約束恋
付き合うことになった小野君と日咲ちゃん。
今回は…デートの予感!?
「ふーん。んで、付き合ったわけ?」
興味深々に聞いてくる真里。
「う、うん。」
そう。あれは4月の最初の昼休み…
たまたまサッカーをしていた一年生の中にいた小野君を見つけました。
周りの子より少し…ってか、かなり小さい小野君が私にはなぜか輝いて見えました。
かわいくて人気者の小野君は私の心を鷲掴みしていったのです。
「で?」
「へっ?」
「んだから、デートの約束はしたのかって聞いてんの。」
「はぁ?デデデデ…デート…?」
「あんた、付き合ってデートの約束もしてないわけ?」
「だだだだって…」
ジーッ…
こ、怖い…真里ちゃん怖すぎる…
「わ、分かったよぉ…」
帰り道…
「あっ!琴乃さん!」
「お、小野君…」
「ごめんね。またせちゃったかな?」
「いやいやいやっ。ぜんぜーんだよ。」
「そ、それならよかった…」
「あ、あのね…小野君…」
真里ちゃん。無理だよ……
で、でも……
「琴乃さんッ、今度の日曜日あいてる?」
「へっ? 」
「い、いやならいいんだよ…その、もしよければ一緒に映画でも…」
「ぜんぜん嫌じゃないよ。嬉しい♪」
ドキッ…
何、ドキドキしてんだ…俺。
「」