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9 ギルド登録のステータス確認

 何十回目の修正だろう。

 なんでステータスとか測定するんですかね?


「一人ずつ水晶に手をあて、魔力を込めてください」


 ギルド受付嬢が、俺達にお願いします。

 ギルド登録でステータスの確認をする為に、女神達は水晶に手をあて始めます。


「ピカッ! ドーーーーン!」


 戦女神である『ヴァル』ちゃんが、一人目の測定中に水晶が眩い光を放ちだし爆発します。

 水晶大爆発! ダイナマン!!

 ギルド受付嬢は、引きつった顔のまま固まっています。


「……おかしいですね? 故障ですかね? この水晶は、Lv500まで測定できる、高性能レベル測定器なんですけどね。すみません……新しいほうの測定器持ってくるので、少々お待ちください」


 受付嬢が不思議そうに伝えます。

 そりゃそうだよ。

 女神のLvは10000あるって聞いたし、壊れないほうが不思議だね!

 そうだね! プロティンだね!


「壊して測定できなくなったら、登録できないかもしれないからさ? 抑えてやってね」


 俺は女神達に頼みます。

 女神達は再度魔力測定を行います。

 今度も激しい光を放ちますが、水晶は壊れませんでした。


 水晶の測定Lvは500と表示されています。

 女神達が次々と、水晶測定Lv500をたたき出しています。

 女神達は、キャッキャ次々に測定を続けます。


(水晶のレベル測定装置が、故障の可能性は否定できませんが、Lv500の冒険者登録が、このギルドから排出されたと言う話が出れば、このギルドは、上位ギルドに食い込めるかもしれません)


 ギルド受付嬢が、真剣な顔つきをしています。

  

(しかし……高レベルを束ねているこの男性、一体何者でしょうか? そんなに……顔も悪くはありませんし、どこかの国の王族や貴族の可能性は否定できません。好感度でも上げて、お手付きでもしときましょうかね?)


 受付嬢は、色っぽい目線を俺に送ります。


 女性陣最後の測定中、回復の女神のひーちゃんが、水晶に手を触れて測定してる時に突然、水晶が「ピキィーン!」と、ひびが入ります。

 ひーちゃんの周りから何か変なオーラが、ギルド受付嬢に発せられています。


 覇気を受けた受付嬢は、アヘ顔ダブルピース状態で失禁します。

 ひーちゃんやりすぎだから……早く登録終わらして行きたいのに、余計に遅くなるじゃないか!

 テヘペロしてるひーちゃん。

 かわいいね、うん。


「アキラ様の尊大さが理解できない下種な小娘など、アキラ様の爪アカですら与えたくもありません」


 ひーちゃんが投げ捨てるように言い放ちます。

 すぐに受付嬢を、ひーちゃんに回復してもらいます。

 早く手続きを済ませろと、ひーちゃんがまた変な覇気を放出させてます。

 受付嬢が気絶してを、数回繰り返された気がします。


 なんか、段々この受付嬢がかわいそうになってきます。


 女神全員測定後、全員の測定Lv500でした。

 新しく用意された、水晶で測定した俺のレベルは『1』でした。

 なんか、ショックです。


 俺は何故か、女神達に慰められます。


 ちなみに、勇者はLv600

 魔王もLv600です。

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