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96 魔法都市 猫

 猫耳です。

 俺達は魔法都市のギルドマスターがいる部屋から出ます。

 さて? 魔法都市でももう少し見ようかね?


 俺の通信機に連絡が入ります。


「連絡します。迷宮都市の屋敷にて侵入者を捕えました」


 迷宮都市にいるダンジョンコアであるジョアちゃんから連絡がありました。

 いったい誰だろう?

 運の無いやつだなぁ。


「すーちゃん? 転移で迷宮都市の屋敷にいける?」


「了解ですー」


 俺達はすーちゃんの転移魔法で迷宮都市の屋敷に移動します。



 俺達は迷宮都市の屋敷に移動しました。


 屋敷の中に入って見ると、縄でぐるぐる巻きになった女の子がいます。

 なんだろう?

 見た事無い顔だなぁ。

 女の子をよく見てみると、くノ一のような恰好をした猫耳少女です。

 全身が黒く髪の毛、耳、尻尾も黒いです。

 チョーカーも黒です。何故か消えかけてる奴隷紋章をしています。

 なんだろう? 可愛いんだけどなんでくノ一なんだろう?


 観念してるのか、尻尾はへなへなになってます。

 なんで侵入したか聞いて見ます。


「なんでこの屋敷に侵入したの?」


「……」


「君の名前は何て言うの?」


「……」


「黙ってたらわかんないよ?」


 俺はくノ一猫耳少女に話しかけます。

 しばらく沈黙が続いた後、観念したのか喋り始めます。


「ミーの名前は『ミー』と言います……立派な屋敷に住んでる……一杯お金持ってると思った……」


「そっかミーちゃんって言うのね? 俺は大和アキラって言います。で、こっちの7人は俺の嫁で、エルフの少女はフルちゃん、メイド長のルフちゃんと、メイドのジョアちゃんと、ガゼリさんです。見えないけど妖精のマツカがいます」


「……」


「それでお金がなんで必要だったの?」


「食べ物がほしかった……」


「手持ちのお金は無かったの?」


「お金は無い……10日位前に迷宮都市にマスターと一緒に来た……マスターは最近起こったダンジョン活性化に……巻き込まれて帰ってこない……ミーのレベルは50で高くないから……待機してた……」


「マスターってどんな人?」


「30歳位の男性の冒険者で……ザル様って言います……ザル様はレベル180のBランク冒険者です……もうすぐ、Aランクになるって張り切ってました……マスターはミーを奴隷都市で……非戦闘用の偵察として購入しました。私は偵察などは向いていますが……戦闘には向いていません……」


「他にも仲間は居たの?」


「犬獣人のワンLv100と牛獣人のギューLv100がいました。活性後のダンジョンに三人で向かいました……」


「そっか。お腹減ってるならご飯食べてく?」


「ニャ!?」


「マジちゃんワニ肉の焼肉余ってたら出してあげて? 後、縄も解いてあげて?」


「了解でス」


「はい? 食べていいよ?」


「いいのか? ミーは逃げるかもしれないぞ?」


「別に逃げてもいいし、早く食べないと冷めちゃうよ?」


「いただきます!!」


 くノ一猫耳は肉を食べ始めます。

 余程お腹が減ってるのか、泣きながらガツガツ食べています。

 そんなに急いで食べなくても誰も取りはしないのにね?


「この子のマスターとかって生きてるの?」


 俺は女神達に聞きます。


「この子の魔力パターンを解析しましたー。おそらくアキラ様が迷宮都市に来て活性化が起きた直後に、ダンジョンに入られた冒険者だと思われますー。ダンジョン2層にて同じ魔力反応達は消えてますー」


 すーちゃんが答えます。


「それじゃジョアちゃん? ダンジョン活性化した時に吸収した人って元に戻せる?」


「無理じゃ、一度ダンジョンに吸収されたら元には戻せぬ」


 ジョアちゃんが答えます。

 うーん、ダンジョンコアが戻せないってなると蘇生は無理なのかなぁ?


「ひーちゃん? そのザルって人蘇生できる?」


「いえ、肉体の一部でも残ってれば蘇生は可能ですが、全くない状態では蘇生は不可です~」


 ひーちゃんが答えてくれます。


「そのザルって人、死んじゃってるけどさ? 奴隷紋章の効果ってどうなるの?」


「奴隷主が死んだ場合、奴隷紋章の効果は薄くなりますー。1週間程度で奴隷紋章は完全に消えますー」


 すーちゃんが答えくれます。


 そっか。1週間飲まず食わずで待機させられたのか。

 死にそうな目にあったのか……奴隷にしても主人が死ねば死ぬ事と同じなのね?

 異世界なんだよなぁ。

 冒険者家業は死と隣り合わせって事を、改めて考え直さられるよ。

 俺は異世界での死を考えていました。


「それじゃミーちゃん? 行くところなかったらさ? この屋敷で気が済むまでいてくれていいよ? あ、言ってからあれだけどさ? ルフちゃんどう思う?」


「うむ、ワシは悪くないと思うぞ? 一般的な冒険者家業を積んでいる、ミーちゃんの知識は新鮮で、教育の一環になると思うしの?」


 白黒褐色メイド姿のルフちゃんは、両腕を後ろに組んで、片足を軽く上げながら、サイドトライセップスを決めながら答えます。


「いいのですか?」


「うんいいよ? 流石に無料とはいかないから、屋敷のお手伝い的な事はしてもらうよ? 後、三食昼寝付きでどう?」


「よ……よろしくお願いします!! こんな美味しいご飯……食べた事なかったです!!」


 くノ一猫耳のミーちゃんは、感動させながらこちらに言います。


「俺達もご飯にしようか? ルフちゃん? ご飯用意できる?」


「問題ありません! 既に用意してあります!」


 ルフちゃんは無い胸を強調する様にラットスプレッドを決めています。

 仕事早いねルフちゃん!

 流石メイド長だ!


 それじゃ! そろそろ日が暮れそうだから、今日は迷宮都市の屋敷に泊まろうかな?

 飯じゃ! 飯じゃ! ジャーン! ジャーン!



 俺達は屋敷のリビングにきます。

 今日のご飯は何ですか?


「ワニ鳥の焼き鳥と、サラダと、ワニ肉のシチューになります~!」


 ルフちゃんは無い大殿筋を強調しながら、サイドチェストを決めています。


 ワニ肉ばっかりだね! もっと違う素材探して食べたいね!

 たまには魚とか秋刀魚食いたいよ!

 え? 川魚ならあるって? じゃぁ次それで!

 

 食べ終わった後ミーちゃんを見てみます。

 1週間位お風呂入ってないと流石に獣臭いなぁ。

 フルちゃんとかルフちゃんに頼んで一緒に入って貰おうかな?


「ルフちゃん? ミーちゃんお風呂に入れちゃって?」


「ワシ、分かった」


 ルフちゃんは、両手を前に組み、腕や、胸や、足の、筋肉を見せつけるようにモストマスキュラーを決めて言いました。

 俺はルフちゃんに頼んでミーちゃんをお風呂に入れさせるように頼みます。


「ミャー!! マスタァー!!」


 お風呂からミーちゃんの絶叫が聞こえます。

 きっと、お風呂に慣れてないからだろうと思いました。


 ミーちゃんは体の隅から隅までつやつやしていました。

 汚れていた毛並みはフサフサになって、柔らかそうな黒色になっています。

 先程と同じ黒猫耳少女だとは思えませんでした。

 ミーちゃんは何故かげっそりしていました。

 理由は分かりません。


 ミーちゃん達のお風呂が開いたので、俺はお風呂に入ることにします。

 女神達が乱入してきます。

 その頃には既に自分の身体は洗って、俺はお風呂に入ってる状態でした。

 何故か女神達7人も、バスタオル状態で入ってくるので余計に風呂が狭く感じます。

 髪の長い、ディフェちゃんや、マジディフェちゃんや、ヴァルちゃんは、髪をかき上げてお風呂に入っています。

 うなじが見えて新鮮さを感じます。


 お風呂から上がるとリビングにお布団が敷かれていますので女神達と一緒に寝ます。

 

 俺が寝始めて、何か女神達がドタバタしてうるさいので「もう少し静かに寝て!」って言ったら静かにしてくれました。

 聞き分けのいい女神達です。 


 明日は臨時職員依頼だから早めに寝ようか!


 俺は夢見に落ちていきます。



 少し迷走しました。

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