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47 奴隷都市 アル視点

 視点が多い気がします。

 僕は、狼人族の『アル』だ。

 今年13歳になる。

 僕の村は狩人を主流として、生計を立てている。

 『ルナ』は12歳になる俺の妹だ。

 

 僕やルナは狼人族の中でも、優秀な魔法付与攻撃が使用できるんだ。

 先祖返りなのか、狼人族の中では優秀な才能を持っていた。


 ある日……魔王軍の四天王軍に襲われて、村は壊滅状態になった。

 

 僕やルナも、魔王軍に立ち向かったが、まったく歯が立たなかった。

 両親や狼族の仲間が、次々と殺されていく……。

 俺は恐怖のあまり、妹のルナを連れて村から逃げたした。


 逃げている最中、ルナは病気にかかったんだ。

 ルナを看病したが、全く病気が治る気配がない。

 食料が無くなった為、狩りをしようにも、ルナを一人きりにはできなかった。


 安全んな場所も確保できない。

 このままでは共倒れになると思い、一人で狩りにいった。 

 それがまずかった。

 食料を探し戻ると、ルナの近くには人族がいた。

 ルナは奴隷紋章で奴隷にされ、人質にされてしまった。


 ルナを奴隷にした人間を、殺そうとする。

 しかし主人が怪我をすると、奴隷になったルナも苦しむようになってるらしい。


 僕は、ルナを奴隷にした人間に交渉をした。

 ルナを殺したら、お前を殺す!

 ルナが病気で死んだら、その時も殺す!

 ルナが生きてる限り、俺は奴隷になろう!

 そう、人間と交渉した。


 僕とルナは、人間の住む都市に連れられていた。

 ここは奴隷で有名な、奴隷都市だった。

 隔離された牢屋の中で、俺はルナを看病した。

 人間がルナを医師に見せるが、原因不明の病だと診断された。

 

 奴隷になれば奴隷商人がルナの容態を治そうとするかもしれない、希望をもっていた。

 しかし奴隷商人はルナの病気が原因不明と分かったら、ルナを治すことをしなくなった。


 客は病気持ちのルナを見ると、嫌な顔をして帰って行った。

 他にも俺を購入するには、ルナを購入しないという条件を突きつけるが、諦めて帰って行った客もいた。

 ルナの容態は、日に日に悪くなっていった。

 

 あまりの苦しみに顔を歪ませるルナを……俺はこれ以上見ていられなかった。

 僕は怒りのあまり、魔力を膨張させて、奴隷紋章をぶち切った。

 ここに居てもルナは死んでしまう!

 僕はそう思った。


 僕はルナをおんぶして、奴隷商店から逃げ出します。

 しかし直ぐに、見えない何かに捕まってしまい、拘束されます。

 僕もルナもここまでか……と思った。


 そんな事を思っていたら、拘束させた人間が商人と交渉して僕達を買い取った。

 買い取った後、ルナに回復魔法をかけて治癒をしてくれます。

 ルナは意識を取り戻して、人間の男は何も言わずに金貨を払った。


「ありがとうっ! この恩は一生忘れない! お前の名前を、教えてくれ!」


 僕はルナ病気を治してくれた人間に、名前を聞きます。


「アル少年よ、よく聞け! 俺の名前は『勇者ササキ』だ! もう捕まるなよ? お前達行くぞ」


 勇者と名乗る人間が、僕に言います。

 一体この人はどれほど、僕達の事を知っているのだろう?


 勇者ササキと言った男を、僕は忘れないと心に誓いました。


 勇者といったな?

 あれは嘘だ。

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