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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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イマジナリーフレンド

 私の娘のナオは、5歳のときに「ケンちゃん」というイマジナリーフレンドを作りました。


 ケンちゃんは、ナオと同じくらいの背丈で、とても静かな男の子だそうです。ナオは、遊ぶときもご飯を食べるときも、いつもケンの分のスペースを空けていました。


 夫は「子供らしい」と笑っていましたが、私は少しだけ不安でした。というのも、ケンちゃんは、ナオが絶対に知らないはずの情報を、時々口にするからです。


 ある日、ナオは食事中にこう言いました。


「ケンちゃんがね、パパの手袋が前のおうちに置きっぱなしになってるって言ってたよ」


 夫は箸を取り落としました。

 たしかに夫はまだ私達が結婚して間もない頃に住んでいた賃貸にもう使えないからと手袋を置いていきました。

 でも、ナオがそんなことを知っているはずがありません。そもそもこの子は今の家しか知らないはずです。


 夫に以前の家の話をしたのかと尋ねましたが、「そんな話はしていない。お前がしたんじゃないのか」と聞かれてしまいました。


 ナオに聞いても「ケンちゃんが教えてくれたの」としか言いません。


「あ、あとね……」


 ナオが思い出したように続けます。


「ケンちゃんが水の中は寒いから近づいちゃダメだって」


 私達は湖に行くことにしました。

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