19 魔王の力
魔王が幼女と期待したかもしれないが、残念だったな。
魔王が玉座から立ち上がり、俺達の前に現れます。
「ここまで、これたことを褒めよう。褒美に一撃で塵にしてくれよう! ふはははは! くらえ! 魔王のみが使える消滅魔法をッ!」
魔王が言い放ちます。
な、なんていうことだー。(棒
ま、魔法が放たれるだとー。(棒
い、一体どんな魔法なんだー。(棒
魔王の頭上に体育館位の、でかい魔力の塊が浮かび上がります。
元気玉かな?
「これを食らって生きたものは……。居ないッ!!」(魔法攻撃力約12000)
魔王が叫ぶと同時に魔法が放たれます。
次の瞬間、俺達は魔法光の中に包み込まれます。
「……ふぅ、軍勢が瞬殺されたと報告が上がり、どれ程の力を所持しているのか分からぬから、全力で魔法を放ったというのに、魔法から逃げる素振りも見せぬ、とはな……」
魔王は呟きます。
光が収縮し晴れて来た時、無傷の大和アキラと女神達が現れます。
「ど、どういう事だっ……!? む、無傷だと……!? ば、馬鹿なっ……!!」
魔王が、困惑の表情を浮かべながら叫びます。
流石マジディフェちゃんの、魔法防御壁です。
ちょっとびっくりしたけど、なんてことはなかったみたいです。
次は、俺のターンでいいのかな?
「マジちゃん。さっき魔王が出した魔法とか使えるかな?」
俺は、魔法の女神マジちゃん聞いてみます。
「はイ! 簡単でス!」
マジちゃんは、先ほど魔王が使った、魔力の玉を生成していきます。
見る見る内にマジちゃんの上空に、体育館くらいの、魔法の玉が生成されてます。
魔法の玉は、まだまだ大きくなっていきます。
魔王城内の天井を突き抜けて、頭上に東京ドーム程の魔法の玉が生成されていきます。
まだまだいくヨ~?
マジちゃんの魔法攻撃(威力現在約200000)です。
「あ、ありえん……!? な、なんなんだ……!? あ、あの狂った魔力の塊は!?」
魔王城の上空でまだまだ大きくなる巨大な魔法の玉を見上げて、魔王は叫び身震いします。
(このままだとわし死んじゃう!)
魔王は涙目で考えを改めます。
「くっ……最後の手段を……使うか…………」
魔王は呟きます。
魔王は覚悟を決めたように、思いつめた顔をしています。
……すごい漢だ。




