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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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バルーンアート

 私の妹は、幼い頃から人並み外れたバルーンアートの才能を持っていました。彼女の作る動物やキャラクターは、本物そっくりで、息をのむほどでした。


 妹が作るバルーンアートは、一つだけ特別な点がありました。それは、絶対に空気が抜けないことです。通常、風船は数日でしぼんでしまいますが、妹の作品は数年経っても、初めて作ったときの張りつめた美しさを保っていました。


 どうやってそんな芸当を可能にしているのか。

 一度尋ねてみたところ、妹は「ちゃんと長持ちするもので作っているから。……でも、タローはもうダメかも」と言っていました。

 タローとは我が家で飼っているハムスターです。

 さすがにハムスターのような小さなサイズのバルーンはいくら妹が上手でもやがて駄目になってしまうのでしょう。


 実際、就職で実家を出ることが決まり、実家から持っていくことにしたタローのバルーンは引っ越して2週間後にはすっかりしぼんで駄目になってしまいました。

 それでも彼女が作ってから2年はゆうに経過していたのでやはり一般的なバルーンアートと比べて長持ちしていることには違いがありません。


 少し戸棚が寂しくなってしまいましたがそれでもまだ実家からもらってきたバルーンアートは4つもあります。

 私が寂しくないようにと妹が「父、母、私、妹、タロー」の5つのバルーンアートを持たせてくれていたからです。 


 ……おや、私のバルーンアートが少し萎んできていますね。

 今度実家に帰ったときにタローの分と合わせて私のバルーンアートも作り直してもらいましょう。

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