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40 父を求めて三千里

 投稿時間とか、できたら上げるを繰り返してます。

 ドルフォース王国城下町、近くにある森の中です。


「聞くだけですからね! 助けるとは別物ですからね?」


 俺は竜族のナルさんに答えます。


「うむ……分かった……」


 ナルさんが頷くと俺達に悩みを打ち明け始めました。


「我の悩みは、今、竜族の里で問題が発生してるのじゃ。もっと美味い肉を食べたいという欲求『暴食』が、竜族内で、発生してしまったのじゃ。……竜族はグルメが多い分、竜が一度その味を知ってしまうと、次々竜族の仲間を殺し、肉を食べ続けるのじゃ。……竜族に『暴食が』発生し、最悪の場合『共食い』が蔓延してしまう可能性があるのじゃ。……探し物とは別に暴食を止めるには 竜の肉より美味いものを食べさせれば、暴食や共食いを防止する事じゃ! そこで! お主達に竜族の里に来てもらって、料理をふるまってほしいのじゃが……どうじゃ!?」


 竜族のナルさんは、俺達に悩みを打ち明けます。

 面倒くさいですね!


「すみません、面倒なので嫌です!」


 俺はナルさんに告げます。

 連日厄介事を解決してたら、身が持たないよ!

 まったくさ? なんで俺達が竜族の里に行って、問題解決しないといけないのさ?

 まぁ、俺なんもしないけどね?


「無償とは言わない……問題を解決してくれたら、竜王に頼んでそれなりの報酬を約束する!」


 ナルさんは交渉してきます。

 別に報酬とかいりません。

 ちゃんと悩みは聞いたからね?

 売る用の食材とって、街戻ろうか。


「ぬぅ……お主が納得してもらうまで、我は諦めぬからな!」


 これ助けるんじゃなかったかなぁ?

 まぁ、ストーカーされても害なければ今はいいかな。

 付きまとわれるとか、今までされた事なかったからね!


 ナルさんを放置して、森の中を散策します。

 そんな中、都合よくまた、巨大な猪がこちらに向かてきます。

 都合よすぎです。巨大猪を入手できたので、街に戻ろうとします。

 街だと食料不足気味になってるのにさ?

 こんなに猪いるんだったら、食料不足になる理由が分かりません。


 マジちゃんに頼んで、猪を回収してもらいます。

 まだナルさん、俺達の後ろ付いてきます。

 どこまで後をついてくるんだろう。

 面倒くさいなぁ。


「すーちゃん、転移魔法頼みます」


「了解ですー」


 俺は素早さの女神すーちゃんに、転移魔法を頼みます。

 俺と女神達は転移で街に戻ります。



 転移魔法で街に戻り、猪の解体依頼をしにギルドへ向かう途中で声を掛けられます。


「今日は、焼肉の店はやっておらぬのか?」


 フードを被った、体格のいいおっさんに声を掛けられます。

 誰だろう? 昨日のお客さんかな?


「今日は、食材の調達に出かけていました。明日から、新しく露店で出したいと思います」


「そうか……無理な話だと思うが……昨日作った肉の作り方などを、教えてくれぬか?」


 おっさんは俺に、焼肉のレシピ等教えてくれと頼みます。

 同業者の人かな?

 美味くて人気あったから、他の店で真似して出そうと思うのかな。

 まぁ、客独占してると風当り強くなる気がするし、別にいいかな。 

 客が減っても、収入減るもんじゃなさそうだしなぁ。


「別にいいですよ? 今取ってきた猪を、ギルドに解体依頼出してからならいいですけどね? そうですねー。ここじゃ人通りが多いですから、人気の無い所でやりましょうか?」


「それは有難い! 儂の名はデルと申す!」


「あー、俺の名前は大和アキラと言います。こっちの7人の女性は……俺の嫁です」


 デルと名乗るおっさんに俺達は自己紹介を済ませます。



 ギルドで猪の解体依頼をして頼んだ後、街の中でも人気の無い場所に来ます。


「マジちゃん。屋台セット出して」


「了解でス!」


 俺はマジちゃんに頼んで、屋台セットを出してもらいます。

 女神達は作業に取り掛かります。

 マジちゃんの収納魔法を見たデルのおっさんは、少し驚いた様です。

 だけど、何も言い返してきませんでした。

 別に売るやつじゃないからさ?

 さっき女神達に解体してもらった肉位、少し位使ってもいいよね?

 それじゃ調理始めますねー。

 下ごしらえを済ませた後、テキパキ一から手順を説明しながら肉料理を作っていきます。


 肉を柔らかくさせる方法として、発酵させた乳製品に肉をつけた後……ここをこうしてー最後に焼きます!

 デルは「ほうほう」とか「成程」と、頷きながら説明を聞いています。

 胃袋を刺激するいい匂いが、辺り一面漂い始めています。

 どこから嗅ぎつけたのか、街の人達は「なんだ? なんだ?」と、人だかりができます。

 

 上手に焼けましたー。

 焼いた後にあらかじめ作っておいた調味料「ソースやマヨネーズ」につけます。 

 それでは食べてみてください!


「兄さん! 俺にも食べさせて!」

「それお幾らなのでしょう?」


 街人が俺達に言ってくるので、売り物じゃないと説明します。


「うむ、それでは味見をさせて貰おう」


 デルが味見する時、どこからか声が聞こえました。

 

「お主ら見つけたぞ! 我が先ほど嗅いだ焼肉の匂いを追っかけてきたら、こんな所にいるとはな! 我の嗅覚も舐めたものでは無いじゃろ! ……!?」


 竜族のナルさんは俺達に言った後、驚いた表情をしています。


「父上! 何故、父上はこんな所に居られるのですか!?」


 ナルさんは、デルのおっさんを見て叫んでいます。

 父さん……?

 父さんなの……!?


 あれ。もしかしてデルは竜族の人なのかな?

 面倒くさくなりそうだなぁ。


 また、俺はそんな事を思いました。


偶然がいくつも重なり合って。

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