28 ラッセル・リルフォード ※第三王女視点
第三王女視点です。
『ドルフォース王国』は、独立した王国であります。
国王『ラッセル・ドルフォード』は、この国を治めています。
現在の主な収入源は、鉱山による金属の産出です。
私、ドルフォース王国の、第三王女である『ラッセル・リルフォード』は、三姉妹の中では、末っ子で、先月13歳になりました。
私の姉様は2人います。
一人は現在14歳になる、ドルフォース王国の第二王女で『ラッセル・リリフォード』と言います。
リリ姉様は天才だったの!
生まれた時から天才の名をほしいままにし、13歳の時には既にこの国で一番の魔法の使い手になっていました。
とても頭がよくドルフォース王国の、財務経理や運用のお手伝いもしてます。
一見栄えているこの国は以前、経済赤字等の問題を抱えていましたが『リリ』姉様の機転によって、赤字から黒字に変わってます。
流石リリ姉様! 完璧超人です!
私には、もう一人の姉様がいます。
第一王女で16歳になります。名前は『ラッセル・ルルフォード』と言います。
2年ほど前から、原因不明の病に陥り……寝たきり状態です。
医師に原因を調べて貰いましたが……分かりませんでした。
私は姉様の病を治す為に、病気に関する本を必死に読みました。
治すとしたらどんな病気にも効く、万能薬のエリクサーだと調べ上げました!
エリクサーの材料は調べ上がってるのですが『最上級薬草』は、この国では入手困難とされてます。
生息は確認されたことがありません。
……私は愕然としました。
しかしある日。この国のギルドにて、最上級薬草が入手されたという情報を得ました!
私は第二王女であるリリ姉様に相談したんですが、どうも何かを隠してるようで顔色が思わしくありませんでした。
相談した後ギルドに出向き最上級薬草の取引をしようとしても、ギルドはまったく取り合ってくれませんでした。
どうにもならない……では……いったいどこで入手したのかと、王族の力を振りかざししつこくギルド職員に聞きます。
すると、この街の近くにある、西の森で見つけたと言う情報を得ました!
灯台下暗し!
まさかこんなに近くに、最上級薬草が生息してるとは思いませんでした。
偽の情報かもしれませんが、今は信じて探しに行くしかありません。
街の近くの西の森へ行き、薬草を探しますが……見つかりません。
探してる最中、黒いローブを着た大人達が刃物を持ち、こちらに走ってきます。
私は必死に逃げました。
逃げる際中、木に躓き転びます。
後ろを振り返り、近寄ってくる黒いフードを被った大人達を見ます。
「――――!?」
私は目を疑いました。
(あの刃物は見た事があります。ドルフォース王国兵に支給される刃物です! ごめんなさい……ルル姉様……)
怖くて目を瞑りましたが、痛みがきません。
目を開けてみると、黒いフードを被った大人達は倒れています。
目の前には、7人の女性と1人の男性がいます。
「大丈夫ですか?」
男性から声が聞こえました。
「た、助けて頂き、ありがとうございます。私は、この国の第三王女、ラッセル・リルフォードと申します!」
命の恩人である御方を見て、私は答えます。
「俺の名前は『大和アキラ』って言います。てか? なんでこんな所に一人でいて、襲われてたの?」
大和アキラと名乗る男性に聞かれます。
「はい……実は私の姉、第一王女であるラッセル・ルルフォードは、重い病に掛かっています。この森に最上級薬草があると聞いて……探しに来ました。普通はギルドに依頼して入手するのですが、ギルドの方に、圧力が掛かっていて購入できないようになっています。なので直接取りに来たのですけど、薬草は見つかりませんでした……私が最上級薬草を手に入れると……快く思わない人が、刺客を送ったものだと思われます。大体、犯人は想像で分かるのですが……」
私は視線を落とし嘆きます。
「最上級薬草だったらさ? 俺がギルドに納品して、余りも残ってるけど?」
大和アキラ様は、私に答えました。
「なんという事でしょう!? お願いします!! 最上級薬草を分けて頂けませんか!? 私のできる範囲でお支払いします! どうか! お願いします!!」
最上級薬草を所持してる事に驚愕を覚え、私はアキラ様に土下座してお願いします。
「てかさ、刺客送られてる位だからさ? 最上級薬草持って、城に戻ったら、やっぱり殺されたりしない?」
私はアキラ様に言われました。
「――――――――!?」
その言葉を聞いて、私の表情は固まり言葉を失いました。
他の名前とかは進んでるうちに決めます。




