13 クエストの報告
わりとご都合主義です。
こまけぇことは(AA
俺は女神達と、街に戻ってきます。
クエストの報告をしに、ギルドに歩いて向かいます。
薬草に紛れている最上級薬草を見て、ギルド受付嬢は引きつった笑顔をしてます。
ついでに、ゴブリンエンペラーが出たから、耳を提出し、討伐証明報告をしました。
あわてて受付嬢はギルドの奥へ引っ込んでいきました。
そうしたら、戦士と思わせる体格のいい男性が現れて、詳しい話をする為に呼ばれました。
別室いきだー!
黒服かな?
ギルドにある奥の部屋に、俺と女神達は受付嬢に案内されます。
そこにいたギルドマスター(Lv300)は、とても大柄でした。
幾千の修羅場を搔い潜ってきた、戦士っていうのかな?
猛者ってイメージが、しっくりします。
(ほう……こいつらが昨日受付嬢が言っていた、新しく冒険者登録したやつらか。報告書では……後ろにいる女達は、全員……レベル測定で500を叩き出してるらしい。確かにこの女達からは……隠そうとしていても、とんでもないオーラや覇気を感じる)
部屋に入って来た8人を、ギルドマスターが細い目で睨み、俺達を品定めします。
(特にこの男は、Lv1だが……ポテンシャル、潜在能力は、相当な器を持ち合わせている。他の奴だったら、見逃しているだろうな? ダイヤの原石より貴重だ。本当にレベル1だったら、どれだけ育て甲斐があるのだろうか?)
ギルドマスターは「ククク……」と呟いた後、ニヤリと笑うような表情を俺に向けます。
俺は……ものすごい悪寒を感じました。
余りこの人とは、関わり合いになりたくないかな?
大体こういうのって、面倒くさいのに巻き込まれる系だよね?
ギルマスに、最上級薬草の報告と、ゴブリンエンペラー討伐報告の再確認をします。
いるはずのないゴブリンエンペラーについて、詳しい詳細を聞かれます。
討伐確認部隊を編成し、直ちに森へ派遣するように伝えます。
最上級薬草の報酬と、特別討伐報奨金を約束して宿に戻ることにしました。
ギルマスはドSですね。