兵を無力化してもらいます。
奴隷兵達は倒れています。
金持ちっぽい奴隷商人を、無効化してもらいます。
「殺す覚悟のあるやつは、殺される覚悟があるやつだけだぜ?」
俺は奴隷商人に言います。
一度、言ってみたかったんだよねぇ? このセリフ。
ヴァルちゃんは奴隷商人の首に、剣をあてています。
ヴァルちゃんは、俺に指示を煽っています。
俺は、何も言わず頷きます。
「ここで死ぬか? 『勇者ササキ様』に謝罪するか、選びなさい」
ヴァルちゃんが奴隷商人に冷たい目をしながらいいます。
ヴァルちゃん。まだ、さっきの設定引きずってるの?
賠償と謝罪を追及する二ダ!
「誠意が、見えぬな?」
ヴァルちゃんはもう一本剣を出して、奴隷商人の首元に剣をクロスさせて言い放ちます。
「申し訳ございません……どうか、これで許してください……」
奴隷商人が、金貨の袋を出してきました。
説明を受けると……金貨2000枚みたいです。
金貨2000枚ゲットだぜ!
奴隷商は部下を見捨てて逃げて行きました。
今までのやり取りで、エルフ少女は立ち尽くして見ています。
「勇者……様……?」
エルフのフルちゃんは呟きました。
やっとこれで落ち着くかな?
そんな事を思っていたら直ぐに、奴隷商のボス? みたいな人を、さっきの金持ちっぽい奴隷商が連れてきました。
「儂の奴隷幹部が、お世話になったようだな? 儂の名はドン、この奴隷都市を仕切っている」
ドンと名乗る奴隷商がいいます。
初めに俺を攫おうとした商人に、似ているな?
静かな方かな?
三連ドンのドンちゃんでいいかな?
「先程の部下の無礼、申し訳ない。謝罪で渡した、金貨は、そのまま貰って頂いて構わない。物は相談なんだが、そちらエルフ少女をこちらに売ってくれないか? 競売にて金貨2000枚で、落札されたのですね? それでは……金貨4000枚でどうでしょうか?」
ドンちゃんが言って来たので、俺は悩む。
倍返しかな?
倍率ドン!
こういうのって、なんか裏があるんだよね?
研究個体だったり。
エルフの財宝の有りか持ってたり。
実はエルフ長の娘だったり。
「だがしかし、断ります!」
俺はドンちゃんにとりあえずお断りを伝えます。
「なんだと? 悪い条件ではないはずだが?」
ドンちゃんは聞き返します。
聞きたくないけど確認しようかな?
「フルちゃん? もしかして、エルフ長の娘で、特殊な魔法とか使えたり、エルフの財宝のありかとか、知ってません?」
「はい、でも……よく分かりましたね……? 私はエルフの長の娘で、長の系列しか使えない魔法が使えます。特殊魔法は、エルフの宝庫を開ける鍵になります」
俺はフルちゃんに聞きましたが、考えを改めます。
うん。聞くんじゃなかった!
「我々が……独占していた情報を、しゃべらせて聞いただと!? どうやらお前達は、ここで消える必要があるな!」
ドンちゃんが俺達に告げます。
そうか……消すのか。
消すのはモザイクだけでいいよ!
エロティカセブン!
マジえもーん!! ドスケベDVDの、モザイクを消してよ!
しょうがないなァ……。海外えろさいトー!
それ魔法でもなんでもないよね!?
返して!
モザイク返してよ!
日本文化の、モザイク返してよ!!
消してぇーーーーーーーー!
リライトしてぇーーーーーーーー!
なんか、分かりやすい展開だなぁ。
そんな事を俺は思っていました。
ニァ、殺してでも奪い取る。




