11 初めてのクエスト
冒険者ランクです。
E<D<C<B<A<S<SS
となってます。
でかいベットの上で、俺は目を覚ました。
昨日と同じような状態で、女神達に囲まれたまま起きようとします。
が、いい感じで、身動きが取れません!
きわどい位置に、何やアレがあります。
これは危険だ悟り、無我の境地を得る為に目を閉じ、深呼吸し心拍を収めていきます。
(素数を数えるんだ!)
俺は素数を数えます。
1.3.5.7.11……、考えている内に俺は二度寝します。
また気配や視線を、感じるようになったので薄目にして起きてみると、やはり心配するように女神達が覗き込んでいました。
まぁ……さっさと起きて、クエストでも受けに行こうか?
「本日の女神達に、魔力補充の方を、アキラ様……よろしくお願いします」
回復の女神のひーちゃんが伝えます。
よし! 今日も一日がんばるぞい!
俺は気合をいれます。
女神達に、勇気を振り絞って、ほっぺにキスをしようとします……無理だよ!
顔近いし、甘い匂いするし、ドキドキするんだけどなにこれ?
女神全員の魔力補充が終わるまで、やっぱり2時間位掛かりました。
自分のできる限界が、3日たっても、ほっぺにフレンチキッス、2時間とかへたれ。
でも、自分が自分を、褒めてやりたいと思いました。
まぁ、そんなこんなで昼前だけど、ギルドに向かうことにします。
宿屋のフロントで女将に鍵を返します。
「昨晩は……お楽しみのようで。またのお越しを、お待ちしておりやす」
お楽しみ? まぁ、夢はいい感じだったかな?
宿からギルドに向かう最中、俺は自問自答します。
お金あるのに何で、クエスト受けるの?
そりゃ、俺がサラリーマン時代、社畜だったからね。
身分証明とはいえ、冒険者に登録したら働かなくちゃダメです。
たとえそれが、ブラック企業だとしてもね。
体壊してさ? ドクターストップ掛かるまで、やり通すのさ!
社会保障が充実してる会社なら、会社都合で求職手当で、がっぽりいける寸法さ。
え? 異世界ではそんな保障ないって?
うん、そうだね。危険な職はやめようか。
ギルドに到着します。
実りのいいクエスト内容は全滅です。
あるのは常住募集してる、薬草採取位だなぁ?
まぁ俺自身Lv1だし、冒険者レベルEランクだしねぇ?
クエスト内容は、丁度いいと思いました。
死ぬような稼業は、基本的に避けないとね。
俺達は薬草採取クエストを受ける事にします。
いざ薬草採取へ! 初めてのクエストに向かいます。
俺は昨日の門兵に、ギルド証明を見せました。
街の外にある森へ、薬草の採取をしに行きます。
7人の女神達と一緒に。
眠いです。