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ちょっとためになる話 ゆうきとたくみ

長崎の籐細工

作者: 太陽
掲載日:2026/08/28

 使い込むほどに愛着が増す。そんなモノと一緒に暮らしたいと思いませんか?


松江は、島根県の出雲地方に位置する市です。


江戸時代から受け継がれてきた籐細工の技があります。

ラタンとも呼ばれる籐を使って、籠を編んだり、土瓶の取っ手を作ったり。

その見事な技を見ることができる展覧会『長崎家の籐細工』が、松江歴史館で開催されています。


初代から現代まで、順を追って展示された籐細工は、工芸品としての美しさに息を飲むだけでなく、愛用していた人たちの暮らしぶりが目に浮かぶようです。


それは、移り変わる時代に合わせ、生業(なりわい)として形を変えながら続いてきたことを物語っています。


初代の長崎仲蔵(ながさき・なかぞう)は、松江藩の江戸屋敷で料理方を務めながら、籐細工を始めました。

二代目の福太郎(ふくたろう)は、籐で花の模様を作る「花結(はなむすび)」という編み方を考案し、長崎家に伝わる特別な技になったのです。


同じ編み方でも、作り手の個性が出るのは、手仕事の面白いところ。

今は、六代目の長崎誠(ながさき・まこと)さんが、「出雲かんべの里」の工房で、その技を次の世代に伝えています。


弟子となり、八代目を継いだ川口淳平(かわぐち・じゅんぺい)さんの籠は、海外からも注目されているとか。

松江藩の宝が、世界の宝になる日が来るかもしれませんね。


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