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別れ道
必然か、偶然か。
出会ってしまったことで
それを考えても無駄だろう。
共に笑いあった仲間として
共に戦いあった好敵手として
共に泣き 共に苦しみ 共に感じ
共に歩んできた友。
それでもいつかどこかで
それぞれの道を歩むため
別れを迎える。
これまでの軌跡は
胸に深く刻んできた。
それはこれからもずっと忘れない。
――――別れは、また新たな出会いの始まりだ。
今は、涙を落としたって良いだろう
だけど、笑いながら
そして、互いの幸福を願いながら
「また会おう」と
軌跡を共に歩んだ友に
大きく腕を振って
自分の道を歩き出そう。