17 魔王討伐計画?
修正するのに、半日掛かりました。
ギルドマスターに、ゴブリンマスター討伐を連絡しにギルドへ向かいます。
どうせこの現状を放置しててもさ?
後始末とかの連絡で後々、二度手間で訪れる羽目になるだろうしなぁ。
問題解決は早いほうがいいよね。
うん。
「おお! お前達無事だったか!」
俺達はギルドの近くに着くと、ギルドマスターが走ってきて話しかけます。
「お前達! 先ほど起こった事を、ありのままに話すぞ! 魔王軍の奇襲により防衛の初動に遅れた為、劣勢の状態で戦いは始まった! 戦ってる最中、この国はもう終わりかと思ったが、次々とモンスター共が、バタバタ倒れていった! 頭がどうにかなりそうだった! 催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあねぇ! もっと恐ろしいものの、片鱗を味わった! そんな感じだ!」
ギルドマスターは早口で興奮したように話します。
興奮するのはわかりますが、落ち着いて下さい。
ギルドマスターって、大変なお仕事ですね。
「狩りの帰りに街が襲撃を受けてたから、この子達と一緒に殲滅しておきました」
俺はギルドマスターにいいます。
まぁ、俺は歩いてただけなんだけどね。
ギルドマスターはゴブリンマスターの首を見せたら、嫌でも信じるしかなかった様です。
「それと、これから起こる問題解決の為に、魔王城の位置を把握して魔王討伐する事にしました」
俺はギルドマスターに述べます。
ギルドマスターの顔色が変わります。
何色だろ? 黄色かな?
「命がいくつあっても足りない……諦めたほうがいい!」
ギルドマスターから忠告を受けます。
まぁ、今回は俺が考えた分けじゃないんだけどね?
ギルドマスターに地図を広げてもらい、魔王城の位置を教えて貰います。
「だがいいのか? ここから歩いても、半年以上掛かる位置にあるぞ?」
ギルドマスターが神妙な顔持ちで聞きます。
「それ位の位置なら今直ぐにでも行けるよー?」
と、素早さの女神のすーちゃんがいいます。
そのまま、すーちゃんの転移魔法で俺達は魔王城に転移します。
「住所特定されちゃった! こないでください!」
スキル危険予知で危険を察知した魔王が震えて叫んでいます。
「むにゃむにゃ……ハッ、夢か……」
今からいきますよー?