プロローグ的な何か
初掲載です
誤字脱字、拙い文章力はごめなさい!
何卒宜しくお願い致します。
気がついたら定期的ではありますが、修正していきます。
敵の攻撃をけん制しつつ、俺の放った剣劇が相手の側頭部に決まる。悲鳴を上げることなくオオカミに似た魔物は絶命した。
「あらかた全部片付いたな」
魔物が全滅したのを確認し、他にもいないか周りを警戒しながら対象者に目を向ける。木陰に隠れていた人物が、恐る恐るこちらに近づいてきた。
「もう、大丈夫だぞ坊主!」
一声掛けて彼が無事なことを確認し、ようやく任務が完了したことに安堵する。
年の頃は、8歳くらいの少し薄汚れた格好をしている少年。周囲をキョロキョロしながら「オジちゃんありがとう」一言お礼を言われ、少し凹んだ。マジすか!俺、まだ26歳なんだけど!このくらいの子供だと、大人はみんなオジちゃんなんだろうけどな。などと考えながら助けた子供を連れて、森の中から村がある集落へ移動する。歩く最中、子供に怪我は無いかも調べる。アフターケアは大事だからね!
森で魔物に襲われていたのを助けたと、村の村長に説明する。子供の親御さんにしこたまお礼を言われ、お金を渡されそうになるが低調にお断り。いそいそと、村を後にした。最後まで助けた子供が、手を振っているのが印象的だった。
子供を魔物から助けて村へ連れて帰る。というのが
今回の俺のお仕事であり、善意で助けた訳ではない。
仕事を完了し、村から少し離れた森の中で待っている。
すると、[ピピピピー]という電子音とともに目の前の空間に、人が浮かび上がった(14インチのモニターサイズ)
「お疲れ様です夏目さん。こちらで危険回避の確認が取れましたので、今から帰還準備しますね」
可愛らしい女性の声だ。
了解の合図を送ると、体全体が光に包まれる。
その時にはすでにこの世界から彼の姿は消失していた。
次から1話です!
サラリーマンの奮闘に、乞うご期待!